鎌倉を代表する名刹・建長寺は、6月になると境内に紫陽花が咲いて、梅雨の鎌倉を彩ります。
非常に広い境内なので、どこが紫陽花が綺麗なんだろう?と思う方もいると思います。
建長寺の紫陽花の見どころや様子を写真を添えて紹介します。また見頃はいつくらいになるかもお知らせします。
建長寺の紫陽花の見頃と混雑具合
建長寺の紫陽花は、年によって、また種類によって見頃が異なりますが概ね下記のようになっています。
- ヤマアジサイ:6月上旬から中旬
- ガクアジサイ:6月上旬から中旬、年によっては下旬まで
- 普通の紫陽花:6月中旬頃、年によっては6月下旬まで
建長寺は、普通の紫陽花(西洋アジサイ)がメインなので、6月中旬くらいに訪れるのがおすすめです。
梅雨が早く明けたり空梅雨の時は、見頃が早まることもあるので、天気予報でチェックしておくのがおすすめです。
建長寺の紫陽花の時期の混雑具合
建長寺のある北鎌倉は、紫陽花の時期になると非常に混雑します。だから建長寺も混雑するかと言えば、平日ならそれほど混雑することはありません。
土日は混雑することはあるものの、並ばないと入れないというほどは混雑しません。
ただし道は非常に混雑して渋滞が発生しますし、北鎌倉駅も非常に混雑していることはあるので、車で行くにせよ、電車で行くにせよ、多少の覚悟は必要です。
建長寺の紫陽花の様子と見どころ
建長寺の境内は非常に広く、紫陽花も点在して咲いています。
その中でおすすめの見どころを中心に紫陽花の様子を紹介します。
おすすめの見どころは大きく6つです。
- 総門から三門までの間
- 三門から仏殿の間
- 震災供養塔の周り
- 天源院・龍峰院の入口付近
- 回春院
- 半僧坊への参道
総門から三門までの間の紫陽花
建長寺の入口となる総門をくぐると春には桜のトンネルが出来る桜並木があります。
紫陽花の時期は葉桜のトンネルになっていますが、左右には紫陽花がいくつか咲いています。
目立つ紫陽花ではありませんが、綺麗に整えられて咲いているので是非見てください。
また6月の早い時期であれば、合わせてサツキが綺麗に咲いていることが多いです。
三門から仏殿の間の紫陽花
建長寺のトレードマーク的存在にもなっている三門は、国の重要文化財にもなっている巨大な山門です。
この三門から次の建物「仏殿」までの間に紫陽花が綺麗に咲いています。
三門と仏殿の中央を結ぶ参道にも紫陽花は咲いていますが、むしろ左右の参道の方が数多く紫陽花が咲いています。
総門から三門に向かって右側の参道は、それほど紫陽花は咲いていません。
総門から三門に向かって左側の参道には、数多くの紫陽花が咲いています。
仏閣と紫陽花という構図で写真を撮りたいのなら、ここが1番のおすすめポイントです。
三門と紫陽花、仏殿と紫陽花、唐門と紫陽花という構図で撮影が出来ます。
実際にここには普通の紫陽花とガクアジサイが咲いていて、近くで撮影しても綺麗な紫陽花を撮ることが出来ます。
平日の開門間もない時間なら、それほど人もいないのでゆっくりと紫陽花を見ることが出来ますよ。
震災供養塔の周りの紫陽花
総門から三門に向かって左側の参道の左側、巨福稲荷のある並びに震災供養塔と呼ばれる塔があります。この周りにも紫陽花が多く咲いています。
斜面になっていて斜面にそって数多くの紫陽花が咲いているので、是非見てください。
少し奥に入っているので、結構気づかずに通り過ぎる人がいます。
天源院・龍峰院の入口付近の紫陽花
建長寺の唐門を越えて更に奥に向かう参道を少し歩いて行くと建長寺の塔頭である天源院と龍峰院へ向かう石段があります。
この石段の周りにも青い紫陽花をメインに数多く咲いています。
結構青い紫陽花でかなり映える色です。
見えないようになっている通路があって、その通路の周りに紫陽花が数多く咲いていました。
建長寺の中で1番まとまって紫陽花が咲いているところかもしれません。
なおこの先、回春院・半僧坊に向かう参道にも紫陽花が結構咲いています。
ここも青い紫陽花が多くなっています。
回春院の紫陽花
建長寺の中でも自由に参拝出来るエリアの中では最も人が訪れないと言われる塔頭の回春院ですが、紫陽花はかなり綺麗に咲いています。
回春院の山門前にも紫陽花が咲いています。
年によって花の付き方は変わりますが、運がよければ紫陽花と山門という構図で写真が撮れることもあります。
回春院には池があり、池の周りにそって紫陽花が咲いています。
ここはいつ来てもほとんど人が来ないので、ゆっくりと過ごせるのが良いところ
住職さんと少しお話させていただいたのですが、紫陽花の季節、普通の人は見られないけど、池の周りにホタルが飛んで非常に幻想的な風景になるとのことでした。
池と紫陽花越しに見る本堂、建長寺で1番ゆっくり出来る場所です。
半僧坊への参道の紫陽花
建長寺の奥の院的存在である半僧坊へは約250段もの石段を上っていかないといけませんが、半僧坊の入口となる鳥居が3つ連なっている辺りには数多くの紫陽花が咲いています。
参道の脇をよく見ると白や青の紫陽花が結構咲いています。
紫陽花の咲いている量では、この辺りが1番かもしれません。
普通の紫陽花だけでなく、ガクアジサイやヤマアジサイもこの辺りには咲いています。
鳥居をくぐった先は階段が長く続くので、上っていくのは大変ですが、紫陽花の時期は階段を上る手前のここまでは、紫陽花を見に来て欲しいところです。
半僧坊や勝上嶽展望台にも行こう
半僧坊へ向かう階段は約250段、かなり大変ですが、晴れていたら是非、チャレンジしてください。
紫陽花の季節ならヤマユリが咲いていることも多いです。
また紫陽花も点在して咲いています。
半僧坊からは晴れていれば、相模湾を見渡せます。
また晴れて空気が澄んだ日なら富士山が見えることも
半僧坊で綺麗に富士山と相模湾が見えたら更に足を伸ばして勝上献展望台まで行ってみましょう!
5分ほど階段を更に上らないといけませんが、美しい景色が見られます。
勝上献展望台からは鎌倉の海と町並みが見えます。
また富士山も全景が見られるようになります。
紫陽花は梅雨時なので、富士山が見られる日は稀ですが、だからこそ富士山が見えた日はついているように感じます。
建長寺の紫陽花を見に行こう
長谷寺や明月院のように紫陽花が咲き誇るお寺ではありませんが、その分ゆっくりと紫陽花を楽しめる建長寺、紫陽花の時期に北鎌倉に来ることがあれば、是非立ち寄って下さい。
今回紹介した見どころ以外でも美しい紫陽花が咲いているのを見つけられるかもしれません。
以上、建長寺の紫陽花の様子と見頃、見どころについてでした。
- 住所:〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8
- TEL:0467-22-0981
- 御朱印:あり
- 写経:あり
- 参拝可能時間:8:30~16:30
- 寺務所受付時間:8:30~16:30
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