美しい参道で人気の寿福寺、でも本堂の前の門はいつも入れないようになっていて、本堂の前で参拝することは出来ません。
しかし年に2回、お正月とゴールデン・ウィークの時に本堂前まで行ける特別拝観が実施されます。
お正月期間に特別拝観(特別公開)に訪れた様子を写真を添えてお伝えします。
寿福寺の特別拝観(特別公開)について
寿福寺の本堂前の門は、上記の写真の通り普段は柵が置かれ本堂前まで行って参拝することが出来ません。
しかし年に2回のみ、柵が撤去され本堂(仏殿)前まで行って参拝出来るようになります。
これを特別拝観・特別公開と一般的には言っていますが、寿福寺の正式なリリースが無いので、どちらが正しい言い方か、わかりません。
この年2回の特別拝観の期間・時間は下記の通りです。
- 1月1日から1月7日 8:00~16:00
- 5月第1週(GW期間)8:00~16:00
ただ寿福寺には公式サイトも無ければSNSも行っていないため、知っている人も少なく、混雑するようなことはほとんどありません。
寿福寺の特別拝観(特別公開)の様子
寿福寺の特別拝観に訪れたのは1月3日の午前中、近くの鶴岡八幡宮は非常に混雑している時期ですが、寿福寺は10人くらいは人がいたものの、混雑している様子は全くありませんでした。
美しい参道を通って本堂へ向かいます。この時期、寿福寺はまだ紅葉が残っていることもあります。
いつもは柵が置かれて入れないようになっている寿福寺の仏殿前の門、柵がなく自由に入れるようになっています。
柵の無い門をくぐり中へと進みます。
少し苔むした石畳を歩いて本堂へと向かいます。
何度も訪れている寿福寺、本堂の前に立つのは初めてです。
この本堂、正確には仏殿と言って、鎌倉市指定の文化財にもなっています。
屋根の上には波模様の鐙瓦が置かれていました。
軒下の柱の左右には唐獅子が取り付けられていました。
本堂の屋根を見ると笹竜胆の寺門があります。源家縁の寺院であることがわかります。
本堂の戸が開いていて、中には賽銭箱も置かれています。
本堂の中を覗いてみました。
中央に黒い釈迦如来像でしょうか?
左右に大きな仁王像も置かれています。
中央上部には「興禅閣」と書かれた扁額が掲げられていました。
振り返ると仏殿前の門の奥に総門も見えました。
門の奥に広がる美しい参道、この景色が見られるのは年間で2週間ほどです。
仏殿前の庭の片隅に五輪塔などの石塔が置かれていました。
顔の識別が出来ない風化した石仏もありました。
反対側を見ると鐘楼の台座となる部分も見えました。
寿福寺の特別公開を見に行こう
年間で2週間ほどしか公開されない寿福寺の本堂が見られる特別公開、もしお正月に鎌倉に来るようなことがあれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
鶴岡八幡宮を参拝した後に立ち寄って、北条政子の墓前にも立ち寄ってみても良いのではないでしょうか?
滅多に見られない寿福寺の仏殿、機会があればぜひ見に来てください。
以上、寿福寺のお正月期間 特別公開(特別拝観)の様子についてでした。
- 住所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-17-7
- TEL:0467-22-6607
- 御朱印:あり
- 写経:なし
- 参拝可能時間:24時間
- 寺務所受付時間:概ね9:00~16:00
- 拝観時間:24時間(拝観可能なエリアのみ)
コメント