星井寺（虚空蔵堂）は、鎌倉市坂ノ下に鎮座するお寺です。
現在は、成就院の境外仏として成就院が管理しています。
鎌倉十三仏霊場第13番の札所であり、毎月13日は御本尊である虚空蔵菩薩の縁日であり、13に縁があるお寺です。
なお地元の方は、星井寺と呼ばず虚空蔵様・虚空蔵さんと親しみを込めて呼んでいます。
星井寺（虚空蔵堂） 詳細とアクセス方法
- 読み方：ほしいでら（こくうぞうどう）
- 住所：〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下18-28
- TEL：0467-22-3401（成就院）
- 御朱印：あり（成就院にて）
- 写経：なし
- 参拝可能時間：24時間
- 寺務所受付時間：寺務所なし（成就院は8:00～17:00・冬季16:30まで）
- 拝観時間：24時間
- 拝観料：なし（志納）
- 駐車場：なし
- 駐輪場：バイク・なし/自転車・なし
- トイレ：なし
- 宗派・宗旨：（真言宗大覚寺派）
- 本尊：虚空蔵菩薩
- 山号：明鏡山（みょうきょうざん）
- 院号：円満院（えんまんいん）
- 寺号：星井寺
- 正式名：明鏡山 円満院 星井寺
- 別称：ほしのいでら・こくうぞうさん
- 創建年：伝 天平年間（729年～749年）
- 開山：伝 行基
- 開基：不明
- 公式サイト：成就院 虚空蔵堂
星井寺へのアクセス方法・行き方
- 江ノ電「極楽寺駅」から徒歩約5分（約400メートル）
- 江ノ電「長谷駅」から徒歩約5分（約400メートル）
長谷駅と極楽寺駅の中間にありますが、この辺りの散策を行うのであれば極楽寺駅から向かうのがおすすめです。極楽寺駅からだと下り坂になるため、上り坂に比べると楽です。
星井寺の拝観について
星井寺は24時間の自由拝観で、拝観料は志納（気持ちの分だけ納めること）です。
ただ鎌倉十三仏の御朱印をいただく場合は、徒歩2～3分の距離にある成就院でいただきますが、成就院は8時から17時（冬季は16時30分まで）となるため、注意が必要です。
成就院も拝観料は志納となっています。
星井寺の由緒・歴史
- 天平年間（729年～749年）：伝承では行基が仏像を彫り当地に御堂を建立して安置したのが創建とされている
奈良時代に行基菩薩が全国を修行して歩い たとき､ここで虚空蔵をまつる法を行いました。するとこの井戸に三つの明星が輝き、ちょうど鏡のようでした。しかもそれが7日も続いたの です。 行基はその光を見て、 珍しいものが入っているにちがいないと思い、 土地の人々を集めて井戸の水を汲み出させました。 すると井戸の底から珍しい形をした石が出てきました。 行基は、これは虚空蔵さまがこの石になっておられるのだろう。 世の人に信心を起こさせようとされたのだと考えました。 この話が聖武天皇の耳に入り、行基に、虚空蔵菩薩の像を彫ってこの 寺に本尊としてまつるようにという指図があったと伝えられています。その後、井戸の中に明星は見えなくなったそうです。
かまくら子ども風土記 155ページより
上記のような伝承があります。
星井寺のご本尊とご利益
- 虚空蔵菩薩
境内にある舟守地蔵のご利益を含めて、ご利益・御功徳は下記のことがよく言われています。
- 頭脳明晰・記憶力増進
- 海上安全
- 大漁祈願
- 水難除け
星井寺の厄除け・厄年について
一般的な厄除けは行っていません。
数え年13歳の十三参りが、行われています。また1月13日・5月13日・9月13日には護摩焚き供養が行われます。
星井寺の代表的な行事・お祭・縁日
- 毎月13日：虚空蔵菩薩 縁日
- 1月13日・5月13日・9月13日：護摩焚き供養
- 1月13日：虚空蔵菩薩像 開帳
星井寺の文化財について
文化財は登録されていません。
星井寺の車椅子対応・バリアフリー対応
参道が階段のみで車椅子での参拝は出来ません。
星井寺の御朱印と札所
- 鎌倉十三仏
上記の1種類のみですが、御朱印は徒歩2～3分の成就院でいただきます。
納経代は500円となっています。
なお結願印が欲しい場合は、1種類の御朱印帳に他の鎌倉十三仏の御朱印すべてあることが条件になっています。
星井寺の関連リンク
星井寺の墓地について
星井寺には墓地がありません。星井寺を現在管理している成就院には墓地があります。
星井寺のフォトギャラリー
*パソコンならクリックで拡大
星井寺の訪問・参拝・縁日レポート
星井寺へ訪れた時の参拝レポートや星井寺に関する詳細です。
コメント