問注所舊蹟碑(問注所旧跡碑)は、大正時代に鎌倉町青年会によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
鎌倉市御成小学校前のT字路交差点の角に建っています。
問注所とは、今で言えば裁判所に近いもので、鎌倉時代に設置された訴訟事務を所轄する機関のことです。
問注所舊蹟碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:もんちゅうじょきゅせきひ・もんぢゅうしょきゅうせきひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町9-18
- 建立:1917年(大正6年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
問注所舊蹟碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から徒歩約5分(約350メートル)
- 江ノ電「和田塚駅」から徒歩約7分(約550メートル)
鎌倉駅から歩いていくのがおすすめです。
問注所舊蹟碑の写真と碑文と意味
元暦元年源頼朝幕府東西ノ廂ヲ以ツテ
訴訟裁断ノ所卜為ス
之ヲ問注所ト稱ス
其ノ諸人群集シ
時ニ喧噪ニ渉ルコトアルヲ厭ヒテ
正治元年頼家之ヲ邸外二遷ス
此ノ地即チ其ノ遺蹟ナリ
管理人訳
元暦元年(1184年)、源頼朝は(大蔵)幕府の東西の建物の軒先を裁判所としました。
これを問註所と言います。
その問注所にはいろいろな人が数多く集まり、時には人声や物音で騒がしくなることもありました。
源頼家はこれを嫌い、正治元年(1199年)に問注所を屋敷の外に移しました。この場所がその跡です。
大蔵幕府の場所は現在の清泉小学校の近く(鶴岡八幡宮の東側)にあったとされているので、直線距離で1.4kmほど離れた場所に移動したことになります。
現在は鎌倉市立御成小学校の旧講堂(国登録有形文化財)の近くに建っています。
問注所舊蹟碑 付近の観光スポット
- 裁許橋(鎌倉十橋)
- 御成通り
- 六地蔵
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