月影地蔵は、鎌倉市極楽寺に鎮座する地蔵堂です。
現在は、西ヶ谷という谷戸にありますが元々はもう少し南の月影ヶ谷という谷戸にあったとされています。
伝承が残る地蔵堂であり、鎌倉二十四地蔵尊霊場の21番にもなっていますが、ややわかりにくい場所にあります。
*月影地蔵ではなく、月影地蔵堂と言われることもあります。
月影地蔵 詳細とアクセス方法
- 読み方:つきかげじぞう
- 建立:不明(伝承通りだと1200年代)
- 管理団体:極楽寺
- 住所:〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3-1
- TEL:-
- 拝観可能時間:24時間
- 拝観料:なし(志納)
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
月影地蔵の場所とアクセス方法・行き方
- 江ノ電「極楽寺駅」から徒歩約8分(約500メートル)
非常に細い道にあるため、車で行くことはおすすめ出来ません。
月影地蔵の由緒・歴史
出典不明のネットの情報で「露童女の苔衣伝説」というものがあり、北条業時の時代にはすでにあったとされています(北条業時は1241年もしくは1242年生まれ・1287年没)。
このお地蔵さまは、もとは江ノ電「極楽寺駅」 の先の月影ヶ谷にあったのですが、江戸時代に ここに移されたそうです。本尊は極楽寺が造られる以前からあったといわれていますが、現在の地蔵は江戸時代のものです。小高い丘を背にして、スレートの屋根のお堂が道路に向かって建っています。軒に「月影地蔵」 と書かれた額が掲げられています。ふっくらとしたまっ白なお顔のお地蔵さまは木造でゆるやかな衣の線が彫りこめられていますが、その上に赤い衣や 頭巾などを着けています。千羽鶴も下がっていますが、みんな地元の有志が用意したものなのです。 年二回、お彼岸にはその方達が前庭に集まりおまつりします。そこには、 刻まれた文字が判読できないほど風化した石塔や、新しい個人の墓石などがならんでいます。
「子どもが丈夫に育ちますように。」 とお地蔵様にお祈りするのだと近所の人が言っています。 地域の人が大切にして守り継がれているお地蔵さまです。
かまくら子ども風土記 161ページより
元々は月影ヶ谷の谷戸、阿仏邸付近にあったとされています。
月影地蔵の文化財について
特に文化財としては登録されていません。
月影地蔵の備考
この地蔵尊の御朱印は、極楽寺でいただくことが出来ます。鎌倉二十四地蔵尊霊場 第21番の地蔵尊です。
月影地蔵の関連リンクや近隣の観光スポット
月影地蔵のフォトギャラリー
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