浄土宗鎮西派の寺院は鎌倉市内に3ヶ所あり、すべて光明寺の周りにあります。
浄土宗鎮西派は、1230年代に法然の弟子、聖光房弁長によって始められ、九州で広められました。総本山は、京都の知恩院です。
どういった寺院があるのか紹介します。
浄土宗鎮西派の大本山 光明寺
浄土宗鎮西派の大本山は7つあり、その内の1つが光明寺です。
由緒は諸説あるものの、1240年に北条経時が創建した蓮華寺を紀元としていると伝わっています。
鎌倉三十三観音霊場第18番・鎌倉二十四地蔵尊霊場第22番にもなっており御朱印巡りで訪れる人も多くいます。
*2019年から10年計画で本堂の改修工事が行われており、現在は本殿の拝観が出来ません・外観も見ることが出来ません。完成した形で見られるのは2029年以降の予定です。
光明寺の子院・僧坊
鎌倉市内の浄土宗鎮西派の寺院で光明寺以外は、光明寺の子院・僧坊だったと伝わる光明寺に隣接した2つの寺院のみです。
蓮乗院
当初は蓮乗寺という真言宗のお寺でしたが、光明寺が材木座に遷座されて来た時に蓮乗院と改称し光明寺の子院となりました。
鎌倉三十三所観音霊場第19番札所にもなっており御朱印巡りで訪れる人も多くいます。
千手院
元々は、光明寺の僧坊だったと伝えられていますが、関東大震災で寺史に関する資料が消失したため開山・開基については不明です。
鎌倉三十三所観音霊場第20番札所にもなっており御朱印巡りで訪れる人も多くいます。
以上、鎌倉市内の浄土宗鎮西派の寺院についてでした。