浄土宗の寺院は鎌倉市内に10ヶ所あり、鎌倉市内に点在しています。
浄土信仰に基づく宗旨で、法然を宗祖とします。また鎌倉仏教の1つで、本尊は基本的には阿弥陀如来となっています。
どういった寺院があるのか紹介します。
鎌倉市内の浄土宗の寺院
鎌倉市内の一般的な浄土宗の寺院は9つです。
高徳院
鎌倉大仏で有名な寺院が高徳院です。本堂は一般公開されていません。
鎌倉のシンボルとも言える大仏を観に多くの方が拝観に訪れるお寺ですが、創建については謎に包まれています。
安養院
北条政子が建立したお寺が元になっていると伝わるお寺です。
鎌倉三十三観音霊場第三番・鎌倉二十四地蔵尊霊場第24番にもなっており、土日ともなれば訪れる人も多くなっています。
英勝寺
現在、鎌倉唯一の尼寺です。
東国花の寺百ヶ寺の札所にもなっており、境内には四季折々の花が咲き、竹林もあり休日ともなれば多くの方が参拝に来られます。
称名寺
空海(弘法大師)が創建したと伝わっています。
天然の滝があり、静かな境内には滝の音が響き、観光で訪れる人も少ないエリアなだけに落ち着いて参拝することが出来ます。
延命寺
鎌倉駅からもほど近く、鎌倉三十三観音霊場・鎌倉二十四地蔵霊場にもなっており、御朱印巡りで訪れる人も多くなっています。
境内は広くはありませんが、13世紀に創建されたと伝わる歴史あるお寺です。
九品寺
新田義貞が、鎌倉幕府滅亡後に北条方で亡くなった者の霊を弔うために創建したと伝わっています。
鎌倉三十三所観音霊場第16番札所にもなっており御朱印巡りで訪れる人も多くいます。
西念寺
幼稚園と一緒になっていて平日だと参拝するのに躊躇われますが、土日もフェンスで入りにくい雰囲気になっており、参拝する方はほとんどいません。
観光で訪れる人は少ないですが、平日は園児たちの声でにぎやかなお寺です。
大長寺
一般参拝出来る寺院としては鎌倉市内最北となっており、横浜市に隣接しています。
後北条氏・徳川家と縁があり、寺紋は三つ葉葵となっており、元々は大頂寺という名称だったのを徳川家康が大長寺に変えさせたと伝わっています。
貞宗寺
寺紋は三つ葉葵で、徳川家に縁があることがわかります。
開基は徳川幕府2代目将軍の祖母となる貞宗院であり、徳川幕府歴代将軍(第2代~第14代まで)の位牌が安置されています。
鎌倉市内の単立の浄土宗の寺院
鎌倉市内で単立の浄土宗の寺院は1つだけです。
長谷寺
紫陽花や紅葉が有名で、特に6月の紫陽花の時期ともなると非常に多くの人が訪れる鎌倉でも人気の観光スポットにもなっています。
浄土宗ですが単立寺院で、本尊は十一面観音となっています。
以上、鎌倉市内の浄土宗の寺院についてでした。