初詣で賑わう1月、鎌倉に旅行・観光に訪れようかな?と思っている方へ、1月の鎌倉でおすすめの観光スポットやイベントを紹介します。
また注意点や遠方から来る人の場合、どういった服装で来れば良いのかも紹介します。
1月の鎌倉のおすすめ行事(神事・縁日)
1月の鎌倉は初旬は非常に混雑しますが中旬からは比較的落ち着いた時期になります。
1月の日にち固定の行事 一覧
日にち | 主な行事 | 各行事(縁日・神事) |
1月1日 | 初詣期間 | 初詣(各寺社 等) 鶴岡八幡宮 正月ぼたん (2月中旬までの予定) |
1月2日 | 船おろし (坂ノ下海岸・材木座海岸) |
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1月3日 | ||
1月4日 | 船祝い(腰越漁港) 手斧始式(鶴岡八幡宮) |
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1月5日 | 除魔神事(鶴岡八幡宮) | |
1月6日 | 初神楽(大町・八雲神社) 出初式(山崎浄化センター) |
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1月7日 | ||
1月8日 | 左義長 どんど焼き期間 各神社や自治体 |
大注連祭(白山神社) |
1月9日 | ||
1月10日 | 本えびす(本覚寺) | |
1月11日 | 潮神楽(材木座海岸) 汐まつり(坂ノ下海岸) |
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1月12日 | ||
1月13日 | 初護摩焚き供養(虚空蔵堂) | |
1月14日 | ||
1月15日 | 鶴岡八幡宮の左義長神事 鎌倉宮のどんと焼き 荏柄天神社の左義長神事 |
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1月16日 | 大般若会(閻魔縁日・円応寺) | |
1月17日 | ||
1月18日 | ||
1月19日 | ||
1月20日 | ||
1月21日 | ||
1月22日 | 太子講(宝戒寺) | |
1月23日 | ||
1月24日 | ||
1月25日 | 筆供養・初天神祭(荏柄天神社) 文殊祭(常楽寺) |
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1月26日 | 鶴岡厄除大祭(鶴岡八幡宮) 概ねこの頃から1月31日まで |
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1月27日 | ||
1月28日 | 初不動(明王院) | |
1月29日 | ||
1月30日 | ||
1月31日 |
寺社の都合や社会状況・天候で日付が変更になったり、中止になる場合もあります。
なお2月3月で鎌倉の寺社巡りを考えている方は下記記事もご覧ください。
なおもっと詳しい1月の鎌倉のイベント・行事は下記をご覧ください。
鶴岡八幡宮などへの初詣
12月31日から1月7日くらいまで、鎌倉の寺社では初詣に訪れる人で非常に賑わいます。
1年で1番鎌倉が混雑する日が元旦です。鎌倉駅から鶴岡八幡宮までは普段は徒歩10分くらいなのに、元旦は1時間以上かかるなんてこともあるくらいです。
交通規制が行われ、車も鎌倉市の中心部には入ることが出来なくなります。
それでも多くの人が訪れる鎌倉の寺社に初詣に来られてみてはいかがでしょうか?



また三賀日は鎌倉各地でいろいろな神事・催しがあります。
鶴岡八幡宮 正月ぼたん
例年元旦から2月中旬まで、鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園で「正月ぼたん」が開催されています。
源氏池の周りの「神苑ぼたん庭園」で冬に咲く牡丹が菰(藁)の屋根の中、美しく咲いているのを楽しめます。
通常牡丹は春から初夏にかけて咲く花ですが、それが正月から楽しめるのはとても風流だと思いませんか?
鎌倉・江の島七福神巡り
初詣に鎌倉に来られた方で、割と多くの方が「鎌倉・江ノ島七福神巡り」を行っています。
「鎌倉・江ノ島七福神巡り」は、年間を通じて行われている札所巡りですが、お正月は縁起が良いということで行う人が多いようです。
鎌倉に初詣に来たのなら七福神めぐりを行ってみても良いのではないでしょうか?
