東慶寺は、鎌倉市山ノ内、いわゆる北鎌倉に鎮座する臨済宗円覚寺派のお寺です。
北鎌倉駅からもほど近い場所にあり、多くの人が訪れています。
明治の中頃までは尼寺で、縁切り寺・駆け込み寺として有名でしたが、明治36年より臨済宗円覚寺派のお寺となっています。
東慶寺 詳細とアクセス方法
- 読み方:とうけいじ
- 住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
- TEL:0467-22-1663
- 御朱印:あり
- 写経:あり
- 参拝可能時間:概ね9:00~16:00
- 寺務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:00~16:00
- 拝観料:なし(志納)
- 駐車場:なし
- 駐輪場:バイク・なし/自転車・なし
- トイレ:あり
- 宗派・宗旨:臨済宗円覚寺派
- 本尊:釈迦如来
- 山号:松岡山(しょうこうざん)
- 院号:-
- 寺号:東慶寺
- 正式名:松岡山 東慶総持禅寺
- 別称:縁切寺・駆込寺
- 創建年:弘安8年(1285年)
- 開山:覚山志道尼(覚山尼)
- 開基:北条貞時
- 公式サイト:北鎌倉 松岡山東慶寺
東慶寺へのアクセス方法・行き方
- 北鎌倉駅から徒歩約3分(約230メートル)
- 鎌倉駅から江ノ電バス「A21・N2・K4」系統に乗車、「明月院」バス停下車・徒歩2分
駐車場が無いため、公共交通機関で訪れることをおすすめします。
東慶寺の拝観について
拝観料はかかりませんが、お賽銭等を積極的に呼びかけています。
松岡宝蔵という宝物殿がありますが、こちらも無料で見られます。
拝観時の注意点は、一眼レフカメラでの撮影は禁止にされていることです(ミラーレスも恐らく駄目でしょう)
東慶寺の由緒・歴史
- 弘安8年(1285年):北条貞時が開基、覚山志道尼(貞時の母)が開山、尼寺として建立されたと伝わる
- 南北朝時代(1337年~1392年):後醍醐天皇皇女が護良親王の菩提を弔うため五世住職となり、御所寺、松ヶ岡御所とも呼ばれ、鎌倉尼五山の第二位に列せられる
- 永正12年(1515年):火災により古文書等の文献がほとんど焼失されたと思われる
- 明治4年(1871年):廃仏毀釈の影響により縁切りの寺法は廃止となる
- 明治35年(1902年):尼寺としての歴史を終える
- 明治36年(1903年):後に円覚寺管長となる古川堯道(ぎょうどう)が男僧としての第一世住職となり、臨済宗円覚寺派となる
- 明治38年(1905年):建長寺・円覚寺両派管長 釈宗演禅師が入寺し、荒廃した当寺を復興し、中興開山となる
なお一説には、源頼朝の叔母の美濃局(みののつぼね)が創建し、覚山尼が禅宗に改めたともいわれています。
東慶寺のご本尊とご利益
- 釈迦如来
ご利益・御功徳は下記のことがよく言われています。
- 子宝祈願・安産祈願
- 学問成就
- 悪縁切り
東慶寺の厄除け・厄年について
確認中
東慶寺の代表的な行事・お祭・縁日
- 毎月18日:水月観音像御開帳・月釜
東慶寺の文化財について
- 木造聖観音立像:国指定重要文化財
- 木造彩色 水月観音坐像:神奈川県指定文化財
- 木造 釈迦如来坐像:鎌倉市指定有形文化財
- 初音蒔絵火取母:国指定重要文化財
- 葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱:国指定重要文化財
- 銅鐘:神奈川県指定文化財
- 銅造 雲盤(寛永十九年銘):鎌倉市指定有形文化財
- 東慶寺文書:国指定重要文化財
東慶寺の車椅子対応・バリアフリー対応
参道が階段のため、車椅子には対応していません。ただし本堂までは参道ではなく寺務所側の道を通れば本堂までは車椅子でも行くことが可能です。
東慶寺の御朱印と札所
- 鎌倉三十三観音霊場 第32番
- 円覚寺 百観音霊場 第7番(専用納経帳に限る)
上記に加え、御本尊の御朱印があります。
書置きのみで寺務所においてあるので、自分でお金を入れて持っていくようになっており、日付は入っていません。
円覚寺 百観音霊場のみ書いてもらいます。
納経代は各500円となっています。
*以前は「東国花の寺百ヶ寺」にも札所になっていましたが、脱退しており、東国花の寺の御朱印はありません。
東慶寺の訪問・参拝・縁日レポート
東慶寺へ訪れた時の参拝レポートや東慶寺に関する詳細です。
東慶寺の関連リンク
東慶寺の墓地について
一般墓および共同墓の募集を行っていますが、数はそれほど多くないようです。詳しくは東慶寺にお問い合わせください。
東慶寺のフォトギャラリー
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