鎌倉ものがたり 第17話は、鎌倉らしく江ノ電がかなり登場する話になっています。
江ノ電ならではのトリックを使う殺人事件でそれを解決する一色先生、鎌倉ものがたりらしい内容で、読んだ後は思わず江ノ電に乗りたくなる内容です。
江ノ電は昔も今も、みんなに愛されている電車です。
鎌倉ものがたり 第17話 詳細
- タイトル:江ノ電沿線殺人事件
- 掲載巻数:第2巻
- 表紙:江ノ電と海と富士山と犯人と一色先生
- 登場場所:極楽寺駅・腰越駅・江ノ島駅・藤沢駅・鎌倉警察署・腰越付近・和田塚駅・極楽寺トンネル(極楽洞)・七里ヶ浜海岸
- 鎌倉に関係するモノ:江ノ電
- 登場する魔物:-
第17話の表紙
第17話の表紙は、海沿いを走る江ノ電と奥に富士山が見えて、殺人事件の犯人と一色先生が映っているものです。
なおこの表紙は、コミック2巻「鎌倉の昼と夜」の34ページ(電子書籍版)1コマ目を使いまわしたものです。
またこの表紙の角度で江ノ電と富士山、両方が見えることはありません。あくまでもイメージで書かれているので、このシーンを見たいと思っても見ることは出来ません。
江ノ電と富士山を一緒に写せるスポットはかなり限定されていて、江ノ電を大きく撮影しようとすると、七里ヶ浜駐車場近くしかありません。その場合でも江ノ電はほぼ正面からの撮影になります。
第17話に登場する場所
第17話には江ノ電沿線の駅がいくつか登場します。
- 極楽寺駅
- 七里ヶ浜
- 腰越駅
- 江ノ島駅
- 藤沢駅
- 鎌倉警察署
- 腰越付近
- 和田塚駅
なおコミック2巻の86ページ(電子書籍版)で、「単線二両編成の電車である(朝・夕ラッシュ時は四両編成)」と書かれていますが、今は基本的に4両編成のみです。
極楽寺駅
コミック2巻の88ページ(電子書籍版)の最初のコマには極楽寺駅が登場します。
いろいろなドラマや漫画、アニメにも登場する極楽寺駅は、江ノ電の駅の中でも絵になりやすい場所で、駅舎を撮影しようと多くの人が訪れています。
七里ヶ浜
コミック2巻の88ページ(電子書籍版)の2コマ目には、七里ヶ浜と並走する江ノ電と江ノ島が描かれていますが、この構図での撮影は無理なように思います。
江ノ電の七里ヶ浜の区間のよりも奥(西)に江ノ島があるため、江ノ電が海岸線を並走して走り、江ノ島も入れるというのは出来ないでしょう。
漫画なので、細かい点にこだわっても意味はありませんが、この場所を求めて鎌倉に来ても撮影出来ないので、参考までに・
腰越駅と腰越
コミック2巻の88ページ(電子書籍版)には腰越駅が描かれています。
腰越駅はホームそのものが小さく、4両編成だと収まらず、鎌倉方面に近い先頭車両はドアが開かないようになっています。
89ページで「腰越から江ノ島まで江ノ電は一般道路を走る路面電車となる」と書かれている通り、道の中央を江ノ電は走っています。
ただこの書き方だと島としての江ノ島まで江ノ電が行くように思われてしまいますが、実際には島としての江ノ島までは走っておらず、江ノ島の橋まで徒歩10分以上はかかる「江ノ島駅」までとなります。
江ノ島駅と江ノ島
コミック2巻の89ページ(電子書籍版)、看板だけですが江ノ島駅が登場し、江ノ島も描かれています。
なお江ノ島駅から江ノ島までは徒歩20分近くかかります。
まだあまり鎌倉や江ノ島のことを知らなかった時代、江ノ島まで江ノ電が通っていると思っていたのは内緒の話です。
藤沢駅
コミック2巻の89ページ(電子書籍版)の最後のコマでは藤沢が描かれています。
いわゆる鎌倉幕府があった時代の「鎌倉」と言われるエリアに住んでいる人が、いろいろと買物しようと思うと、車を使わないのであれば、大船駅か藤沢駅に出るという人が多くなっています。
ただこのコマで描かれている、ダイエー・丸井・西武・東急ハンズ・ミドリヤ・十字屋等、ほとんど無くなっているのが時代の流れを感じます。
このコマで残っているのって、OKストアくらいじゃないですかね。
鎌倉警察署と段葛
コミック2巻の90ページ(電子書籍版)には鎌倉ものがたりではお馴染みの鎌倉警察署が出てきます。今はこの場所ではなく移転しています。
昔の鎌倉警察署は段葛の横にありました。
そのため、鎌倉ものがたりでは、鎌倉警察署と段葛が一緒に描かれていることが多くなっています。
和田塚駅
コミック2巻の97・98ページ(電子書籍版)では和田塚駅付近が描かれています。
和田塚駅は鎌倉駅の次の駅です。
テレビ等でよく取り上げられる、目の前を江ノ電が走る甘味処の「無心庵」がある駅としても有名です。
極楽寺トンネル
コミック2巻の103ページ(電子書籍版)には極楽寺トンネルが出てきますが、極楽寺トンネルが登場します。正確には極楽洞という名称です。
江ノ電唯一のトンネルで、鎌倉市景観重要建築物等・土木学会選奨土木遺産に選定されています。
第17話に登場する鎌倉関係のモノ
第17話で鎌倉関係のモノと言えば、江ノ電です。
全体を通じて、江ノ電が数多く描かれていて、鎌倉らしい内容になっていたと思います。
江ノ電は絵になる電車で、土日ともなれば多くの人が江ノ電の写真を撮りに訪れるくらい人気です。
1日乗車券もあるので、ゆっくりと江ノ電に乗りながら鎌倉観光をするのも良いかもしれません。
第17話の感想や備考
第17話は江ノ電に飛び乗って移動するという話が出てきました。
実際に腰越付近は上記写真の通り、2階のベランダから飛び乗れそうなくらい近くを江ノ電が通ります。
実際、飛び乗れそうですが、飛び乗ったら、その車両に乗っていた人は音で気づくような気もするんですけど、どうなんでしょうね?
以上、鎌倉ものがたり 第17話(コミック2巻)「江ノ電沿線殺人事件」の聖地巡礼でした。
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