船おろし
船おろしは、毎年1月2日10時頃から材木座海岸および坂ノ下海岸で行われる、昨年の漁を無事に終えられたことを感謝し、新年も事故なく安全に出港できるように「船霊(ふなたま)様」という船の神様に祈る儀式です。
餅まきのようにみかんやお菓子、小銭などがまかれ振る舞われます。
特に材木座海岸であれば晴れていれば富士山が見える確率も高くなっており、おすすめのイベントです。
船祝い
船祝いは、毎年1月4日8時30分頃から腰越漁港で行われる、昨年の漁を無事に終えられたことを感謝し、新年も事故なく安全に出港できるように「船霊(ふなたま)様」という船の神様に祈る儀式です。
材木座海岸・坂ノ下海岸の「船おろし」と同様の行事です。
天候に恵まれれば、富士山をバックにみかん撒きを楽しめます。
白山神社 大注連祭
今泉にある白山神社では、毎年1月8日に「大注連祭」が行われます。
大注連祭(おおしめさい)とは、豊作と家内安全を祈願するお祭りです。左義長神事と兼ねて行われます。
白山神社は元々、源頼朝が毘沙門像を祀り毘沙門堂を建立したのが始まりと伝っており、毘沙門天の使いとされる「ハガチ(ムカデ)」を大注連(大きなしめ縄)に見立てて年に1度奉納しています。
それほど多くの人は訪れていませんが、鎌倉市内で最も早い左義長(どんと焼き)が行われます。
本覚寺 本えびす
本覚寺の「本えびす祈祷会」とは毎年曜日に関係なく1月10日に行われる行事・祈祷会です。商売繁盛の神様である「えびす様」が祀られていて、福笹と呼ばれる縁起物を承ることで、その年の商売繁盛が叶うと言われています。
午前11時から開始ですが、10時くらいから境内は混雑し始めます。
商売をしている方は訪れてみてはいかがでしょうか?
潮神楽・汐まつり
毎年1月11日に材木座海岸では「潮神楽」、坂ノ下海岸では「汐まつり」が行われます。
ともに新年において豊漁と海の安全を祈願して行われる鎌倉ならではの年中行事・神事です。
材木座海岸の場合、晴れていれば富士山をバックに神楽を見ることが出来ます。
左義長神事・どんと焼き
1月10日くらいから1月15日くらいまで鎌倉各所で左義長神事・どんと焼きと呼ばれる神事が行われます。
有名なのは、鶴岡八幡宮の左義長神事、鎌倉宮のどんと焼き、五所神社のどんど焼き・潮神楽(汐まつり)です。
古神札などをお焚き上げする神事です。鶴岡八幡宮と鎌倉宮は早朝に行うため、観光で見に来る人は非常に少ないですが、近隣の方が多く参列されます。
1月11日(日付固定)の五所神社のどんど焼き・潮神楽(汐まつり)は特に人気です。
この左義長神事・どんと焼きの煙を浴びると1年間無病息災で過ごせると言われているので、煙を浴びにきてみてはいかがでしょうか?



荏柄天神社 初天神祭・筆供養
毎年1月25日に荏柄天神社で行われる「初天神祭・筆供養」には多くの人が訪れます。
特に筆供養は鎌倉の風物詩とも言える、筆をお焚き上げする少し変わった神事で、例年多くの人が神事に参列します。
1日だけの特定時間の行事ですが、1月25日に鎌倉に訪れることがあれば是非見てください。
鶴岡八幡宮 鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷
その時の社会情勢(新型感染症等)によっても変化しますが、1月26日くらいから1月31日までくらいまで、鶴岡八幡宮では「鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷」というものが行われます。
簡単に言えば厄払いですが、厄年以外の方も参加出来ます。
厄払いは、一般的に節分までに受けるものなので、鶴岡八幡宮では1月後半から節分くらいまで大々的に厄払いを行っている訳です。
なおなぜ節分までの厄払いを受けるのかと言えば、昔節分は大晦日と同じ意味合いを持っていました。
節分の翌日は、立春であり昔は正月節(1月節)と言われ、元旦と同じ意味合いを持っていました。
だから厄払いを行って新年を迎えるという意味合いがあります。
1月の鎌倉のおすすめ観光スポット
1月の鎌倉は初詣や神事(お祭り)・縁日などのイベントで賑わいますが、イベント等関係なく、1月ならではのおすすめの観光スポットを紹介します。
稲村ヶ崎や七里ヶ浜からの富士山と江の島の眺め
1月の晴れた日には、稲村ヶ崎や七里ヶ浜から雪化粧した富士山や江の島を見ることが出来るので、この絶景を見に訪れる人も多いです。
1月の海岸線は非常に寒いですが、寒いからこそ空気が澄んで美しい景色を見られます。
衣張山登山と絶景
衣張山は標高121メートルの低山で、比較的登山の初心者向けの山です。
晴れる日が多い1月の衣張山の山頂からは富士山と鎌倉の街並みを一望出来る絶景スポットとなります。
体力に自信があるのなら、是非とも上って欲しい山です。
少し早い春を楽しむ・荏柄天神社と鎌倉宮
荏柄天神社は、鎌倉で一番早く梅が咲くと言われており、例年であれば1月中旬くらいから梅を見ることが出来ます。
受験シーズンと重なるので、受験生が合格祈願に訪れることも多くなっています。
荏柄天神社から徒歩3分ほどの距離にある鎌倉宮は、例年であれば1月は早咲きで有名な河津桜の中でも更に早咲きの河津桜を楽しむことが出来ます。
鶴岡八幡宮から荏柄天神社までは徒歩10分ほどの距離なので、鶴岡八幡宮に立ち寄りがてら、荏柄天神社と鎌倉宮で一足早い春を感じてみてはいかがでしょうか?


