鎌倉の梅の名所としても名高い瑞泉寺、鎌倉の寺社の中では最も梅の木が多いお寺であり、交通の便はやや悪いものの梅の季節になると多くの人が訪れて梅のお花見を楽しんでいきます。
でも実際のところはどうなの?と思う方へ瑞泉寺の梅の実際の様子や見頃となる時期を写真を添えてお伝えします。
瑞泉寺の梅の見頃
瑞泉寺には120本以上の梅の木があると言われています。ただかなり老木になっていることもあり、満開に咲く年もあれば、あまり咲かない年もあったり、年によってかなり異なっています。
また瑞泉寺の梅は大きく分けると2つのブロックにわかれます。
拝観料を支払う受付のすぐ横にある梅林と割りと長い階段を上って山門をくぐった後にある梅林です。
- 受付横の梅林
- 階段を上った先の梅林
それぞれで開花や見頃となる時期が異なります。
受付横の梅林の見頃
瑞泉寺の受付横には梅林があり数多くの梅の木があります。
例年であれば、開花は2月中旬くらいからで見頃は3月中旬近くになってからです。
階段を上った先の梅林
60段近い階段を上った先に瑞泉寺の山門があり、山門をくぐって左側に少し進んでいくと梅林があります。
例年であれば開花は1月中旬から2月上旬くらいで、見頃は2月中旬から下旬くらいです。
受付横の梅林と山門先の梅林、どっちがおすすめ?
どちらもおすすめですが、山門先の梅林の方が仏閣をバックに撮影出来るので、鎌倉らしい雰囲気の写真が撮れるのは山門先の梅林です。
ただ好みや、年によって咲き方も変わるため、一概には言えません。
2022年の瑞泉寺の梅の様子
2022年は2月6日・3月1日・3月14日の3回訪れました。
残念ながら2022年は例年よりも梅の調子が悪かったようで、あまり開花は進まず、咲き乱れるというような状態にはならず、少し寂しい状態でした。
受付の方やお寺の方に少し聞きましたが、今年(2022年)はあまり咲かなかったとのことです。
また毎年来ている鎌倉市観光協会の方と受付の方の話が聞こえてきて、例年に無いくらい咲いてないということでした。
上記は2月6日に訪れた時、まだ今年はどれだけ咲くかわからない状態でした。
蝋梅はちょうど見頃で綺麗なまるで蝋を塗ったかのような黄色い小さな花がとても綺麗でした。なお蝋梅は梅とは書きますが、梅とは違う種類の花です。
なお瑞泉寺には冬桜と呼ばれる冬に咲く桜があり冬の間、見ることが出来ます。
普通の梅について、お寺の方にどれぐらいで見頃になりそうですか?と尋ねたところ、今年は遅いように思うから、2月下旬から3月上旬くらいかな?ということで3月1日に再訪しました。
3月1日に訪れた時の受付横の梅林の様子。ほとんど咲いていませんでした。
ここは3月中旬くらいが見頃と聞いていたので、あまり期待はしていませんでしたが、それならもう少し咲いていても良いのにな…と思いつつ階段を上っていきました。
山門先の梅林の梅は、咲いてはいるものの上の方のみで、満開!という状態には遠い状態でした。
それでも部分的には綺麗に咲いていて、ひっそりと咲いている感じがして素敵でした。また写真には撮れませんでしたが、メジロが梅の蜜を吸いにきていて可愛く飛んでいました。
紅梅も少しですが咲いていました。
そして3月14日に受付横の梅を期待して再訪しました。
梅の上の方は割りと咲いているものの、全体的には見頃とは言えない状態でした。
2022年は残念ながらあまり梅を楽しめる状況ではありませんでした。
もちろん部分的に切り取れば梅は綺麗に咲いていて、晴れた日だったので、青空と白い梅のコントラストが美しく満足は出来ました。
ただあまりにも期待値が大きいとがっかりしたかもしれません。
ミツマタも綺麗な瑞泉寺
瑞泉寺はミツマタという花も美しいです。
黄色と白の花で、春らしさを感じさせてくれます。
2月上旬の蕾の段階だと花なの?と思うくらい質素ですが、3月中旬くらいになって開花すると本当に明るい花で、まだまだ寒い中で、暖かく感じさせてくれます。
瑞泉寺の梅を見に行こう
年によっては少し残念な時もありますが、数多くの梅の木がある瑞泉寺は鎌倉の中でもやはり梅の時期に訪れたいお寺です。
瑞泉寺の紅葉も美しいですが、梅も素敵なお寺なので、是非梅の時期に瑞泉寺に訪れてくださいね。
以上、瑞泉寺の梅の見頃と様子についてでした。
- 参拝可能時間:9:00~17:00(入門は16:30まで)
- 寺務所受付時間:参拝可能時間と同じ
- 拝観時間:参拝可能時間と同じ
- 拝観料:大人200円/小中学生100円
- 駐車場:あり(無料)
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