海街diary 第10話は花火大会で失恋したすずの転換期となる話です。
江ノ電「和田塚」から「極楽寺駅」あたりの風景も豊富に登場して、鎌倉らしさを感じられる話にもなっています。
海街diary 第10話 詳細
- タイトル:陽のあたる坂道
- 掲載巻数:第3巻
- 表紙:江ノ電「極楽寺駅」から極楽寺坂方面へ向かう坂道とすず
- 登場場所:サッカー場・坂ノ下海岸・日限六地蔵尊・桜橋と導地蔵尊・鎌倉 無心庵・力餅家・極楽寺坂切通し
- 鎌倉に関係するモノ:江ノ電・福面まんじゅう
第10話の表紙
第10話の表紙は、江ノ電「極楽寺駅」から極楽寺坂方面へ向かう緩い坂道とすずが描かれています。
標識とその左側に見える青い看板の隣の導地蔵尊の屋根でこの場所ということわかります。
ここはすず達姉妹が家に帰る時に極楽寺駅から必ず通る道で、すずにしてみれば日常風景となる場所です。
第10話に登場する場所
第10話は、和田塚駅付近から極楽寺あたりまでの景色がよく描かれています。
- サッカー場
- 坂ノ下海岸
- 日限六地蔵尊
- 桜橋と導地蔵尊
- 無心庵
- 雑貨屋さん
- 力餅家
- 極楽寺坂切通し
サッカー場
すず達のサッカーチーム「湘南オクトパス」のホームグランドの場所の特定は出来ていません。
恐らくモデルは、鎌倉海浜公園 由比ヶ浜地区のグランドだとは思いますが確定出来るものが出てきていません。
架空の場所なのですが、練習後は坂ノ下海岸を通って帰宅しているので、場所的には「鎌倉海浜公園水泳プール」辺りに設定しているのかな?と想いました。
山が後ろに見えているので、その辺りくらいかな?と。
坂ノ下海岸
コミック3巻114ページの1コマ目は風景や場所的に「坂ノ下海岸」交差点(T字路)です。
115ページ左上のコマは写真の「ウエットランド(WET LAND)」の外観であることがわかります。
ただこの後、すずが分かれた場所は進行方向から逆の場所なんですよね…
すずの家がある極楽寺方向に向かうことから、この横断歩道がある場所としか考えられないので。
なおこの辺りは非常に景観の良い場所です。またスラムダンクの流川楓君の自転車での通学路にもなっています。
参考:坂ノ下海岸
日限六地蔵尊
コミック3巻117ページの右下のコマに描かれているのは「日限六地蔵尊」です。
極楽寺切通の入口くらい、成就院の坂ノ下側の入口(参道)がある辺りです。
参考:日限六地蔵尊
桜橋と導地蔵
コミック3巻118ページの上の段に描かれているのは「桜橋」と「導地蔵」です。
すずがこの導地蔵の前を走っているのが描かれています。
江ノ電「極楽寺駅」からお寺の「極楽寺」へ向かう途中にある桜橋と導地蔵は、極楽寺の風景だと強く感じる場所です。
なおこの導地蔵、鎌倉二十四地蔵尊霊場 第20番の地蔵尊になっていて極楽寺で御朱印がいただけます。
参考:導地蔵
無心庵
幸が「甘いものを食べに行かない?」と誘って向かった先は「無心庵」という甘味処です。
鎌倉では非常に有名なお店ですが、このお店が有名な理由の1つが…
お店の目の前を江ノ電が通ることです。江ノ電が通っている間はお店に入ることも出来ません。江ノ電「和田塚駅」藤沢方面口(西側)から江ノ電に出会わなければ徒歩30秒です。
雑貨屋さん
コミック3巻126ページから雑貨屋さんに幸とすずが訪れますがこれがどこのお店かはわかりませんでした。
鎌倉って小さな雑貨屋さんが非常にたくさんあるから、好きな人じゃないと外観からお店を判断出来ません。
幸が「じゃあ雑貨屋めぐりしようか」と言っているシーンからも巡れるほど多いです。
力餅家
コミック3巻132ページですずと風太が一緒に訪れたお店が「力餅家」です。
風太は「力餅」よりも「福面まんじゅう」の方が好きなようですが、僕は「力餅」の方が好きです。
参考:力餅家
極楽寺坂切通し
幸が「えー切り通し登んの!?」と嫌がった場所が「極楽寺坂切通」です。
先に紹介している「日限六地蔵尊」が上記写真の右側に半分ほど写っています。
それほど急な坂道だとは思わないのですが、幸はなぜ嫌がるのか、ちょっと理由がわからないんですよね…
「力餅家」から極楽寺坂を登らずに幸達の家がある極楽寺まで行く場合、江ノ電「長谷駅」まで歩いて江ノ電に乗って極楽寺駅までいって帰ることになります。
「力餅家」から長谷駅までは約300メートル・徒歩約4~5分
「力餅家」から先に紹介している「桜橋」までは坂道だけど約450メートル・徒歩7~8分、標高差約18メートルほど。
坂道部分は約400メートルとして100メートルで4メートルほどの坂道、つまり4%程度の坂道なので、それほど大変な坂道とは思えないんですよね…
極楽寺駅から桜橋までの坂道は90メートルほどですが、極楽寺坂と同じくらいの傾斜なので、長谷駅まで戻ることを考えると極楽寺坂切通を歩いた方が楽だと思うんですけどね。
幸、どれだけ歩きたくないんだ?(笑)
参考:極楽寺坂切通し
第10話に登場する鎌倉関係のモノ
コミック3巻132ページの1コマ目には江ノ電が描かれています。
恐らく長谷駅から力餅家までの間の区間だと思います。
ちょうど江ノ電が来ている左側の道をすずと風太が歩いていた場所だと思います。
鎌倉駅から江ノ島駅までに住んでいる人は江ノ電が日常風景であり、極楽寺に住んでいるすずにとっては、日常風景だと思います。
ただ鎌倉に住んでいる立場からすると、鎌倉らしさを感じる風景にもなっています。
第10話の感想や備考
すずが風太に惹かれていく・恋心を抱いていくきっかけとなった話で、読んでいて甘酸っぱさを感じてしまいます。
普通の少女漫画のように好き・惚れたという感情が前面に出てこない分、男性でも読みやすいと感じるところだと思います。
またその光景が鎌倉という風景に溶け込んでいるところが、この作品の素晴らしさでしょう。
またすずのカーテンの話は、何となく怖く感じながらも、そう思ってしまうかも…と思い考えさせられました。
以上、「陽のあたる坂道」海街diary 第10話(コミック3巻)についてでした。
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