4月の中旬と5月の初旬、覚園寺の新緑と青もみじを見てきました。
また5月の初旬の時には、普段は非公開の開山塔・棟立ノ井の特別参拝をしてきました。
覚園寺の新緑・青もみじは圧倒的な美しさがありました。
ゴールデンウィークに覚園寺に行こうかな?という方に覚園寺の新緑・青もみじについて紹介します。
覚園寺の新緑・青もみじの見頃と様子
新緑と言えば5月から6月くらいを想像する方も多いと思いますが、覚園寺の新緑が一番美しいのは4月中旬くらいから5月上旬くらいです。
4月中旬に訪れた際に覚園寺の方(おそらく前住職)と話す機会があり、お話を聞いたところ、今からの季節(4月中旬から5月上旬)が一番新緑が美しいとおっしゃっていたので、間違いないでしょう。
覚園寺は紅葉の名所であり、青もみじ(紅葉する前のモミジ)が新緑のメインになりますが、本当に美しい生命力あふれる色の青もみじです。
山門をくぐる手前から、その美しい新緑である青もみじが目の前に広がります。
覚園寺は、鎌倉幕府2代執権北条義時が建立した大倉薬師堂が覚園寺の起源とされ、開基は北条貞時であり、寺紋が北条家と同じミツウロコになっています。
客殿前の寺紋の暖簾とその前の青もみじが印象的でした。
無料拝観エリアにある愛染堂前、青もみじが重なり合っていました。
愛染堂前にある天水盤に映る新緑も美しく見えます。
この時期、境内に紫陽花っぽく見える花がありますが、こちらはオオデマリです。
開山塔・大燈塔・棟立ノ井の特別参拝
2021年はGW期間中では10年ぶりに開山塔・大燈塔・棟立ノ井が4月28日から5月5日まで公開されました。
2022年はほぼ同じ期間、ゴールデンウィークの4月28日から5月8日まで公開されました。
#特別参拝 4月28日~5月8日まで。通常拝観に加えて開山塔までご参拝いただけるようにいたします。 #覚園寺 #鎌倉 #かくおんじ pic.twitter.com/ai0I5vPDbr
— 鎌倉覚園寺KakuONji (@KakuONji1) April 23, 2022
公式サイトでは情報が掲載されず、覚園寺の公式Twitterのみで情報が公開されました。
ということで2022年5月1日に覚園寺へと行ってきました。
覚園寺へは、鎌倉駅から向かう場合、鎌倉駅東口の5番バス乗場から「大塔宮」行きのバスに乗り、終点の「大塔宮」(鎌倉宮のこと)で降りて、そこからは歩いて向かうのが一般的です。
鎌倉宮から覚園寺までの間、道の横には小さな川が流れていますが、平子川と言います。
この道が車がすれ違えないほど狭い道ですが、凄く雰囲気のいい道なので、割りとファンがいたりします。
途中、山の方を見上げると藤の花が自生しているところがあります。
上記の写真の右側の建物が御朱印受付であり、有料拝観エリアの受付にもなっています。この建物の先から撮影禁止エリアとなります。
開山塔・大燈塔・棟立ノ井は、この有料拝観エリアの一番奥にあるため、当然撮影不可なので、写真はありませんが、非常に美しい新緑・青もみじを見ながら歩いて向かいます。
この入口から4分ほど歩いたところに墓地があり、墓地の一角に棟立ノ井があります。
墓地の一番奥に行くと門があり、門をくぐった先に開山塔・大燈塔および歴代住職の墓塔が置かれています。
開山塔は開山の智海心慧の墓塔、大燈塔は2世大燈源智の墓塔で、正慶元年(1332年)の建立とされています。
かなり大きな宝篋印塔です。宝篋印塔って何?という方もいるので、別の宝篋印塔ですが、写真を掲載しておきます。
上記の宝篋印塔は、鶴岡八幡宮の一の鳥居の横にある「畠山重保墓塔」です。
覚園寺の開山塔・大燈塔は、上記の写真の宝篋印塔よりも更に大きく太い印象を受けました。
開山塔・大燈塔ともに国の重要文化財となっています。
非常に大きな宝篋印塔が2つも並んでいて、また木々に囲まれた山の中にあり、地面も苔むしていて、もう非常に神秘的な雰囲気が漂っていました。
なおGW中の特別参拝以外に、毎年2月から3月に行われる「梅かまくら特別参拝」で公開されることもあるそうです。ただし「梅かまくら特別参拝」は2021年・2022年は中止になっています。
以上、覚園寺の新緑・青もみじと開山塔・棟立ノ井の特別参拝についてでした。
覚園寺 詳細
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂421
- TEL:0467-22-1195()
- 御朱印:あり
- 写経:確認中
- 参拝可能時間:9:00~16:00
- 寺務所受付時間:概ね9:00~16:00
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