6月の初旬、鎌倉最古と言われる杉本寺に行ってきました。
杉本寺と言えば、苔むした石段の階段が有名で、新緑の季節の雨上がりならきっと生き生きとした苔の石段を見れると思っての参拝です。
初夏の杉本寺の石段や境内の様子を写真を多めに紹介します。
杉本寺へのアクセスはバスがおすすめ
鎌倉駅から京急バス「鎌23・24・36」系統(4番乗場)に乗車に乗車して、「杉本観音」で下車してから、バスの進行方向へ20~30秒、距離にして30メートルも歩くと杉本寺です。
杉本観音は杉本寺の別称であり、杉本寺のほぼ前に停まるので、迷うことなく杉本寺にたどり着きました。
駐車場や駐輪場は無いため、バスが一番おすすめです。
近くに有料の駐車場はあるものの、道幅が狭いこともあり、運転によほど慣れている人で無い限りはおすすめはしません。
なお杉本寺は734年に創建されたと言われており、鎌倉最古の寺院とされています。1300年近くも前に創建されたって凄いですよね。
ただ入口は小さいので、見るところも少ないのかな?と思うかもしれませんが、境内は意外と広く、隅々まで見ると30分以上はかかるほど見どころは豊富にあります。
杉本寺の山門(仁王門)が最初の見どころ
境内に入り、最初の階段を上ると受付があるので、ここで拝観料を支払います。
受付正面から写真は撮り忘れましたが、概ね人が常駐しています。300円の拝観料を支払い、更に階段を上っていきます。
少し階段を上ると山門(仁王門)が見えてきます。
千社札が大量に貼られていますが、千社札って汚いだけで本当に貼らないで欲しいと思うのですが、いかがですか?
山門の扁額には「大蔵山」と右から左に描かれています。
そして左右に配置された仁王像が見応えがあります!
茅葺き屋根の山門の仁王像は運慶作と伝えられていますが、定かではありません。もしそうなら、1200年頃に作られた歴史あるものになります。もし本当に運慶作なら国宝になってもおかしくない仁王像です。
杉本寺で一番有名な苔の石段
山門を少し中に入ると目に飛び込んでくるのが杉本寺で一番有名な苔の石段です。
手前に10段程度の石段の階段があり、その奥が立入り禁止となっている苔の石段です。
いよいよ苔の石段の全貌が見られます!
本当に苔むした石段があります!立入禁止になっているのでこの石段ではなく、左にある石段で本堂へは向かいます。
とても綺麗に苔むした石段で、これだけで拝観料を支払った価値があると感じました。
苔の見頃は4~6月と言われており、特に梅雨の時期に入った6月の雨の降った翌日に晴れた時は、苔が本当に生き生きとして、美しく見えます。
左の階段を上って本堂前から苔の石段を見下ろす形で見るのもおすすめです。
苔むした石段、写真では伝わらないと思いますが、非常に絵になります。
反対側の山の緑も含めて非常に新緑が綺麗な時期であり、杉本寺に来るのなら一番のおすすめの時期です。
鎌倉と言えば紫陽花が有名で杉本寺も若干は紫陽花は咲いています。でも古都のお寺にはやっぱり苔が一番似合っていると思いませんか?
他にも見どころが多い初夏の杉本寺
苔の石段を見た後は大蔵弁才天堂や権現堂、五輪塔郡、地蔵尊、そして本殿も見てきました。
石段のすぐ右側にある大蔵弁才天堂は、ここを参拝すると大きな蔵が建つほど富に恵まれるという言い伝えがあるとか。
元は白山・熊野三山に祀られる熊野神が勧請されたものという権現堂(白山、熊野両権現尊)は、開運厄除や商売繁盛、家内安全、出世、縁結びなどいろいろなご利益があると言われています。
五輪塔郡や地蔵尊も見応えがあります。
他にも実際に訪れて見て欲しいところが豊富な杉本寺です。
入口から想像も出来ないほどいろいろな見どころがあります。
もちろん本尊が祀られている本堂も見応えのある十一面観音像が並んでいます。
御朱印も本堂でいただきます。
是非とも梅雨の6月の晴れ間に杉本寺に訪れてくださいね。
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂903
- TEL:0467-22-3463
- 御朱印:あり
- 写経:あり(現在は中止)
- 参拝可能時間:平日9:00~15:00/ 土日祝9:00~16:00(15分前受付終了)
- 寺務所受付時間:参拝時間と同じ
- 拝観時間:参拝時間と同じ
- 拝観料:大人300円・中学生200円・小学生100円
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