数年に1度のチャンス?雪景色の鎌倉
遠方の方だと非常に難しいですが、数年に1度鎌倉も雪が積もります。
前回、本格的な積雪があったのは2022年1月7日、まだ感染症の影響もあり人が少ない鎌倉且つ雪で電車の遅れが非常にあったため、訪れる人も少なくゆっくりと雪化粧された鎌倉を楽しめました。
積雪の天気予報が発せられたら前日に鎌倉市内に泊まって数年に1度の雪景色を楽しむというのも面白いと思いませんか?
ただ雪が融けないと電車が止まっていたり、高速道路が閉鎖されていたりして帰ることが出来ないかもしれないので注意が必要です。
鶴岡八幡宮や明月院等の有名な寺社には雪景色を見ようという人が集まります。



1月の鎌倉旅行の注意点と服装・気候について
1月の鎌倉は非常に寒いため服装に注意が必要です。
1月の鎌倉の天気や気温
1月の鎌倉は非常に寒い日が続きます。最高平均気温は10度・最低平均気温は3度となっています。鎌倉観光は主に外を周ることになるため、服装はとにかく暖かい服装で来られることをおすすめします。
海岸沿いに訪れるのであれば、特に暖かい服装がおすすめです。海風で内陸側よりも更に寒く感じます。
なお鎌倉に雪が積もることは数年に1度しかありませんが、積もってしまうと電車が止まることが多いので、来ることも帰ることも出来なくなります。
車も高速道路は閉鎖されることが多く、周辺の道路も大渋滞です。
もし積雪の天気予報が出ている時は、鎌倉には近づかないことをおすすめします。
お正月の交通規制に注意
- 12月31日午後11時から1月1日午後5時まで
- 1月2日・3日の午前9時から午後5時まで
鎌倉市内は交通規制が行われます。鶴岡八幡宮はもちろん、北鎌倉や坂ノ下海岸(長谷駅の近く)のあたりも通行許可を取っていない車で通ることは出来ません。
大晦日の夜10時に鎌倉に車で来て、元旦になって夜中に帰ろうと思ったら駐車場から車が出せなくなったなんて話をたまに聞きます。
どこからどこまでが交通規制で通れなくなるか確認の上訪れるようにしてください。
また1月2日と1月3日は箱根駅伝の交通規制がやや鎌倉市内にも影響します。
- 1月2日:概ね9時くらいから11時
- 1月3日:概ね10時くらいから12時
国道1号線が規制される影響で、迂回路として鎌倉市内に車が流れ込むためです。
冬の鎌倉はいつ?
暦の上で冬は11月7日くらいから翌年2月3日くらいまでを指しますが、11月から12月中旬くらいまでの鎌倉は秋、2月からは梅や早咲きの桜が咲き出して、イメージ的には春となってきます。
そのため鎌倉で冬らしい時期と言えば12月後半から1月くらいまでです。
ホテルに泊まるのなら、どこがおすすめ?
どの辺りを散策するかにもよりますが、1泊2日で鎌倉や江ノ島辺りを散策するのなら、鎌倉駅周辺か江ノ島周辺に泊まるのがおすすめです。
鎌倉駅付近なら下記のホテルが比較的新しく綺麗です。
歴史を感じられるホテルなら、ホテルニューカマクラがおすすめです。映画「おと・な・り」の舞台にもなっています。ただしオンライン予約は出来ません。
江ノ島付近なら、江ノ島内に泊まるとゆっくりとライトアップされた夜の江ノ島も楽しめます。
特に岩本楼本館は何度か泊まりましたが、美しい夕日と富士山が眺められて最高でした。
じゃらんや楽天トラベルで予約する場合は、事前にお得になるクーポンをゲットしてくださいね。お得なクーポンがあれば非常に安く泊まれます。
冬の鎌倉を楽しみたい!ということであれば是非1月の鎌倉へ来てくださいね!
以上、【鎌倉旅行】1月・冬本番におすすめの観光スポットや見どころ・注意点や服装についてでした。
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