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六地蔵(鎌倉市由比ヶ浜)

鎌倉 六地蔵 鎌倉のお地蔵様

六地蔵は、由比ガ浜大通りの今小路が交差する角あたりの通称としての地名であり、実際に6体のお地蔵様が並んで鎮座しています。

鎌倉時代、この辺りに刑場があったと言われ、罪人の霊を弔うために六地蔵をおいたと言われていますが、いつ作られたものなのかは不明です。

六地蔵 詳細とアクセス方法

  • 読み方:ろくじぞう
  • 建立:不明(諸説あり)
  • 住所:〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-3
  • 見学可能時間:24時間
  • 見学料:無料
  • 定休日:なし
  • 駐車場:なし
  • トイレ:なし
  • 売店:なし
  • 車椅子対応:なし
  • 公式サイト:六地蔵 鎌倉市

六地蔵の場所とアクセス方法・行き方

  • 江ノ電「和田塚駅」から徒歩約3分(約220メートル)
  • 鎌倉駅から徒歩約9分(約650メートル)
  • 鎌倉駅から大仏前方面行きの江ノ電バス・京急バスに乗車、「六地蔵」で下車、そこから徒歩約2分(約150メートル)

最寄りは和田塚駅ですが、鎌倉駅からも十分徒歩圏です。

六地蔵の逸話・伝承や特徴

かまくら子ども風土記には下記のように書かれています。

この場所からやや北のあたりに、鎌倉時代の刑場があったといわれています。そこは永い間 荒地になっていて、飢渇畠と呼ばれていたそうです。この刑場跡に、罪人の霊を弔うため に地蔵をまつったのが六地蔵のはじまりで、 後に人通りの多い現在の場所に移されたというこ とです。 飢渇畠のことや六地蔵を整備したことを書いた史跡案内の石碑が立っています。

六地蔵についてはいろいろな説がありますが、 仏教では、すべての生物は天道 人間道 修羅 道・畜生道・餓鬼道 地獄道の6種の世界 (六道) に生まれ変わりを繰り返すと考えられ、人 間も恐ろしい地獄の世界や牛馬など動物の畜生の世界などに生まれ変わることがあるというのです。 六道それぞれの苦しみを6種の地蔵が救うという考えから6体の地蔵を並べてまつったのでこの名がつけられたといわれます。よく見 ると、6体の地蔵はそれぞれ手に持っているも のが違っています。

毎月4日には、この六地蔵にお参りをする人々がみられます。

このあたりは、「芭蕉の辻」ともいわれています。雪ノ下に住み、「吾妻屋」という旅館を 営んでいた江戸時代の俳人松尾百遊が、松尾芭蕉をしのんで、1786年(天明6年)に芭蕉の有 名な 「夏草やつはものどもが夢の跡」の句碑を建てたことから名付けられたようです。

かまくら子ども風土記 130ページより

いつ作られた地蔵なのかは不明で、諸説あります。

  • 明治時代になってから
  • 大正時代から昭和初期(関東大震災の後、供養のため再建)

六地蔵にある石碑

六地蔵の前には上記の石碑があり、恐らく下記のように刻まれています。

此地は飢渇畑と称し鎌倉時代刑場の蹟と傳へられ六躰の石造地蔵尊を祀られしに由り俗に六地蔵と曰ふ
天明年間に建てられたる芭蕉翁の句碑を存す大正七年鎌倉同人会石柵石垣を築き此を整理せしが同会複之を修理す頃者有志相謀り新に菩薩の六尊像を造り之を安置し以て舊観に復するを得たり依りて石を建て其の処以を勅す

大正時代には既にあって整理したと書かれているので、明治時代初期にお地蔵様自体は作られていたように思われます。

なお六地蔵の裏側には、六地蔵稲荷大明神という稲荷社があります。

六地蔵の特徴

鎌倉 六地蔵

2021年に撮影したため、赤いマスクをしていますが、通常はマスクをしていません。ただし赤い頭巾はずっとつけています。

またそれぞれ手に持っているもの、手の位置が異なるのも特徴的です。

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鎌倉 六地蔵

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