六角ノ井は、逗子市小坪に限りなく近い鎌倉市材木座にある古井戸です。
現在は井戸としては使われておらず、名所として残っている状態です。
鎌倉の観光名所とされた良質な水が湧いたり、伝説が残ったりしている井戸である「鎌倉十井」(かまくらじっせい)の1つとなっています。
六角ノ井 詳細とアクセス方法
- 読み方:ろっかくのい
- 文化財区分:-(鎌倉十井)
- 管理団体:-(個人宅敷地内)
- 住所:〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座6-23-9
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
六角ノ井へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅東口から京急バス「鎌40・鎌41」に乗車、「飯島」バス停下車。徒歩約5分
- 鎌倉駅(東口)から徒歩約30分(約2.4km)
- 江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩約26分(約2.1km)
- 江ノ電「和田塚駅」から徒歩約24分(約2km)
- 江ノ電「長谷駅」から徒歩約30分(約2.4km)
鎌倉の海を歩きたい!ということであれば江ノ電のいずれかの駅から歩くのもおすすめです。
なお国道134号線からは行けませんので注意して下さい。徒歩であれば国道134号線から向かうことも可能です。
六角ノ井の歴史・由緒
伝承では、伊豆大島に流された源為朝(頼朝の叔父)が、光明寺裏山の天照山めがけて放った矢がこの井戸に落ち、そのやじりが残った伝説から「矢の根の井」とも呼ばれたとされています。
やじりは今も竹筒に封じて井戸の中段にまつられているそうです。
伝承通りだとすると保元の乱(1156年)前後から、この井戸があったことになり、鎌倉幕府成立以前からあったことになります。
源為朝は、身長七尺(2m10cm)ほどもある大男で、目の隅が切れあがり容貌魁偉、また強弓の使い手で、前に出して弓を支える左腕が、後で弦を引く右腕よりも4寸(12cm)も長いという、弓を引くために生まれたような体つきをしていたとされています。
井戸側は石を八角に積み上げていますが、六角が鎌倉分、二角が小坪飯島分といわれています。
なおこの六角ノ井の少し先にある小坪飯島公園からは、晴れて空気が澄んだ日であれば、江ノ島と富士山を見渡すことが出来る絶景スポットがあります。
参考記事:和賀江島はどこから見るのが良い?
六角ノ井の車椅子・障害者対応
特に車椅子対応はしていませんが、一般道なので井戸(跡)の前までは車椅子でも行くことが可能です。
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