鎌倉市内では彼岸花が咲く寺社は数多くありますが、その中でも彼岸花の名所として名高いのが扇ガ谷にある英勝寺です。
見頃となったお彼岸の頃に英勝寺に訪れ、彼岸花を見つつ参拝してきました。
英勝寺の彼岸花を様子や境内の様子を写真を添えてお伝えします。
英勝寺の場所と入口について
英勝寺は鎌倉駅から徒歩10分くらいと比較的アクセスの良い場所にあります。
鶴岡八幡宮の入口とも言える三の鳥居からは、徒歩7~8分ほどなので、鶴岡八幡宮への参拝の後に立ち寄ることも便利な場所です。
鎌倉駅・鶴岡八幡宮方面から歩いてくると、門が見えてくるので、ここが入口かな?と思うのですが…
門の前には「英勝寺入口 この先60m」という案内があり、ここじゃないの?と思うことでしょう。
線路沿いの英勝寺の白い壁を横に進んでいくと英勝寺の入口が見えてきます。
普通の門で、あれ?と思うかもしれません。また門が開いて無いので、更にあれ?と思うかもしれませんが、右側に小さな入口があるので、ここから入ります。
この日は入口に「彼岸花 見頃です」と張り出されていました。
英勝寺の入口にはその時見られる花が紹介されているのも嬉しいところです。
中へ入り、入口で拝観料を支払い、御朱印をお願いして(帰りに引き取り)、参拝へ!
英勝寺の彼岸花に圧倒される
彼岸花は例年秋分の日(9月23日頃)前後のお彼岸の時期に咲く花です。
お彼岸は秋分の日の前後3日間・合計7日間とされるのですが、彼岸花は早い年だと9月10日頃、遅い年だと9月末くらいに咲きます。
2021年は少し早めの9月14日前後から咲き始めたところが多く英勝寺は9月17日くらいから見頃になってきたようです。訪れたのは9月19日で、ちょうど見頃でした。
境内に入ると最初に目につくのが国の重要文化財にもなっている「仏殿」です。
手前に少し密生して彼岸花が生えていたので、彼岸花が点在しているのかな?と思いつつ先へと進みます。
仏殿の前に来たところで、びっくり!彼岸花が大量に咲いていて、まるで赤い絨毯のように生えています。
そしてこれを撮影しようと平日にも関わらず20人以上の人がいました。
主に仏殿の東側(線路側)に彼岸花が密生しています。
仏殿の前から鐘楼の辺りに彼岸花が咲き誇っていました。
彼岸花の奥に彼岸花があるので、バックまでも赤くなります。
仏殿と塀の間にも通路があるのですが、通路の左右に彼岸花が咲いていて、あまり他では見かけない風景になっていました。
山門をバックに彼岸花、まさにこの季節ならではの鎌倉の風景です。
仏殿と彼岸花
妖艶な感じがする赤い彼岸花は、英勝寺が一番咲き乱れています。
地元の方はそれを知っているので、この時期になると彼岸花を見に訪れる方も結構います。
英勝寺で彼岸花と一緒に見られる花
英勝寺は花が綺麗なお寺として有名で、この時期は彼岸花以外にもいろいろな花を見られます。
赤だけでなく白い彼岸花も点在して咲いています。
彼岸と言えば、おはぎを思い浮かべる方もいると思いますが、おはぎの語源にもなっている「萩」の花も楽しめます。
ピンクというか紫色というか、綺麗な色をした萩の花もあれば、白い萩の花もあります。
蓮の仲間ということはわかるのですが(ニンファエア カエルレア?)、1輪だけ綺麗に咲いていました。
ハナウリクサも咲いていました。
竹林もまだまだ青々しく元気な状態です。
伸びた先の部分の緑が青い空に映えてとても綺麗でした。
英勝寺へ彼岸花を見に行こう
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざもある通り、彼岸花が咲く頃には、鎌倉の暑さも和らいできて、散策に良い時期になってきます。
彼岸花は鎌倉散策にいい季節になったというサインのようにさえ思えます。
国の重要文化財にもなっている仏殿
同じく国の重要文化財にもなっている山門、鎌倉らしい寺院建築物と彼岸花が楽しめる英勝寺は、まさに9月のお彼岸頃におすすめのお寺です。
是非、お彼岸頃の英勝寺に訪れて彼岸花を楽しんでくださいね。
以上、9月初秋の英勝寺で満開の彼岸花を見てきた参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
- TEL:0467-22-3534
- 御朱印:あり
- 写経:確認中
- 参拝可能時間:9:00~16:00(木曜日は休み)
- 寺務所受付時間:9:00~16:00(木曜日は休み)
- 拝観時間:9:00~16:00(木曜日は休み)
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