鎌倉の桜の名所として紹介されることがある建長寺、三門前の桜のアーチは非常に有名で毎年多くの人が桜を見に訪れます。
でも実際の様子や見頃はいつなの?と思っている方に桜の見頃となる時期や、実際の咲いている様子を写真を添えて紹介します。
建長寺の桜の見頃は3回ある
建長寺の桜の見頃は3月下旬から4月上旬というのが一般的ですが、年によって数日は前後しますし、場所や桜の種類によっても前後します。
一般的には概ね下記の通りです。
- おかめ桜:3月中旬から下旬に入る前くらい
- 山門前のソメイヨシノ:3月下旬から4月上旬
- 半僧坊に繋がる桜並木:4月上旬
おかめ桜:3月中旬から下旬に入る前くらい
三門前の桜のアーチを抜けると左右に葉のついた木があって、これも桜の木ならもっと綺麗ないのに…と思う人もいる木があります。写真の左側に映っている木です。
でも、これは「おかめ桜」という種類の桜で、この桜が散って少ししたくらいから、山門前のソメイヨシノが咲き始めます。
ソメイヨシノよりもピンク色が濃いので、こちらの桜の方が可愛くて好きという人もいるくらいです。
おかめ桜は例年であれば3月10日~3月20日くらいの間に満開を迎えます。
- 2023年は3月7日から3月10日くらいの間が満開
- 2022年は3月16日から3月18日くらいの間が満開
2023年は全国的に桜の開花が1週間から10日ほど早い年でした。
山門前のソメイヨシノ:3月下旬から4月上旬
建長寺と言えば、入口となる総門から大きな山門(三門)まで続く桜のアーチが有名ですが、この桜はソメイヨシノで例年であれば3月下旬から4月上旬が見頃です。
ここ数年は3月下旬には満開になることが多くなっており、4月の始め頃までが見頃になっていることが多いです。
2022年は概ね3月27日頃から4月2日くらいまでが満開で見頃でした(4月3日から雨が降ってかなり散ったため)。
全国的に桜の開花が早かった2023年は3月22日頃から3月末くらいまでが満開で見頃でした。
半僧坊に繋がる桜並木:3月下旬よりは4月上旬
建長寺の奥の院である半僧坊に繋がる参道の両脇にも桜(ソメイヨシノ)がありますが、こちらは三門前の桜よりも3~7日程度遅く満開を迎えることが多いです。
そのため3月下旬よりは4月上旬の方が満開になっていることが多いです。
また階段を更に上っていった先にも桜はありますが4月に入ってから満開になることが多いです。
枝垂れ桜は4月に入ってから
建長寺にも小さいながらも枝垂れ桜が何本かありますが、多くの枝垂れ桜は3月下旬よりは4月上旬に満開になることが多いです。
建長寺の桜のベストな時期
どうせならベストな時期に建長寺の桜を見に行きたい!と思うかもしれませんが、これがかなり難しいです。ただここ数年を調べてみると3月31日~4月2日くらいがベストの時期になっていることが多くなっています。
建長寺の桜の様子と見どころ
建長寺の実際の桜の様子を写真を添えてお伝えします。また桜の見どころも紹介します。
山門前のおかめ桜
建長寺の三門前のおかめ桜、開花し始めて、5~7日後くらいに満開になります。
おかめ桜は三門の前の左右に1本ずつあります。
ソメイヨシノよりもピンクが濃い分、可愛い印象がある桜です。
青空とピンクのおかめ桜、そして三門という構図はとても美しいです。
おかめ桜の咲く頃はまだ小中学校は春休みに入っていませんし、鎌倉に観光に来る人もそれほど多くない時期なので、ゆっくりと見られるのが良いところでもあります。
建長寺の桜(ソメイヨシノ)のアーチ
建長寺で一番有名であり人気なのが、総門(入口の門)から大きな三門まで続く桜(ソメイヨシノ)のアーチです。
普通に来ると桜の時期はかなりの人がいるので、人のいない参道を撮影したい場合は、開門前に並んで撮影しないとほぼ無理です。
鎌倉には数多くの寺社がありますが、桜のアーチを抜けた先に鎌倉らしい宗教的な建築物があるのは、建長寺と鶴岡八幡宮の段葛くらいです。
それ故に建長寺の桜は、鎌倉らしさを感じられる桜と言えます。
ここが建長寺の桜で最大の見どころです。
この桜のアーチを歩いた動画もあるので、よければ見てください。40秒程度です。
仏殿脇の桜
三門を超えた先で次に見て欲しいのが仏殿脇の桜です。
仏殿や法堂の屋根と一緒に写すと、いかにも鎌倉らしい景色に見えませんか?
半僧坊へ続く桜並木
建長寺の最奥にある半僧坊に続く参道、狛犬様が左右にあり、その奥に桜並木があります。
3月下旬だとまだ6~8分咲きのことが多いので、山門前の桜に合わせていくとまだ満開になっていないことが多いのが残念なところです。
それでもある程度咲いている桜並木は美しさを感じられますね。
階段を上って上から眺める桜並木も見られるのが、ここの良いところです。
半僧坊や勝上献展望台から見る桜
半僧坊や勝上献展望台まで上っていくと山に咲く桜を見ることが出来ます。
鎌倉は山一面に咲く桜という景色は見えませんが、ところどころ咲く桜も綺麗です。
山に咲く桜は、天園ハイキングコースの天園付近からの方が美しいのですが、半僧坊や勝上献展望台からも楽しめます。
建長寺の三門前の桜も勝上献展望台からは見ることが出来ます。
回春院の桜
建長寺の塔頭である回春院へ通じる道にも桜が何本かあります。
途中にある墓地、映画監督の大島渚監督のお墓がありますが、その横にも綺麗に桜が咲いていました。まだ5分咲くらいでしたが、十分に楽しめました。
建長寺の桜を見に行こう
鎌倉らしい風景と一体になった桜が見られる建長寺、非常におすすめのお花見スポットです。広い境内の中には食事をする場所はありませんが、休憩するスペースはあります。
北鎌倉の中ではイチオシの桜スポットです。
是非、建長寺の桜を見に訪れてくださいね。
以上、建長寺の桜の様子と見頃についてでした。
- 住所:〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8
- TEL:0467-22-0981
- 御朱印:あり
- 写経:あり
- 参拝可能時間:8:30~16:30
- 寺務所受付時間:8:30~16:30
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