鎌倉駅からもほど近く、鎌倉江ノ島七福神の札所にもなっている妙隆寺、境内は広くはなく、特に目立つものは無いと思っていたのですが、8月の雨の日、たまたま訪れた時、芙蓉の花が咲いて、とても綺麗でした。
芙蓉の花と本殿が鎌倉らしさを演出してくれています。
妙隆寺の芙蓉・ムクゲ?酔芙蓉?
雨の8月、小町大路を歩いていて、妙隆寺の前を通った時、白い花が咲いているのが見えて、気になり引き寄せられました。
本殿の前に芙蓉の花が咲いていて、雨に濡れているのがまた美しくしばらく鑑賞していました。
ネットで調べると芙蓉と書いてあるところが多いのですが、ムクゲとも酔芙蓉とも書いてあるサイトがあり、実際には芙蓉なのかムクゲなのか、酔芙蓉なのか、あまり花に詳しくない管理人には区別はつきません。
ともにアオイ科フヨウ属という同じ種類の花なのですが、わかる方がいましたら、教えてください。
それよりは今、目の前にある花を見て楽しんだ方が楽しいとさえ思います。
正面からではなく参道にそって本殿へ進むとピンクの花に切り替わりました。
雨に濡れていて、水滴がより花を綺麗に見せてくれています。
9月に入るピンクの百日紅(サルスベリ)
芙蓉の花は、9月中旬くらいまでは楽しめますが、その頃になるとピンクの百日紅が見頃になってきます。
百日紅は、7月くらいから10月くらいが開花時期ですが、妙隆寺の百日紅は9月くらいがピークになってきます。
8月を逃したら、少し芙蓉の花は減ってきていますが、百日紅を見に来られても良いのではないでしょうか?
丸山定夫の碑
雨が少し強くなってきたので、本堂の下で少し雨宿りをさせてもらっていたのですが、そういえば何度か訪れている妙隆寺だけど奥の方は見たこと無いな~と思い奥へと進んでみました。
すると大きな碑があることに気が付きます。
丸山定夫という方の碑ということです。
大正・昭和期の日本の俳優。築地小劇場第一期メンバーの一人である。広島に投下された原爆により壊滅した移動演劇桜隊(さくら隊、櫻隊とも表記)の隊長を務めた。新劇の発展に貢献し、新劇の団十郎と賞賛される。
有名な俳優の方だったんですね。
ただ碑に刻まれている顔がリアル過ぎて、夜に見たら腰を抜かしそうな雰囲気です。
裏口もあった妙隆寺
丸山定夫の碑から更に奥を除いてみると、どうも先に進めるようで進んでみたら、細い路地に出ました。
この裏道を使えば段葛からも早く来れるということを知りました。
鎌倉って、こういう細い裏路地がかなりあって、実は通り抜けられるというところがあって、鎌倉散策の面白いところでもあるんですよね。
行き止まりで引き返すことも多々ありますが。
以上、夏の雨の日に妙隆寺で芙蓉(フヨウ)の花を見ながらの参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-17-20
- TEL:0467-23-3195
- 御朱印:あり
- 写経:確認中
- 参拝可能時間:24時間
- 寺務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:24時間(境内には自由に入れる)
- 拝観料:無料(志納)
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