鎌倉に移住・引越しをするけど車は必要なのかな?と思う方もいますよね。
移住者とかのブログを読むと、車は必要と書いてあることもあれば、不要と書かれていることもあります。
どちらが真実なのか、詳しく説明します。
結論から言えば、車が必要か必要ではないか、それは人によります。
また車よりもバイクや自転車や電動アシストバイクの方が良いということを書いてあるところもありますが、このことについても紹介します。
なお鎌倉観光を車で行うことについては下記記事をご覧下さい。
車が必要か必要ないかは、人による
まず車が必要なシーンというのは、どういうことが考えられるでしょうか?
- 車で買い物に行く時(重たいものを買う)
- 車で出かけるのが好き(趣味・嗜好)
- 子どもの送り迎えが必要(子どもがいる家庭)
- 高齢の親の病院などの送り迎えが必要(高齢者がいる家庭)
- 近くに駅やバス停が無かったり、あっても本数が少ないから車が必要
1と2に関しては、車を所有してなくても解決出来る問題です。買い物で重たいものを買うから車と考えるか、重たいものはネットで買ってしまえば良いと考えるか。
車の維持費がガソリン代も含めて月2万円かかるのなら、重たい荷物の送料といっても2万円あれば今は余裕で足りるでしょう。
車で出かけることが好きな場合でも、週末くらいしか乗らないのであれば、レンタカーやカーシェアで十分でしょう。
問題は3と4です。これは頻度が高くなることが考えられ、車が無いと不便極まりないため、車は必要です。
5に関しては、鎌倉という四季を楽しめる場所に住むのだから少し歩くようにすれば解決出来るかもしれません。時間的な余裕が無いというのなら、転勤等で鎌倉に来たのなら致し方ないですが、時間的な余裕が無い人が好んで鎌倉に移住することは、そもそも向いていませんから、鎌倉への移住は間違いだったと言えます。
実際問題、車なしでも生活出来るのか?
実際問題として、鎌倉は車なしでも生活出来るのか?と言えば、住む場所によります。
凄い急な坂道を上らないといけない場所もあって、そんなところに住むのなら車がなければ大変なので、車は必要です。
でも平地であり、バス停や駅まで徒歩10分圏内のところに住むのなら、子どもの送り迎えや高齢者の送り迎えが無いのなら、なくても生活出来ます。
鎌倉市内は一部地域(由比ヶ浜から七里ヶ浜あたり)を除けば、割りとバスは充実していて、1時間に3本くらいは鎌倉駅や大船駅などに向かうバスが来ます。
問題は渋滞してバスが予定通りに到着しないことがあることですが、それは自家用車も同じで、バスが渋滞で進まないのなら、車も進みません。
鎌倉ならではの渋滞問題
渋滞が多い鎌倉ですが、渋滞自体は全国どこでもあります。
しかし鎌倉の渋滞は他の地域ではあまり見かけない問題があります。例えば徒歩10分~15分くらいの距離のコンビニでも車で行く人は渋滞が発生しにくい地域ならよく聞く話です。
鎌倉の場合徒歩10分くらいの距離に車で出かけたら渋滞で帰宅するまで1時間とか、駐車場がないし路上駐車も車が止まっていて停められなかったとか、実際にあります。
例えば金沢街道沿いにある「ファミリーマート 鎌倉雪ノ下店」、小町通りの出口辺りからだと徒歩10分弱ですが、車でその前まで行くのに30分かかった経験があります。
鎌倉で車の問題点
鎌倉市内はよく渋滞します。
また駐車場は有料なところが多いので、思いのほか駐車料金が必要になります。
何より週末だと停めようと思っていた駐車場が満車になっていて停められないということすらあります。
車を停めるために10分以上待つなら、バスや電車を使うか、歩いてこればよかった…なんて思うこともあります。
鎌倉では車よりも圧倒的に便利なバイクや自転車
鎌倉市内は非常に道が狭く、渋滞も多いため、バイクや自転車の方が便利とよく言われます。これは事実です。
ただ自転車は急な坂道が多い鎌倉において坂道が多いエリアに住むとなると結構大変なので、電動アシストサイクルの方がおすすめです。
管理人も普段はバイク(100ccのスクーター)で移動をしています。
スクーターがあればかなり快適に鎌倉市内は移動出来ます。
バイクはすり抜けが出来るからという理由ではない
すり抜けが出来るからという理由は無いとは言いませんが、観光客が多い鎌倉だとすり抜けをしようとしたら人とぶつかりそうになったという話はよく聞きます。
