町屋址碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
大町四ツ角の交差点から少し南下した小町大路沿い、逆川のすぐ近くに建っています。
町屋(まちや)とは、民家の一種で町人の住む店舗併設の昔の都市型住宅のことです。
町屋址碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:まちやあとひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町2-3-2
- 建立:1936年(昭和11年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
町屋址碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅(東口)から徒歩約9分(約700メートル)
- 鎌倉駅から京急バス「鎌30・31」系統に乗車、「大町四ツ角」下車、徒歩約1分
公共交通機関を利用されることをおすすめします。
町屋址碑の写真と碑文と意味
此邊ハ往昔二於ケル鎌倉繁榮當時ノ賈区ニシテ
其中央ノ通衢ヲ大町大路ト呼ビ
其他米町辻町魚町名越等ノ区分アリ
夫々町屋ノ在リシ所トオボシク
其稱ハ屡々東鑑ニ見エ
今ニ其名ヲ存ス
管理人訳
この辺りは、昔の鎌倉繁栄当時に商店街だった所であり、その中央の街道を大町大路と呼び、その他に、米町・辻町・魚町・名越などの区域がありました。
それぞれの町屋のあった所と思われ、しばしば吾妻鑑に登場しています。
今でもその名前が残っています。
この碑があるところは、魚町の町屋だったと思われます。
上記写真の左側に町屋址碑があり、その少し先・写真中央あたりに赤い橋の欄干が見えますが、この橋は「魚町橋」という名称の橋です。
この碑から海に向かって小町大路を南下すると昔ながらの商店がいくつか点在しており、昔は栄えていたところだったとわかります。
もちろん吾妻鏡は鎌倉時代のことを描いており、残っている建物は明治以降のものがほとんどですが、鎌倉時代から明治頃までは栄えていた場所だということが何となくわかるエリアです。
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