8月の前半、鎌倉市材木座にある九品寺へ参拝に行ってきました。
それほど広くは無い境内ですが、新田義貞が創建したと伝わるお寺で、鎌倉の歴史を訪ねる散策なら是非とも立ち寄って欲しいお寺です。
実際に参拝した様子を写真を添えて紹介します。
九品寺は海まで近いお寺
写真は九品寺から徒歩3分くらいで到着する材木座海岸
九品寺は材木座海岸から内陸側に250メートルほどの進んだところにあるためか、地元の方がサーフィン等に向かうことも多く、九品寺の前で写真を撮っていたら自転車に子どもを乗せたお母さんが水着姿で海に向かう光景を見ました。
さすがに水着姿の女性を勝手に写真を撮ることは出来ないので、撮影はしませんでしたが、水着で海岸に向かうという光景が日常に溶け込んでいると感じられました。
またバス停がほぼ目の前にあることもあって、非常にアクセスしやすいお寺です。
九品寺の境内の様子と見どころ
九品寺の前に立つと右側に仏像が置かれその奥に駐車場があるのがわかります。そして正面に山門があり、その奥に本堂が見えます。
仏像というよりはお地蔵様ですね。優しい顔で微笑みかけてくれています。
九品寺の山門
山門の前には2つの石碑が置かれていました。
左側の石碑は「弘法大師 相模二十一ヶ所霊場」の第九番を示す石碑です。右側は「鎌倉三十三観音霊場」の第十六番を示す石碑です。
ここで山門の扁額を見てください。
こちらの山門の「内裏山」の扁額も文字は創建した新田義貞の書いたものを写したものということです。本物は本堂に保管されているそうです。
この扁額と山門が九品寺の1番目の見どころです。
九品寺の石碑や石塔・仏像
山門を入ってすぐ左側に石塔と石仏が置かれています。
どういう理由で置かれているのか不明ですが左側の石塔には僧侶と思われる像がいくつか掘られています。
少し先に進むと右側に石碑があります。
「宗祖法然上人讃仰 浄土宗開宗八百年記念」と刻まれており、おそらくは承安5年(1175年)から800年経過した1975年に建てられた石碑と思われます。
これらの石塔・石仏・石碑が九品寺2つ目の見どころです。
九品寺の本堂
そして本堂の前へ
本堂に近づき上を見ると軒下に龍神の木彫像があります。
左右には2体ずつの唐獅子の木彫像が取り付けられていました。
扁額を眺めながら、参拝させてもらいました。
この「九品寺」の扁額も創建した新田義貞の書いたものを写したものということです。本物は本堂に保管されているそうです。
九品寺3つ目の見どころは本堂と扁額です。
霊嶽院
本堂の横には「霊嶽院」と扁額がついた建物がありました。霊嶽院は九品寺の院号です。
この扁額には特にいわれはありません。
ここで注目して欲しいのは屋根の鬼瓦です。
「新田一つ引き」と呼ばれる新田家・新田義貞の家紋が描かれています。
こういう武将の家紋が刻まれているとなんかワクワクしませんか?
九品寺4つ目の見どころはこの新田家の家紋の鬼瓦です。
なお御朱印はこの霊嶽院の左奥にある寺務所にていただきます。
九品寺4つ目の扁額
九品寺の境内を出て九品寺の塀沿いに歩いていくと、裏門があります。
普段は閉じられていますが、ここにも扁額がかかっています。
九品の後が読めませんが九品寺4つ目の扁額も合わせて見てください。
夏の九品寺へ行こう
九品は夏だから何か見どころがあるという訳ではありませんが、近くに海があることから、夏の鎌倉の日常風景を垣間見れる場所にあります。
九品寺の参拝を終えた後は、材木座海岸へ行って夏を満喫するのも良いのではないでしょうか?
以上、夏の九品寺への参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座5-13-14
- TEL:0467-22-3404
- 御朱印:あり
- 写経:確認中
- 参拝可能時間:24時間
- 寺務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:00~16:00
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