鎌倉の桜の名所として紹介されることもあり鎌倉山さくら道、桜の季節ともなると多くの人が訪れます。
高級別荘地として昭和初期に造成された鎌倉山をぐるっと囲むように通る道には、多くの桜があります。
実際の桜の様子や見頃を写真を添えて紹介します。また注意点についても説明します。
鎌倉山さくら道の桜の見頃
鎌倉山さくら道の桜の見頃は、年によって、また直近の天候によってズレることもありますが、概ね3月下旬から4月上旬です。
八重桜も一部植えられており、4月上旬から中旬にかけて八重桜が見頃となります。
Google Map等の口コミで老木が多く、花を咲かせないと書いてあるところもありますが、全盛期に比べれば確かに桜の咲く量は減っているかもしれませんが、それでもトンネル上に桜が咲くところもあり、まだまだ桜は綺麗に咲いています。
花を咲かせないと書いた人は、恐らく数年に1度の割合で、塩害により桜があまり咲かない年に訪れたものと思われます。
台風等により巻き上げられた海水が桜の木について桜の開花に悪影響を与えることが、鎌倉では数年に1度起こっています。
鎌倉山さくら道のお花見時の注意点
鎌倉山さくら道に訪れる前に知っておいて欲しい注意点が3つあります。
- 歩道が無い
- 交通量はそこそこ多い
- トイレはほぼ無い
歩道が無い
鎌倉山さくら道は、約2.5kmにわたる道ですが、ほとんど歩道はなく、車道の脇を歩くことになります。
更にカーブが多いため、歩行者がカーブの直前で広がって歩いていると車は気づきにくいため、非常に危険です。
2列になって歩くことが無いようにして車にも十分気をつけてください。
交通量はそこそこ多い
歩道が無い割には、交通量はそこそこ多いのが、鎌倉山さくら道です。
特に桜の花が咲く頃は車で来てゆっくりと走る車や、道路脇に車を停める人もいて渋滞が発生していることもあります。
交通量が多いので歩く場合は、本当に気をつけて歩いてください。
トイレはほぼ無い
鎌倉山さくら道上には、公衆トイレがありません。
約2.5kmにも及ぶ道で途中に公衆トイレが無いため、トイレに気軽に立ち寄ることは出来ません。
途中にある夫婦池公園や笛田公園には公衆トイレはありますが、鎌倉山さくら道からはかなり外れます。
鎌倉山さくら道には、少ないながらも飲食店があるので、トイレが不安な方は、飲食店で食事・休憩をする時にトイレを借りることを考えていた方が良いでしょう。
檑亭やル・ミリュウ 鎌倉山が食事や休憩をするのにはおすすめです。
鎌倉山さくら道へのおすすめのアクセス方法・行き方
鎌倉山さくら道へ行く方法としては、概ね下記の方法があります。
- 鎌倉駅や大船駅からバスで向かう
- 鎌倉駅や湘南モノレール「西鎌倉駅」から歩いて向かう
- 車やバイクで向かう
- タクシーで向かう
鎌倉駅や大船駅からバスで向かう
鎌倉山さくら道には鎌倉駅や大船駅からバスで向かうのが一番おすすめです。
駐車場の心配もありませんし、降りてからゆっくりと散策が出来ます。問題は、散策を終えた後に次のバスまでの時間が20分ほど待つことがあることです。
バスの本数は少ないとはいえませんが、多くは無いのがネックです。
鎌倉駅や湘南モノレール「西鎌倉駅」から歩いて向かう
かなり大変ですが、鎌倉駅や湘南モノレール「西鎌倉駅」から歩いて向かう方法もあります。ただかなり大変なので、あまりおすすめはしません。
車やバイクで向かう
車やバイクから降りないことを前提にするのなら、おすすめです。車やバイクから見るだけで良いということであれば、一番楽な方法です。
なおバイクを車道に停めている人もいますが、歩道が無い道でバイクを車道脇に停めるのは非常に危険なので、やめておきましょう。
タクシーで向かう
3人以上であればタクシーで向かうのもおすすめです。
鎌倉駅西口から鎌倉山さくら道の桜が綺麗に見えてくるあたり(鎌倉山集会所あたり)まで、渋滞が無ければ1500円弱です。
1人500円ほどでバスよりも自由度があがります。
行きか帰りのどちらかをバス、どちらかをタクシーにすればかなり自由度があります。
鎌倉山さくら道の桜の様子
鎌倉山さくら道の入口とも言える「鎌倉山ロータリー」から進んでいきます。
この辺りにも桜が数多く植えられており、とても綺麗です。
ロータリーの一角にある桜の木、横に丸い郵便ポストが置かれ、良い雰囲気を出しています。
ここから坂道を上っていきます。
途中、何箇所か桜のトンネル、桜のアーチになっているところがあります。
鎌倉山記と書かれた大きな石碑が建っているところまで来れば、残りは5分の3くらいです。
ここから夫婦池公園に向かう小路もあり、夫婦池公園の桜も見られます。
夫婦池公園にはここから階段をかなり降りていくのですが、再び上ってくるのがかなり大変なので、注意してください。
ここから檑亭までの区間はあまり桜がありません。雷亭を超えた辺りから再び桜の木が多くなってきます。
個人的には鎌倉山ロータリーから鎌倉山記の区間よりも、檑亭から鎌倉山集会所の区間の方が桜の景色に味わいがあるように思います。
この区間、アップダウン(上り坂・下り坂)が小刻みにあって、面白い写真を撮りやすいんです。
桜のアーチから現れるバス
坂道の先に見えるヤマト便の車
人それぞれ好みはありますが、鎌倉山集会所付近の景色がかなり好きです。
また鎌倉山集会所から夫婦池公園は近く、夫婦池公園の桜を見に行くのにも便利です。
鎌倉山さくら道の桜は気をつけて見に行こう
鎌倉山の桜について説明してきました。確かに鎌倉山さくら道の桜は非常に素晴らしいですし、景色も良いのですが、道が狭い、歩道が無い等の問題もあります。
鎌倉山さくら道の桜を見に行く時は、十分に気をつけて訪れるようにしてください。
個人的にはハイランドさくら道の桜の方が歩道がある分、おすすめです。
- ハイランドさくら道:歩道があって安全、ただし飲食店は少ない
- 鎌倉山さくら道:歩道がなく危険なところも、飲食店はそれなりにある
しかし鎌倉山さくら道だけではなく、少し脇道に入ると富士山や鎌倉の海・江ノ島の絶景を見られる場所もあります。
鎌倉山さくら道だけではもったいないので、是非脇道に入って景色も楽しんでください。
以上、鎌倉山さくら道の桜の様子と見頃、注意点についてでした。
- 主な住所:〒248-0031 神奈川県鎌倉市鎌倉山2-11
- TEL:-
- 駐車場:なし
- 最寄りのトイレ:なし(笛田公園のトイレ等は利用可能)
- 車椅子での通り易さ:歩道が無いため、通りにくい
コメント