鎌倉北西部に寺社巡りで観光で訪れる人は少ないものの、その中で観光で訪れる人が比較的多い青蓮寺へ参拝に行ってきました。
境内はそれほど広い訳ではありませんが、楽しめる境内になっていました。
実際に訪れて撮影した写真を添えて境内の様子や見どころを紹介します。
青蓮寺の山門
青蓮寺の山門はそれほど大きい訳ではありませんが、存在感があります。
この山門が青蓮寺最初の見どころです。少し変わった特色があります。
山門や手水舎の四隅に唐獅子や象の木彫りが取り付けられているのはよく見かけます。
青蓮寺は木彫りの龍が取り付けられており、特徴的です。
山門にかかる看板、左側は「飯盛山 仁王院 青蓮寺」右側は「高野山真言宗 準別格本山」と書かれています。
山門から境内に入り、振り返って山門を見ると内側は左右に唐獅子が取り付けられています。表と裏で別々の木像となっているのも珍しいです。
青蓮寺の鐘楼と梵鐘
境内に入り右側を見ると立派な鐘楼があります。
この鐘楼が青蓮寺2つ目の見どころです。
かなり立派な鐘楼ですが、この鐘楼、ついても良いんです!
鐘をつく皆さんへ、という書き出しで3つ説明されています。
だから青蓮寺を参拝していると時折、鐘の音が境内に響き渡ります。
4隅に唐獅子が2躯ずつ取り付けられています。
鐘をつくのは禁止にしている寺院が多い中、貴重な体験が出来ます。
青蓮寺の寺務所
山門をくぐり少し進むと寺務所が見えてきます。
御朱印や御札をいただく時はこちらでいただきます。また写経等の受付もこちらで行っています(写経は月に1度程度)。
寺務所にも「寺務所」と書かれた扁額が掲げられていました。
青蓮寺の塔頭 寶積院 薬王寺
寺務所の少し先に御堂のような建物があります。これは青蓮寺の塔頭「寶積院 薬王寺(ほうしゃくいん やくおうじ・公式サイトでは、やこうじ とされている)」です。
この薬王寺が青蓮寺3つ目の見どころです。
現在は、寶積院納骨堂として地下納骨室となっています。
扁額もかかっており山号である「手廣山」と描かれています。
青蓮寺の本堂(遍照殿)と常香炉
薬王寺の斜め前にある本堂と常香炉、青蓮寺4つ目の見どころです。
本堂の正面、すぐ前に常香炉があります。
かなり風格のある本堂です。
軒下には彫り込まれた龍
左右には唐獅子が取り付けられていますが、この唐獅子以外にも本堂にいくつか唐獅子が取り付けられています。
扁額には「鎖大師」と描かれていました。
靴を脱いで本堂の廊下部分に上がらせてもらいました。
庫裡と結ぶ廊下も雰囲気があります。
中には国の重要文化財に指定されている本尊の木造 弘法大師坐像が安置されています。
この木像は両膝等の関節が鎖によって結ばれ、動かすことのできる珍しい仏像で、青蓮寺之別称ともなっている「鎖大師」とも呼ばれています。
秘仏で毎年大晦日を初め年に5回開帳されているそうです。
この大師像はもともと、鶴岡八幡宮にあったそうですが、明治に起きた廃仏毀釈のあおりを受けこの寺へ移され今に至っているそうです。
青蓮寺の五輪塔童子
五輪塔は鎌倉市内の寺院でよく見かけるものです。5つのパーツから成り立っていて、それぞれに意味があるそうです。
青蓮寺では、その5つそれぞれに童子を配置して、ラッキーカラーやご利益の種類を丁寧に説明しています。この童子が青蓮寺5つ目の見どころです。
「あ」の五輪塔童子
ラッキーカラーは黄色の「あ」の五輪塔童子は、全てを平等に見る智慧を授かりたい時に良いそうです。
商売繁盛やビジネスで成功、そして金運アップを目指す時、また南方に旅行に行くのならこの童子をお参りくださいとしています。
「ば」の五輪塔童子
ラッキーカラーが白の「ば」の五輪塔童子は、宇宙との一体感、宇宙の一部である自分を感じたい時に良いそうです。
やっぱり普段の生活が大切で、健康に過ごすのが一番の時はこの童子をお参りくださいとしています。
「ら」の五輪塔童子
ラッキーカラーが赤の「ら」の五輪塔童子は、自分の心やものごとの在りのままに映し出す智慧を授かりたい時に良いそうです。
自分を見つめ直したい時、試験に合格したい時、勝負ごとに勝ちたい時、東方を旅行するならこの童子をお参り下さいとしています。
「か」の五輪塔童子
ラッキーカラーが黒の「か」の五輪塔童子は、正しい行いをする智慧を授かりたい時に良いそうです。
出会いが必要な時、人や物事を引き寄せたい時、また北方を旅行するならこの童子をお参り下さいとしています。
「きゃ」の五輪塔童子
ラッキーカラーが「青」の五輪塔童子は、ものごとの真実を観察する智慧を授かりたい時に良いそうです。
やっぱり人生「愛」が大切。だからこそ、愛や恋に悩んでしまった時、また西方を旅行するならこの童子をお参り下さいとしています。
青蓮寺の仏像と六地蔵
青蓮寺の境内には六地蔵をはじめ、様々なお地蔵様・仏像が数多く置かれています。
恵比寿様の石像
不動明王の石像
どれだけあるのか、1度の参拝では把握出来ないほどあります。
これらの仏像・石像が青蓮寺の6つ目の見どころです。
青蓮寺の庭園と池
本堂に向かって左側に池があります。
庭園の片隅には鹿威しもありました。
青蓮寺の境内には庭園や池などがあり、それらを楽しむのが青蓮寺7つ目の見どころです。
可愛らしい仏像かな?と思う像が置いてあることも。
青蓮寺へ行こう
鎌倉には建長寺や円覚寺等の大きく有名な寺院が数多くあります。青蓮寺はそれらのお寺に比べると小さいものの、青蓮寺ならではの良さがあります。
鎌倉北西部の中では比較的大きく、観光で訪れる人も多い青蓮寺、訪れてみるとなぜこの場所で観光で訪れる人が多いのか何となくわかるはずです。
是非、青蓮寺へ訪れてくださいね。
以上、青蓮寺の境内の様子と見どころでした。
- 住所:〒248-0036 神奈川県鎌倉市手広5-1-8
- TEL:0467-31-1352
- 御朱印:あり
- 写経:あり
- 参拝可能時間:8:00~17:00(10月~3月・8:30~16:30)
- 寺務所受付時間:8:00~17:00(10月~3月・8:30~16:30)
- 拝観時間:8:00~17:00(10月~3月・8:30~16:30)
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