杉本寺の紅葉と見頃

坂東三十三観音霊場・鎌倉三十三観音霊場の第1番札所として多くの参拝者が訪れる杉本寺の紅葉を2回に渡って見てきました。

杉本寺の紅葉を見に行こうかな？と思っている方に、いつ頃が見頃で紅葉の様子はどうなのか写真を添えて紹介します。

杉本寺の紅葉の見頃

杉本寺の紅葉は例年であれば、11月後半から12月中旬くらいです。

ただし木々によって紅葉の見頃が異なります。

概ね同じ場所から撮影したものですが、11月後半ではモミジは少しは色づいてきているものの、紅葉にはまだ遠くなっています。12月の中旬になるとすっかり紅葉の見頃になっていました。

反面、銀杏の黄葉は11月後半が見頃になっていましたが12月中旬になると黄葉した葉がかなり落ちて、寂しい感じになっています。つまり

• 11月後半：銀杏の黄葉の見頃
• 12月中旬：モミジの黄葉の見頃

というようにモミジと銀杏で黄葉の見頃が変化します。

もちろん年によっても異なりますが、鎌倉の場合、銀杏の黄葉は11月中、モミジの紅葉は12月に入ってからということが多くなっています。

杉本寺の銀杏は本堂前に大きな木が1本のみなので、モミジの紅葉に合わせて訪れた方が見どころは多くなっています。

杉本寺の紅葉の様子

実際の杉本寺の紅葉の様子を紹介していきます。特に注意書きがなければ12月中旬頃の紅葉の様子です。

県道204号線に面している杉本寺、入口から境内に入ると階段がまっすぐに伸びていますが、階段の上に紅葉があり、まるで紅葉のトンネルをくぐるように上っていきます。

ここで立ち止まって写真を撮っていく人がほとんどでした。

赤く色づいた紅葉のトンネル、とても素敵です。

杉本寺と言えば苔寺とも言われており、苔むした石段が有名ですが、苔の石段の上には紅葉する木々はなく、とくにいつもと変わりません。

むしろ苔は初夏から夏にかけてが綺麗なので、この時期は少しみすぼらしく感じるかもしれません。

苔の石段の手前、山門がありますが山門付近から見た紅葉

目線と同じかその下に紅葉があり、見上げることが多い紅葉を目の前で見られる不思議さもありました。

杉本寺の白い幟と紅葉のコントラストが印象的です。

苔の石段は通行不可なので、その脇にある階段を上って本堂に向かいますが、この階段の上にもモミジがあります。

階段を上って振り返ってみると日差しでより紅葉がはっきりとして美しい景色となっていました。

階段を上り終えて右側を見ると紅葉の奥に本堂が見えます。

本堂前の銀杏、12月中旬になると見頃は終わっています。

上記写真は11月後半に撮影したもの、銀杏の黄葉がピークになっていてとても綺麗です。12月だとこの景色は難しくなります。

上記写真も11月後半に撮影したもの、屋根は鐘楼です。

しかし12月中旬だと本堂の茅葺屋根とモミジの紅葉がとても綺麗に見えるので、甲乙つけがたいです。

茅葺屋根と紅葉、とても絵になると思いませんか？

本堂の前は開けており、反対側の山である衣張山方面の紅葉も見えました。

杉本寺の紅葉を見に行こう

鎌倉市内の人であれば2回とも見に行けば良いですが、他の地域から来た人だと2回も見に行くのは難しいと思います。

銀杏の黄葉かモミジの紅葉か、悩んだのであれば12月のモミジの紅葉の方をおすすめします。その理由は杉本寺の近くを流れる滑川の紅葉は12月の中旬くらいが見頃になり、とても美しいからです。

杉本寺から徒歩1分のところにある犬掛橋の紅葉

杉本寺から徒歩4～5分のところにある滑川の紅葉

この辺りは隠れた紅葉のスポットが多いので合わせて散策するのがおすすめです。

是非、杉本寺の紅葉を見に訪れてくださいね。

以上、杉本寺の紅葉と見頃についてでした。

• 住所：〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂９０３
• TEL：0467-22-3463
• 御朱印：あり
• 写経：あり（現在は中止）
• 参拝可能時間：平日9:00～15:00/ 土日祝9:00～16:00（15分前受付終了）
• 寺務所受付時間：参拝時間と同じ
• 拝観時間：参拝時間と同じ
• 拝観料：大人300円・中学生200円・小学生100円