鎌倉に日帰り旅行で来た時、どこに行けば鎌倉を楽しめるかな?という方に鎌倉駅と極楽寺・坂ノ下・長谷を中心した観光スポットを1日(日帰り)で周る観光モデルコースを紹介します。
鶴岡八幡宮や鎌倉大仏といった定番スポットから海が見える景色まで楽しめるコースです。
鎌倉駅と極楽寺・坂ノ下・長谷編を1日(日帰り)で周る観光モデルコース
今回のコースは下記の通りです。
- 10時頃・鎌倉駅到着
- 10時頃・段葛&鶴岡八幡宮を参拝
- 11時30分頃・鎌倉駅から江ノ電
- 12時頃・極楽寺駅到着
- 12時頃・極楽寺を参拝
- 12時30分頃・成就院を参拝
- 13時頃・坂ノ下でランチ
- 14時頃・御霊神社を参拝
- 15時頃・高徳院(鎌倉大仏)を参拝
- 16時頃・長谷寺を参拝
全行程で7kmほど歩くので、歩き慣れていないと少しキツいコースです。ただ鎌倉は基本的に歩くことが多い街です。
なおこのコースは大型連休(GW等)や紫陽花の時期、紅葉の時期は混雑して、時間通りに周るのは難しいコースになるので、その点だけは注意して下さい。
では、詳細を説明していきます。
10時頃・段葛&鶴岡八幡宮を参拝
10時頃に鎌倉駅に到着したら、徒歩3~5分の段葛へ移動します。
鎌倉を象徴する1つ、段葛
段葛のある若宮大路は元々、源頼朝が妻・北条政子の安産祈願のために造営されたと伝わっています。
養和2年3月12日(1182年4月16日)に造営を始めて寿永元年8月12日(1182年9月11日)に源頼朝の長男・源頼家が生まれました。
段葛は若宮大路と同じ時期に作られたと考えられていて、800年以上の歴史がある道となります。
鎌倉駅からは写真のところまで徒歩約3~4分です。段葛は約500メートルなので徒歩6~7分ですが、周りの街並みを見ながら歩くとそんなに時間も感じません。
春は桜の名所としても人気です。
鶴岡八幡宮で参拝
鎌倉と言えば鶴岡八幡宮を真っ先に思い浮かべるほど人気のスポットです。
この場所には源頼朝が遷座させたと伝わります。
観光にかかる時間は人によってかなり変化しますが、1時間くらいは見ていた方がゆっくりと見られます。
鶴岡八幡宮の参拝を終えて11時くらいが予定時刻です。
小町通り経由で鎌倉駅へ
鶴岡八幡宮から鎌倉駅へ戻っていきますが、帰りは小町通りを経由して向かいましょう。
小町通りは、鎌倉駅と鶴岡八幡宮を結ぶもう1つの通りで、お土産屋さんや飲食店などが数多く並ぶ通りです。お正月やゴールデンウィークは、なかなか進めないほど混雑します。
小町通りにはいろいろなジャンルの飲食店があるので気に入ったお店に入っても良いですし、食べ歩きをしても楽しめます。
お昼が遅めの13時予定なので、小町通りで軽いものを食べておくと良いかもしれません。
鎌倉駅から江ノ電で極楽寺駅に移動
鎌倉駅から江ノ電に乗って極楽寺駅に向かいます。
鎌倉と言えば江ノ電に乗りたい!という方も多いですよね。
鎌倉駅から江ノ電は日中は12分間隔で出発しています。江ノ電鎌倉駅から極楽寺駅までは約10分なので、鎌倉駅から長谷駅までは20分くらい見ておけば問題ないでしょう。
極楽寺駅と言えば、いろいろなドラマや映画で登場することも多い江ノ電の中でも人気の駅なので、記念写真を撮ることも多いと思います。
郵便ポストと一緒に撮影すると雰囲気が出ますよ。
極楽寺駅から極楽寺(お寺)まで歩いて向かいます。
12時頃・極楽寺を参拝
極楽寺は正元元年(1259年)、北条重時により創建されたと伝わります。
極楽寺駅からは徒歩2~3分くらいなので、極楽寺駅を少し撮影していても5分くらいで到着します。
極楽寺に来る途中にある橋は「桜橋」という名前の橋ですが、この橋の上から極楽寺駅とは反対側を見ると、江ノ電唯一のトンネル「極楽洞」が見えるので、是非、極楽洞も見てください。
極楽寺の境内は広くないので、参拝だけなら15分くらいあれば十分でしょう。
12時30分頃・成就院を参拝
成就院は承久元年(1219年)、鎌倉幕府三代執権・北条泰時が建立したと伝わります。
