真夏とも言える8月上旬、化粧坂切通を往復してきました。
まずは葛原岡神社に参拝したあと、化粧坂を見て、銭洗弁財天宇賀福神社を見る予定だったので往復しましたが、真夏にやることでは無いと思いました。
実際のその時の様子を写真を添えてお伝えします。
源氏山公園から化粧坂切通へ
鎌倉駅から銭洗弁財天宇賀福神社の前を経由して急な坂道を上って源氏山公園へ。先に葛原岡神社を参拝して戻ってきて化粧坂を目指します。
源氏山公園から化粧坂に向かう途中、化粧坂の説明板が置かれています。
化粧坂に向かう途中、源氏山詰所という建物があります。いわゆる公園の管理所みたいなものでしょう。
少し進むとY字に道が分かれています。右へ向かうと源氏山公園の源頼朝像が置いてある広場へ、左に進むと化粧坂です。
如何にも切通っぽい山道が下に伸びています。
化粧坂の下り
どのガイドブックを見ても化粧坂はスニーカーで十分と書いてあったので、スニーカーで降りていきますが、意外と滑ります。靴底がすり減っているとスニーカーだとかなり危険なので、慎重に降りていかないと転びます(転びました)。
切通としては左右に切り立った岩肌はほとんどなく、普通の登山道という感じがします。
切通らしい景色を楽しみたい!という方には少し物足りない切通と言えます。
途中に「この先通行注意」の看板がありますが、本当に気をつけないと更に滑りやすくなっていることが多いので注意してください。
というのもどこからか水が流れ込んでいて、水の流れが出来ていることがあり山道が濡れていて、かなり滑りやすいからです。
土ならまだある程度は滑りにくいものの、地面は岩なので、滑りやすくなっています。
苔むしているところも多く、苔は非常に滑りやすくさせるので、更に注意して下っていきます。
最後に大きくカーブしているところを抜けると上記写真のようにポールが見えてきます。
ここが切通のゴールです。
下り始めてから5分もかからずに到着しました。
滑るのを気をつけてさえいれば、それほど大変な下りではなかったな~というのが、率直な感想です。
ここから少し降りたところに、化粧坂の石碑があります。
再び戻らないのなら、このまま進んで海蔵寺に訪れるのがおすすめです。
化粧坂の上り
続けて化粧坂を上っていきます。
濡れた岩の上を注意しながら歩いていきます。
下りよりは上りの方が切通らしさを感じられました。
何万人・何十万人という人が上ってきたり降りてきたりして、人の足型で岩が凹んでいるのが歴史を感じさせてくれます。
ゴツゴツとした岩の上を歩きながら上っていきますが、下りよりも上りが苦手な人だと、途中で2~3回は休まないとキツいでしょう。
下りでは気にならなかったけど上りだと段差が結構あることがわかります。
最初に銭洗弁財天宇賀福神社からの急な坂道を上っていたので、この辺りから足が笑うようになってきたのは、体力不足でしょう。
でも鎌倉時代から江戸時代まで、この坂を何十キロもの荷物を背負って上っていたと思うと、頭が下がりますね。
そしてアスファルトが見えてきてゴールです!
葛原岡神社方面に戻っていく途中で見える景色、北鎌倉方面へ山が連なっているのがわかります。
下りは5分もかかりませんでしたが、10分近くかかりました。冬場ならもっと時間は短縮出来ると思いますが、夏場だと体力の消耗が激しいです。
夏の化粧坂往復の注意点
化粧坂は山の中と言っても、源氏山は標高で言えば93メートルしかありません。
つまり木々で日差しは弱まっているものの気温は平地とほとんど変わりません。
今回、サーモスの500ccの水筒に水を入れていきましたが、飲み干しました。
源氏山公園の化粧坂の入口には公衆電話があり、自動販売機が横に設置されていますが、水やスポーツドリンクは売り切れていました。
皆さん、暑くて喉が乾いて、きっとゴクゴクと飲めるものが欲しいんでしょうね。
何かしら飲み物は買えますが、念の為に夏場に化粧坂を往復するのなら500cc以上の飲み物を持ってきた方が良いと思いました。
ただ葛原岡神社にも自動販売機はありますし、銭洗弁財天宇賀福神社にも売店があるので、特に飲み物がずっと買えなくて困るということはありません。
朝夷奈切通とか大仏切通のようにずっと飲み物が買えないということが無いのが化粧坂切通の良いところかもしれません。
以上、真夏の化粧坂を往復したレポートでした。
- おおよその住所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-14
- 管理団体:鎌倉市
- TEL:0467-61-3857(鎌倉市文化財課)
- 見学可能時間:24時間(夜は非常に危険)
- 見学料(入場料):なし
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