明王院口は、天園ハイキングコースの非公式の入口・登山道です。
一般的な天園ハイキングコースの南端となる登山口で、天園ハイキングコースの最長コースを目指す時の入口となっています。
特に展望が良いルートではありませんが、途中に「はじめ弁天」と呼ばれる神社があり、参拝を兼ねて訪れる人もいます。
ここでは、明王院口から「瑞泉寺・梶原井戸」分岐までのコースについて説明します。
明王院口 詳細とアクセス方法
- 入口付近の住所:〒248-0001 神奈川県鎌倉市十二所38
- 駐車場:なし
- コース手前の最寄トイレ:鎌倉駅起点の場合、鎌倉駅
- コース手前の自動販売機:鎌倉駅起点の場合、鎌倉駅
- 携帯・スマホ:ほぼ通じる
- 入口の標高:36メートル
- 大平山までの参考コースタイム:50~60分
明王院口へのアクセス方法
- 鎌倉駅から京急バス「鎌23・24・36」系統に乗車、「泉水橋」下車・徒歩約5分(約350メートル)
- 鎌倉駅から京急バス「鎌23・24」系統に乗車、「十二所」下車・徒歩約5分(約340メートル)
バスの本数は若干少なくなるものの、十二所バス停で降りることをおすすめします。理由は注意点に記載しています。
明王院口の難易度
- 難易度:やや初心者向き
基本的には初心者向きですが、公式ルートで無いこともあり、登山はほとんどしたことが無いというレベルの初心者向きではありません。
やや滑りやすいこと、急な斜面があることから多少は登山・ハイキング経験がある人向きのコースと言えます。
明王院口の注意点
晩春から初秋にかけては、飲料(水分)の持参は必須です。
飲物を持ってきていない場合は、鎌倉駅方面から向かうのであれば鎌倉駅で用意しておくことをおすすめします。
トイレもバス停を降りてからは無いため、鎌倉駅のトイレで済ませておくことをおすすめします。
飲物を買い忘れた、トイレが不安ということであれば、「十二所」バス停から向かう途中、コンビニ(ミニストップ)があるので、ミニストップで買物をした上で、トイレを借りるのが良いでしょう。
残置ロープには注意
登山口から登り始めて数分で残置ロープがありますが、残置ロープは極力使わないで登るようにしてください。
登山の世界では誰が取り付けたかわからない、いつ取り付けられたかわからないロープは使わないというのが一般的な考え方です。
悪意ある人が切れ目を入れてないという保証が無いためです。残置ロープを使わなくても十分登れる傾斜です。
十二所側入口には向かわない
スマホ等でGoogle Mapを見ながら登ると途中、十二所側入口(登山口)がある方向に向かうように見えるルートがありますが、行き止まりです。
体調が悪くなったから、引き返そう…と思い、この辺りでショートカット出来そう…と思って向かうと最後は崖になり、降りられません。
私有地(民家)の庭先に降りる迂回ルートはありますが、それでもかなり急で危険です。
素直に瑞泉寺口まで進むか、引き返すようにしてください。
明王院口の見どころ・おすすめの時期
- おすすめの時期:冬から早春
公式ルートでは無いため、夏場だと草木が茂り歩きにくくなっています。
見どころはコース上にある神社「はじめ弁天」と史跡「大江広元の墓」です。
はじめ弁天の御本尊は、明王院に安置されているそうです。
コメント