琴弾橋は、滑川の中流域・蛭子神社の近くにかかる橋です。
かまくら景観百選にも選ばれている橋で、朱塗りの欄干が目印になっています。
人通りの少ない場所にあるため、川のせせらぎと鳥のさえずりが心地よく聞こえます。
橋の名前は鎌倉時代の伝承からつけられています。
琴弾橋 詳細
- 読み方:ことひきはし
- 所在地:〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-22 付近
- 全長:不明(Google Map上だと約13メートル)
- 開通年(竣工):1955年(昭和30年)3月
- 道路:市道
- 流れる川:滑川
- 形式:桁橋
- 下流側の橋:夷堂橋
- 上流側の橋:東勝寺橋
- 橋の下の通行可否:不可
琴弾橋へのアクセス方法
- 鎌倉駅から徒歩約6分(約450メートル)
鎌倉駅から歩いて行くのがおすすめです。
琴弾橋の備考・小御所ノ丘の「琴弾きの松」
琴弾橋の名称は下記のように伝わっています。
橋の正面の小高い丘を、「小御所ノ丘」といいます。2代将軍源頼家の妻と、その子一幡が住んでいた御所からそういわれるそうです。
昔、この丘には琴弾きの松があったと伝えられています。 この松の枝が風にゆれるとき、ちょうど琴を弾くような美しい音がしていたというので、いつのころからか 「琴弾きの松」と呼ばれるようになったそうです。かまくら子ども風土記 26ページより
琴弾橋の正面(東側)の山(丘)を「小御所ノ丘」というそうですが、この近くには、比企一族の屋敷がありました。
2代将軍源頼家の妻「若狭局」は比企能員の娘であったことから、比企一族の屋敷の近くに住んでいたものと思われます。
琴弾橋の見どころ・おすすめポイント
琴弾橋の見どころは4月中旬くらいから6月中旬くらいまでの新緑です。
琴弾橋から下流方面を見ると美しい新緑と渓流のような風景を眺めることが出来ます。
また橋の上からは亀や小魚(鮎等)が泳いでいるのがよく見えます。
琴弾橋で珍しいと思うのが、橋桁が2本もあることです。滑川で20メートル近くある橋でも橋桁はないものが多いです。
コメント