大船のランドマーク的な存在にもなっている大船観音、その大船観音がある大船観音寺へ、10月の後半に近くなってきた中頃に参拝へ行ってきました。
大船駅から大船観音寺へのアクセス方法も含めて、10月の大船観音寺の様子を写真を添えてお伝えします。
大船駅から大船観音寺への行き方
駅から近いように見える大船観音寺、近いことは近いのですが知らないで向かうと最初は少し迷うかもしれません。
まずは大船駅西口へ向かいますが、西口からの行き方を紹介します。
大船駅西口の2階から見た大船観音、橋の先の中央よりやや右側にローソンがあるのがわかるでしょうか？
このローソンの右側の細い道が大船観音寺への最短ルートとなっています。
もう少し順をおって説明します。
大船駅西口の一番奥の階段から降りて橋を渡ります。
橋を渡り終えると右前方にローソンがあります。
ローソンの先に「大船観音 入口」と書かれた案内があります。
ローソンの横の道へ入って進みます。
突き当たったら左を見てください。
左を見ると右前方に灯籠があり坂道が続いています。
これが大船観音寺の入口です。
この坂道が結構、大変です。
ここでは、車止めになっている赤いポールをよく見てください。
仏像が象られています。
大船観音寺の坂道
入口からは坂道が山門まで続きますが、この坂道が結構きついです。
10月の後半に近い中旬と言っても、大船駅から歩いてきて、この坂を上るとそれなりに汗はかきます。
息切れしながら、木々に囲まれた坂道を上っていくと…
急に開けて明るくなります。ここで左側を見ると
大船駅西口のバス停（バスプール）が眼下に見えます。
もう少し歩いていくと山門が見えてきます。
受付はなく、拝観料は良心に従って支払うようになっていました。
扁額には小さな文字で「大船」大きな文字で「観音寺」と描かれていました。
山門まで来たらお疲れ様でした、と言いたいところですが、山門を入ってからまだ階段があります。
大船観音寺の寺務所と本堂
山門をくぐると左前方に建物が見えます。大船観音寺の寺務所ですが、2階が本堂になっています。
大きな観音様があるお寺なので、本堂も立派なものだと思っていると「あれ？」と思うかもしれません。
参拝順路だと本堂には立ち寄らず、そのまま大船観音へ向かうようになっていました。
まあ、大船観音が御本尊で御本尊に先に参拝に向かうということなのでしょう。
なおご祈祷や御朱印をお願いする場合は先に寺務所に立ち寄った方が良いでしょう。
なお2階の本堂へは寺務所を出て建物の奥へ進みます。上記写真が本堂への入口となっていました。通常、本堂は拝観出来ません。
上半身のみの大船観音
参拝順路の案内に従って先に進みます。
東屋っぽい休憩所があります。
この辺りに慰霊碑や石碑がありますが、それよりも休憩所の左側を見ると…
階段の先に大船観音が見えます！
左上には鐘楼も見えます。
階段を上って大船観音へと近づいていきます。
本当に大きくて迫力があります。
そしてついに大船観音様とご対面！
大船観音は駅近くから見ると頭には見えませんし、きっと下は見えないだけで全身があると思っている方もいるのですが（僕がそうでした）、実際には胸から上だけです。
階段を上り終えたところの左側には授与所（売店）と手水があります。
常香炉も設置されています。
授与所では各種お守りがありました。
上半身のみの観音様といっても、かなり大きくて迫力があるのは間違いありません。
約25メートルの高さがあるそうです。
顔はふくよかで慈愛に満ちています。
頭には仏像が更にありました。
高台になっているので、大船の街を眼下に見られます。
大船駅の駅ビルがよく見えます。
大船観音の胎内は見学出来るようになっており、その案内がありました。たまに知らずにこのまま帰ってしまう人もいるそうです。
道にそって大船観音の胎内へと向かいます。
途中、縁結びの木と呼ばれるスポットがあります。良縁成就・夫婦円満にご利益があるそうです。
ただ昔はここにカップルで訪れると別れるという噂もあったと僕の奥さん（鎌倉生まれ・鎌倉育ち）が言っていましたが、どうなんでしょうね。
観音様を横目に胎内に入るべく先へと進みます。
観音様の背面から胎内には入ります。
大船観音の胎内
大船観音の中へ
大船観音の中は、小さな小部屋と白衣観音で構成されています。
小さな部屋の1つには沢山の木仏が置かれていました。
なんか「たーらこー」と合唱しそうで、少し怖かったです。
一番奥には、巨大白衣観音の木像が置かれていました。
上を見上げると梁というか骨組みというかむき出しになっています。
またパネルで製造過程を説明していました。
慈光堂と子育地蔵・厄除け地蔵
大船観音の授与所の裏辺りに下に降りていく階段があります。この階段を降りていくと慈光堂と呼ばれる御堂があります。
聖観音菩薩が祀られているそうです。
大船観音寺は本堂に参拝するというよりは、大船観音とこの慈光堂に参拝をするような感じになっていました。
更に下に降りていきます。
階段を降りきる少し手前にお地蔵様があります。子育地蔵です。
少し下にあるお地蔵様は厄除け地蔵です。
階段を降りると目の前に本堂（寺務所）があり、その奥には慰霊碑があります。
神奈川県の原爆死没者を合祀した慰霊碑とのことでした。
これで概ね大船観音寺を1周したことになります。
10月の大船観音寺
10月の大船観音寺は、まだグリーンシーズンとも言える状態でした。紅葉はまだ1ヶ月ほど後になります。
その分、それほど参拝者も多くなくゆっくりと落ち着ける境内でした。ただたまに幼稚園が散歩コースにしているようで、多くの園児たちに囲まれてにぎやかになる時もあります。
時期に関係なく、大船のランドマーク的な存在として1度は大船観音に訪れてみることをおすすめします。
遠くから眺めているだけではわからないことがいろいろとありますよ。
以上、10月の大船観音寺への参拝レポートでした。
- 住所：〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1-5-3
- TEL：0467-43-1561
- 御朱印：あり
- 写経：なし
- 参拝可能時間：9:00～16:00
- 寺務所受付時間：9:00～16:00
- 拝観時間：9:00～16:00
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