極楽寺から成就院までは5分もあれば到着します。
成就院は比較的狭い寺院なので10分もあれば参拝は終わると思いますが、成就院の境内からは、鎌倉の海・由比ヶ浜と材木座海岸が一望出来る絶景スポットになっています。
記念写真を撮っていたりすると結構時間が経っているかもしれません。
12時50分くらいまでに成就院の境内から出られれば予定通りです。
13時頃・坂ノ下でランチ
極楽寺駅から成就院を経由して降りてきた辺りが坂ノ下と呼ばれるエリアです。
この辺りは、個性的なカフェや飲食店が数多くあります。
cafe 坂ノ下を中心に複数のカフェがあるので、是非自分にあったお店でランチを楽しんでくださいね。
14時頃・御霊神社を参拝
ランチを終えたら御霊神社へ、坂ノ下周辺のカフェからなら10分もあれば到着します。
江ノ電が神社のすぐ前を走る御霊神社は、平安時代後期(1150年頃~1185年頃)に創建されたと推定されています。
境内は撮影禁止のため、鳥居前でしか撮影出来ませんが、雰囲気のある神社です。
それほど参拝に時間はかからないと思います。
15時頃・高徳院を参拝
鶴岡八幡宮の次に訪れる人が多いと言われる鎌倉大仏(高徳院)
実は由緒(歴史)がはっきりしていないお寺です。おそらくは13世紀に創建された寺院であるとは考えられています。
御霊神社からは徒歩10分くらいです。
高徳院はそれほど広いお寺では無いので、20分もあれば見るだけなら大丈夫ですが、鎌倉市内でもリス遭遇率が高いお寺なので、リスを眺めていると結構時間が経っています。
時間的には余裕を持って案内しているので、16時少し前までに高徳院を出発出来れば大丈夫です。
なお鎌倉にいるリスは日本固有のリス(ニホンリス)ではなく、ペット用に輸入されたタイワンリスが逃げて繁殖したものです。
16時頃・長谷寺を参拝
高徳院から歩いて5分くらいで長谷寺に到着します。
長谷寺は736年(天平8年)、観音像を本尊として聖武天皇の勅願により鎌倉長谷寺が創建されたと伝わります。
見晴台や散策路からは鎌倉の海を一望できます。
また四季折々の花が美しいことでも知られています。
今回のコースとコースアレンジ
今回のコースにかかる時間の詳細は下記の通りです。
10:00 | 鎌倉駅到着 |
10:05 | 段葛 |
10:15 | 鶴岡八幡宮 参拝 |
11:00 | 鶴岡八幡宮 出発 |
11:05 | 小町通り 散策 |
11:30 | 鎌倉駅 出発 |
12:00 | 極楽寺駅到着 |
12:05 | 極楽寺を参拝 |
12:30 | 成就院を参拝 |
13:00 | 坂ノ下でランチ |
14:00 | 御霊神社を参拝 |
15:00 | 高徳院を参拝 |
16:00 | 長谷寺を参拝 |
あくまでも目安であり、写真撮影が趣味な方や歩くのがゆっくりな方では異なってくることはご了承ください。また交通状況(渋滞等)による予定通りまわれないこともあります。
ただし後半はかなり時間に余裕をとっているので、時間があまるかもしれません。
時間があまった時などのコースアレンジを紹介します。
坂ノ下海岸&由比ヶ浜を散策
時間が余らなくても、急いで帰らなくてよくて体力が残っていたのなら、坂ノ下海岸と由比ヶ浜を散策するのがおすすめです。
坂ノ下海岸は、長谷寺から10分ほどで到着する海岸です。
海をのんびりと歩いてそのまま繋がっている由比ヶ浜まで歩いていくのがおすすめです。
稲村ヶ崎や七里ヶ浜で夕日を見る
長谷寺を見終わった後に江ノ電「長谷駅」まで戻って、江ノ電「稲村ヶ崎駅」か「七里ヶ浜駅」「鎌倉高校前駅」、いずれかの駅まで向かい、夕日を見るのもおすすめです。
どの駅で降りても晴れて空気が澄んでいれば、江ノ島と富士山を海越しに見ることが出来ます。
夕食も済ませるのであれば、七里ヶ浜駅で降りるのがおすすめです。
以上、【極楽寺・坂ノ下・長谷編】鎌倉の観光スポットを1日(日帰り)で周る観光モデルコース でした。
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