鎌倉に雪が積もった日、開門前から並んで明月院の雪景色を見てきました。
紫陽花や紅葉は有名ですが、きっと雪景色も美しいだろうと思って訪れましたが、想像以上に感動的な美しさでした。
雪が積もった時の明月院の様子を写真を添えてお伝えします。
明月院通りの雪景色
北鎌倉駅から明月院に向かう場合に通る明月院通り、予想よりは雪がないものの、少し圧雪されて非常に滑りやすい状態になっていました。
木々に積もった雪がまるで白い花のようになっていて、明月院の雪景色に期待が高まっていきます。
明月院の入口が見えてきました。既に数人が入口前で待機しています。
やはり考えることは同じ人はいるものです。
概ね15分くらい前に到着したのですが、9時開門のところ10分前に開門となり入場させていただきました。
明月院の通常拝観エリアの雪景色
明月院の中へと進みます。
並んでいた方はすぐに中へと入っていきましたが、入る前にこの門の手前の左側にあるところが気になります。
というのも受付の門の手前を左側にいったところに橋があり、そこにウサギとカメの石像が置かれていて可愛いから是非見ておきたい!というのと、橋の上から見る景色が素敵だからです。
橋の上に立ち奥に見える石橋と木製の橋を見ます。ちょうど朝日が差し込んでくる時間で少し雪が赤く染まって、より美しく見えました。
そして足元を見ると…
寒いからか、小屋に仲良くウサギと亀が入っていました。
見逃してしまいそうですが、明月院ってウサギと亀、月と太陽の石像等で面白い演出をしているんです。
だから覚えておくと次に来た時にどう変化しているか、思い出しながらみるのも楽しみ方の1つです。
そして拝観料を支払い、まずは入って左側・北条時頼公墓所のある方へ
先程受付の手前から見た石橋を渡っていきます。
木々に積もった雪がまるで桜のように見えます。
並んでいた人達は、恐らく悟りの窓が一番の目当てだと思うのと、管理人が入場した後に来ている人の雰囲気は無かったため、しばらくここは貸切状態に見学出来そうだな~ということで、ゆっくりと見学しながら撮影しました。
本堂(方丈)に向かう橋の奥から朝日が差し込んで、雪を赤く染めていき、それがまた美しくて、こんな綺麗な場所を独り占め出来る喜びを味わっていました。
ただ木の橋は雪のためか、立入禁止になっていました。雪で滑ると危ないですからね。
北条時頼公の廟
北条時頼公墓所
カフェというか茶室というかわかりませんが、月笑軒はまだ営業前でした。
一通りみて、方丈・悟りの窓がある方へと向かいます。
初夏なら紫陽花が綺麗な階段ですが、雪の時も綺麗です。
山門をくぐり悟りの窓のある方丈へと向かいます。
その前に事務所前に置かれている可愛らしいお地蔵様にご挨拶
そして方丈(本堂)の前へ
ここには人気の悟りの窓があります。
悟りの窓からの景色は後述します。
方丈の前の端にある六地蔵様、雪が積もって寒そうでした。
方丈前には枯山水の庭があるのですが、雪が積もってわからない状態になっていました。
方丈の前を通り、奥の開山堂へ
画角は少し違いますが、雪が積もると全く雰囲気が異なります。
開山堂の裏側にはやぐらがあり、普段はやぐらが気になりますが、この時ばかりは雪景色に見とれていました。
「瓶の井」と呼ばれる井戸も普段とは雰囲気が全く異なります。
雪景色に見とれながら、このあとしばらく境内を散策していました。
初夏なら紫陽花が綺麗な庭ですが、雪景色も綺麗です。
悟りの窓(丸窓)の雪景色
明月院と言えば、紫陽花や紅葉に並んで有名なのが悟りの窓です。
雪の日、ここに来た人の多くが悟りの窓に真っ先に向かうほど、悟りの窓の景色を撮影したい人は大勢います。
もちろんこれを書いている管理人も雪景色の悟りの窓を見たくて、撮影したくて、震えるということはありませんが、非常に楽しみにしてたのは、間違いの無いことです。
ということで悟りの窓からの雪景色をご覧ください。
紅葉の時も美しかったですが、雪はまた違う美しさがあります。
時折風が吹くと木に積もった雪が舞い落ちて、舞っている雪に朝日があたって反射して、それがまた綺麗なんです。
この景色が見たくて、早起きして電車やバスが遅れているから、片道1時間近くかけて歩いてきた甲斐がありました。
皆さん、ここで長く撮影しているのですが、ほとんどの方が1分くらいで譲り合っているのが良いところだと思いました。
悟りの前には多くは無いものの、常に数人の人がいました。
紅葉の時期は10分以上、悟りの窓を撮影するまで待つこともあるので、数人なら全然大したことは無いのですが。
明月院 本堂後庭園の雪景色
明月院の悟りの窓から見える庭、本堂後庭園と呼ばれており、ネットで調べると、花菖蒲と紅葉の時期のみ公開されると書かれています。
方丈の横から入るのですが、さすがに今日は開放されていないだろうな…と思いつつ、もし後庭園の雪景色を直接見れたら良いな~ということで、ダメ元でお寺の方に聞いてみました。
時刻は9時30分になろうとしています。
するとお寺の方曰く「あ、寄付していただけるのなら、もう入ってもらって構わないですよ~」とのこと。
寄付というのはユニセフへの寄付のことです。300円以上の寄付で今日は入ってもらって構わないとのことで、すぐに寄付して入らせてもらいました。
この日、本堂後庭園への一般参拝者の1番乗りです。
悟りの窓のすぐ後ろにある池を見ながら後庭園へ
ちょうど谷間となる後庭園に日差しが降り注いでくる時間帯で雪に反射して、もう美しすぎてびっくりする景色に出会えました。
木に積もった雪の隙間から差し込む日差し、銀世界の明月院の後庭園は予想を超えて美しすぎました。
悟りの窓を反対側から
奥へと進んでいきます。
奥はまだ日差しが差し込んで無いので少し暗く見えますが、実際は相当明るいです。
後庭園の一番奥、雪景色した木々、神々しく見えました。
徐々に奥の方にも陽が差し込んできます。午後にはかなり雪が溶けそうです。
振り返ってみると悟りの窓やまるで満開の桜に見える木が青空と組み合わさってとても美しい景色を描いていました。
一部の通路はお寺の方も歩いてないようで、まだ足跡が1つもありませんでした。
でもさすがに花菖蒲のある場所にかかる橋の上を歩く勇気はありませんでした。
青空と雪景色
後庭園にあるお地蔵様にも挨拶を
雪に埋もれかかったウサギ、亀は雪の中か、見つけられませんでした。
悟りの窓から後庭園に人がいるのに気づいた人が徐々に入ってきました。
でも10分ほど雪の積もった後庭園を独り占めさせてもらいました。
最後に悟りの窓の後ろの池を見て、明月院を後にしました。
雪の明月院は素晴らしい景色だった
鎌倉に雪が積もった時は、南関東一帯でも雪が積もっていることが多く、電車は止まるか大幅に遅れ、鎌倉に来ること自体が難しいことが多いです。
しかし、もし雪の日に鎌倉に来れるチャンスがあるのなら、是非明月院に来てください。
非常に美しい雪景色を見ることが出来ます。
後庭園も明月院次第ですが、雪の時は入らせてくれることが多いようです。
雪の明月院、本当におすすめです。
以上、冬・雪景色の明月院についてでした。
- 住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
- TEL:0467-24-3437
- 御朱印:あり
- 写経:なし
- 参拝可能時間:9:00~16:00
- 寺務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:00~16:00
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