だから危ないので、すり抜けは極力控えるのがおすすめですし、安全です(すり抜け自体はすぐに道交法違反になる訳ではありません)。
ではなぜバイクがおすすめかと言えば鎌倉市内には自動車だと進入禁止の道でも二輪車だと通行可としている道が多いからです。
例えば北鎌倉と扇ガ谷を抜ける「亀ヶ谷坂切通」という道があります。

亀ヶ谷坂切通
4輪車は通行禁止ですが、二輪車は通行可能です。この場所から鶴岡八幡宮・鎌倉駅に抜ける道は割と渋滞していることがありますが、この道を抜けると渋滞を回避出来るので非常に重宝しています。
他にも材木座の九品寺横の道や小町通りの鶴岡八幡宮側の一部など、二輪車であれば通行出来るようになっています。
非常に細い道も多い鎌倉
鎌倉には普通の自動車では通れない、通れてもいつ横を擦ってしまうか不安なほど狭い道が数多くあります。
ワイドボディ(200cm前後の幅)の車は通れない、普通車でも少し大きめだと厳しい、軽自動車でどうにか…なんて道も多いです。
しかしこういう道でもバイク・スクーターならかなり楽に通れます。
駐車場そのものが無い家・アパートも割とある
道が細いことにも少し関係していますが、そもそも車が通れないほど細い道沿いにも家やアパートは建っており、そもそも車で家・アパートの前まで行くことが想定されておらず、そもそも駐車場がないことがあります。
でもバイクならたどり着けて、バイクを止めるくらいのスペースはあったりします。
上記の写真は某ドラマで話題になった坂ノ下にあるカフェですが、車では店の前までいけません。
もちろん駐車場を借りて少し離れたところに止めておくということも出来ますが、毎日乗る場合、駐車場が離れていると不便です。
一般の家でもルーフスクーターがあることも多い
ピザなどのデリバリー用で見かけることが多い屋根付きのスクーター「ルーフスクーター」ですが、鎌倉だと普通の家に止まっているのをよく見かけます。
荷物をたくさん積める、屋根があるので雨でも濡れにくい、ワイパーがあるので雨でも見通しが良いというメリットがあるので、普段使いのバイクとして利用する人が他の地域に比べて多いようです。
原付きにするか原付きではないスクーターにするか
原付き(法定速度速度30km)にするか原付きではないのスクーターにするか、どっちが良いか悩むかもしれませんね。
バイクの免許がなく、普通自動車免許しかなければ、原付きしか乗れないので、必然的に原付きになりますが、バイクの免許を持っていたらどちらが良いか悩むかもしれません。
管理人も原付きにするか原付きではないスクーターにするか悩みましたが、原付き扱いではないスクーターにしました。
ただそれぞれのメリットデメリットがあります。
原付きのメリットとデメリット
原付きのメリットとデメリットを紹介します。
デメリットは下記のものがあります。
- 二段階右折が必要なところが面倒
- スピードの上限が持続30kmまでで遅い
- 急な坂道だとパワーが足りないことがある(特に電動タイプ)
- 車に煽られることがある
- 2人乗りが出来ない
メリットは下記のものがあります。
- 維持費が安い(燃費も良い)
- 駐輪場で困ることが少ない(特に鎌倉駅や大船駅周辺)
鎌倉駅や大船駅周辺の駐輪場は原付きは停められるところが多いのですが、50cc以上のバイクは駐輪禁止になっているところが多いので、駐輪場で悩むことがあります。
原付きではないスクーターのメリットとデメリット
原付きではないスクーターのメリットとデメリットを紹介します。
デメリットは下記のものがあります。
- 鎌倉駅や大船駅で駐輪場が少なく不便を感じることがある
- 燃費はスクーターに比べれば悪い
メリットは下記のものがあります。
- 二段階右折が必要ない
- スピードの上限は基本的には車と同じ(標識通り)
- 急な坂道でもパワー不足を感じにくい
- 2人乗りが出来る
通勤に使うなら原付き
原付きと原付きではないスクーターのメリット・デメリットを説明しましたが、通勤で駅まで乗っていくということであれば、駐輪場に悩まない、駐輪場代が安い原付きがおすすめです。
原付き扱いではないスクーターも駐輪場の定期使用なら借りられることが多いのですが、数時間だけ停めたいということが難しくなります。
以上、鎌倉の生活における車の必要性とバイクの利便性についてでした。
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