江ノ電「極楽寺駅」のすぐ近くの極楽寺、桜の名所としても有名です。
小さいながらも綺麗な桜並木があり、変わった桜もある極楽寺ですが、でも実際のところどうなの?と思う方もいるのではないでしょうか?
極楽寺の桜の見頃と実際の様子を写真を添えて紹介します。
極楽寺の桜の種類と見頃について
極楽寺には3種類の桜があり、それぞれの開花時期が異なります。
それぞれの桜の見頃は年によって、また直近の天候によって異なることもありますが概ね下記の通りです。
- ソメイヨシノ:3月下旬から4月上旬
- 八重桜:4月上旬から中旬
- 八重一重咲分け桜:4月上旬から中旬
ソメイヨシノが葉桜になって来る頃に八重桜と八重一重咲分け桜が見頃になってきます。
八重一重咲分け桜について
ソメイヨシノと八重桜は定番の桜なので、説明は不要かと思いますが、八重一重咲分け桜というのは聞いたことが無い方も多いと思います。
八重一重咲分け桜は「桐ケ谷」とも「御車返し」「鎌倉桜」とも言われることがあります。
北条時宗公お手植えと伝えられ、現在の桜はその古株より発生したものである。
一枝に八重と一重が混生し、淡紅色の極めて美しい桜である。一名御車返しと云う。
原産地は鎌倉桐ケ谷と言われ、この桜は当地に存在する唯一のものである
説明板には上記のように書かれています。桐ケ谷は現在の材木座・光明寺近くにあった谷戸です。
実際に近くで見ると、八重になっている桜と一重・二重の桜が混在して咲いています。
極楽寺の桜の様子
極楽寺の桜の様子を紹介していきます。
極楽寺のソメイヨシノ
極楽寺の山門をくぐったところから本堂の少し手前までソメイヨシノが植えられ、桜並木となっています。
そのため、ソメイヨシノの見頃の時期には山門前で何人かが写真を撮っていることが非常に多くなっています。
山門前に人がいなくなった時に撮影、山門の奥に桜が咲いているのがわかりますよね。
山門をくぐり境内へ
美しい桜並木が続いています。と言っても距離にして30~40メートルほどです。
桜と桜の間が広くは無いので桜のトンネルになっているのが印象的です。
振り返ると、茅葺屋根の山門とそれにかかる桜が、如何にも鎌倉という雰囲気を醸し出していました。
美しい桜並木を歩いていくと本堂の前に出ます。
極楽寺の桜と言えば一般的にはこのソメイヨシノの桜並木のことです。
極楽寺の八重桜と八重一重咲分け桜
極楽寺では毎年4月7日・4月8日に「仏生会」というものが行われます。御本尊の御開帳と忍性塔と呼ばれる大きな巨大な五輪塔の特別参拝が出来る日です。
この仏生会が行われる頃、もしくは仏生会から数日後に、八重桜と八重一重咲分け桜が見頃になってきます。
極楽寺の八重桜は、ソメイヨシノの桜並木が終わったところ、大師堂と呼ばれる御堂の前あたりにあります。
恐らくはカンザンと呼ばれる種類かと思うのですが、ふわふわとしたピンクの濃い可愛らしい花を咲かせます。
八重一重咲分け桜は転法輪殿と呼ばれる御本尊が納められている建物の前にあります。
ちょうど本堂の前にかかるように咲くので、本堂と一緒に写すことが出来ます。
転法輪殿の前にあるテントは、仏生会の時に使われたものです。
本堂と転法輪殿と八重一重咲分け桜、テントが無ければもっと雰囲気が良かったのに…と思いましたが、致し方ないですね。
年によっては仏生会の後であれば撤去されていることもあります。
美しい八重一重咲分け桜を見ながら、春の陽気の中をゆっくりと鑑賞させてもらいました。
極楽寺の桜を見に行こう
美しい桜並木が見られる極楽寺、ソメイヨシノが散った後も八重桜や八重一重咲分け桜が楽しめるので、例年であれば3月下旬から4月中旬くらいまで、桜を楽しめます。
江ノ電の中でも、もっとも江ノ電らしいと言われる極楽寺駅を使って訪れるとまさに鎌倉を堪能している気分になれます。
極楽寺のソメイヨシノが見頃の頃なら、近くの成就院の桜も見頃になっているので、合わせて訪れるのがおすすめです。
是非、極楽寺の桜を見に来てくださいね。
以上、極楽寺の桜の様子と見頃についてでした。
- 住所:〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3-6-7
- TEL:0467-22-3402
- 御朱印:あり
- 写経:なし
- 参拝可能時間:9:00~16:30
- 寺務所受付時間:9:00~16:30
- 拝観時間:9:00~16:30
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