日蓮上人草庵阯碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
鎌倉市大町にある安国論寺の入口、石垣の上に建っています。
日蓮上人とは、鎌倉時代の仏教の僧であり日蓮宗の宗祖となった方です。鎌倉市内には日蓮に因んだ史跡がいくつかあり、説明のための石碑です。
日蓮上人草庵阯碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:にちれんしょうにんそうあんあとひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町4-4-19
- 建立:1939年(昭和14年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
日蓮上人草庵阯碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から京急バス「鎌30・31」系統に乗車、「長勝寺」バス停下車、徒歩約3分
- 鎌倉駅(東口)から徒歩約15分(約1.2km)
駐車場が無いため公共交通機関で向かうのがおすすめです。
日蓮上人草庵阯碑の写真と碑文と意味
建長五年(皇紀一九一三)日蓮上人
房州小湊ヨリ来リ
此地ニ小菴ヲ營ミ
始メテ法華經ノ首題ヲ唱ヘ
正嘉元年(皇紀一九一七)ヨリ文應元年(皇紀一九二〇)ニ及ビ巌窟内ニ籠リ
立正安國論一巻ヲ編述セシハ即チ此所ナリト云フ
管理人訳
建長5年(皇暦1913年・西暦1253年)、日蓮上人が房州(現・千葉県)の小湊から来ました。
ここに小さな住まいを構え、法華経の首題(経典・南無妙法蓮華経)を唱えはじめました。
そして正嘉元年(皇暦1917年・西暦1257年)から文応元年(皇暦1920年・西暦1260年)の間、洞窟に籠もって立正安国論一巻を書き上げたのが、この場所とのことです。
皇暦とは、初代天皇とされる神武天皇が即位したとされる西暦前660円を元年として数える紀年方です。現在の西暦に660年を足すと皇暦になります。2022年は皇暦2682年です。
安国論寺の山門につながる階段の右側に石碑は建っています。
日蓮上人草庵阯碑 付近の観光スポット
- 安国論寺
- 妙法寺
- 長勝寺
コメント