十二所神社バス停で降りたところにある横断歩道のすぐ近くにお地蔵様が建っています。
特に名前があるお地蔵様ではありませんが、200年近く前に建てられたと思われる、言い伝えが残るお地蔵様です。
ここでは名前が無いと説明しにくいため「十二所神社バス停の野地蔵」としています。
十二所神社バス停の野地蔵 詳細とアクセス方法
- 読み方:じゅうにそじんじゃ ばすていの のじぞう
- 建立:1829年?(文政12年?)
- 住所:〒248-0001 神奈川県鎌倉市十二所154付近
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
十二所神社バス停の野地蔵の場所とアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から京急バス「鎌23・24」系統に乗車、「十二所神社」下車・徒歩約1分
駐車場が無いため、公共交通機関で向かうことをおすすめします。
バスは鎌倉駅から出ており、乗場は4番からですが、ハイランド行きだと十二社神社バス停まで行かないため、間違えないようにしてください。
十二所神社バス停の野地蔵の逸話・伝承や特徴
「誰も知らない鎌倉路」には下記のように書かれています。
新金沢街道から十二所神社の参道にかかるその路傍に、あちこちが欠け落ちて、原形もさだ かでない石の野地蔵がポツンと立っている。
これは江戸末期(文政・弘化年間)のころのこと か、木綿の着物、手甲、脚絆に身を固めて厨子を背負い、鑑を叩いて家ごとに銭を乞い歩き ながら、諸国を遍歴する六部が、たまたま通りがかりに、近くの高木家の馬に蹴られて死んだ。
地蔵はその六部の回向に高木家が建てたもので、四季折々の野花が供えられている。
誰も知らない鎌倉路 91ページより
六部とは「りくぶ」と読む場合もありますが、この場合は「ろくぶ」と読むのが一般的です。巡礼僧のことです。
いろいろな派生があり、馬に蹴られて死んだのは巡礼の娘だったというものもあります。
いつ出来たものかは不明ですが台座には「文政十二」と刻まれているように見えます。
文政12年であれば、1829年であり、200年近く前に建てられたことになります。
十二所神社バス停の野地蔵の特徴
2021年に撮影したものなので、マスクをかけていますが、顔は既に風化して何もありません。
蓮の台座に乗っており、作られた当時はそこそこ立派なお地蔵様だったように思われます。
頭巾とちゃんちゃんこは、ずっと赤色ものが着せられているそうです。
十二所神社バス停の野地蔵周辺の観光スポット
- 十二所神社
- 朝夷奈切通
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