参拝不可の塔頭が多い建長寺の中で、常時参拝が出来る回春院、建長寺の塔頭の中ではかなり奥にあり、谷間にあることから雪が積もると最後まで雪が残ります。
建長寺の雪はかなり溶けてしまったけど、回春院なら雪景色が見られることもあります。
雪が積もった時の回春院の様子を写真を添えて紹介します。
雪の回春院へ
回春院へは、上記の半僧坊への入口となるこの場所の手前の道を東方向(狛犬に向かって、右方向)へ曲がって進みます。
少し進むと早速道に雪が残ったままでした。この辺りは日陰になっていて、雪がかなり残るようになっています。
しばらく歩くと回春院への階段と山門が見えてきました。
階段にも雪がまだ残っているので、滑らないように慎重に上がっていきました。
階段を上り終え、山門をくぐると、木々には雪は積もってないものの、まだまだ雪が残っていて雪景色を見ることが出来ました。
神秘的に見える凍った回春院の前の大覚池と雪景色
回春院の庫裡等の屋根にはもう雪は無いものの、回春院前の池である大覚池は氷が張っていました。
凍った池は青白くみえて、とても神秘的です。
池の周りの道で日陰になっているところには雪がまだまだ残っています。
実際に池の奥を見に行こうと進んでいくと10cmくらいの雪がまだ積もっていて、雪景色を堪能出来ました。
回春院の本堂の屋根はちょうど日光があたるので雪は既にありません。
しかし池の周りには雪が残り、青白く見える凍った大覚池はいつもと全く雰囲気が違い、神々しくも見えました。
この辺りは地獄谷と昔は言われていたそうで、刑場があったそうです。
この奥に進むと朱垂木やぐら等に出ます。
この大覚池には大きな亀がいたそうで、亀池と言われることもあります。
また北鎌倉から扇ヶ谷に抜ける亀ヶ谷坂は、亀が引き上れずに引き返したことから亀ヶ谷坂という名称になったと言われていますが、その亀がいた池がこの池だとも言われています。
雪の回春院へ行こう
雪が積もったから建長寺に行ったけど、雪が溶けていて雪景色がほぼ消えていたという時でも、回春院なら雪が残っていることが多々あります。
だから雪景色の建長寺に訪れた時は、回春院にもぜひ立ち寄ってください。
御朱印もいただける寺院です。
以上、冬・雪の回春院の様子でした。
- 住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内67
- TEL:0467-22-6117
- 御朱印:あり
- 写経:なし
- 参拝可能時間:8:30~16:30
- 寺務所受付時間:8:30~16:30
- 拝観時間:8:30~16:30
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