暦的には完全に冬、ただ紅葉が真っ盛りの鎌倉だと晩秋という感じがする12月上旬、平成巡礼道を通って、衣張山のハイキングを楽しんできました。
紅葉の時期ですが、衣張山自体は紅葉はそれほどしませんが、冬になって晴れ渡ると綺麗に見える富士山を期待してのハイキングでした。
実際の様子やコースタイムなど、写真を添えて紹介します。
今回の衣張山ハイキングコースのルートとコースタイム
今回のコースは、衣張山ハイキングコース・平成巡礼道のもっとも一般的なルートである、杉本観音バス停から浄明寺1-12付近の登山道入口を経由して、浄明寺緑地までのコースです。
上記の1から登山道に入り2まで歩くコースとなります。
- 9:40=杉本寺前通過
- 9:42=犬掛橋・滑川見学
- 10:00=浄明寺1-12付近登山道入口 到着・出発
- 10:11=石切り場跡 分岐を通過
- 10:13=石切り場跡 到着・見学
- 10:17=石切り場跡 出発
- 10:20=衣張山山頂(北陵)到着・休憩
- 10:30=衣張山山頂(北陵)出発
- 10:34=衣張山山頂(南陵)到着
- 10:40=衣張山山頂(南陵)出発
- 10:50=浄明寺緑地 到着
浄明寺緑地からは、あまり知られていない・でも地元の人は日常的に使う報国寺に抜ける小径を通って浄明寺バス停から鎌倉駅に向かいました。
疲れていてあまり歩きたくない場合は、逗子の西友前まで歩き、そこからバスで鎌倉駅まで向かうのをおすすめします。
なお初秋の様子は、下記記事を参考にしてください。
晩秋の衣張山ハイキングコースの様子
今回のハイキングの様子を写真を添えて紹介します。
杉本寺から犬掛橋・滑川
鎌倉駅からバスに乗り、杉本観音バス停で降りて、20秒ほどで杉本寺の前に到着します。
杉本寺は12月上旬から中旬にかけて紅葉の見頃となります。
杉本寺から歩いてすぐ、犬掛橋という小さな橋があり、犬掛橋のあたりからの景色がこの時期は最高に綺麗です。
滑川という川にかかるモミジが紅葉して非常に綺麗です。
素通りするつもりが5分ほど、ここで紅葉を眺めていました。
浄明寺1-12付近登山道入口から石切り場跡まで
犬掛橋から平成巡礼道の入口となる、衣張山のハイキングコース入口までは、ゆっくり歩いて7~8分くらいです。
平成巡礼道の入口へ到着
左側を見るとやぐらがあります。やぐらを少し見て出発です。
出発してすぐ、倒木があります。この倒木、9月に来た時もあったので、ずっと放置されているものです。倒木を頑張って超えて先へ進みます。
ここからしばらく階段状の登山道が続きます。結構急なので時折休まないと息が上がります。
なおこの辺りは紅葉する木が無いので、紅葉の景色は楽しめません。
大きな岩が見えてきたら、3分の2は登ってきたことになります。この大きな岩の右下を見てください。
道祖神像が置かれています。たまに花が活けられていることがあります。
倒木した木の下を通ると…
右には石段の登山道、左には少し下っていく登山道があります。石切り場跡に向かうか、そのまま衣張山山頂に向かうかの分岐です。
どちらを通っても衣張山山頂に辿り着きますが、今回は石切り場跡へ向かうコースを選びました。
分岐から進むとすぐに五輪塔などの石塔が置かれています。
1~2分ほど歩くと短い下り方向の階段があります。この階段を降りて右側を見ると…
大きな岩が切り取られたように穴が開いていて先に進めるようになっています。ここが石切場跡です。
中にも入れますが、1人だともし崩れてきたらどうしよう…と思ってしまって長居は出来ませんでした。なお中の奥は真っ暗です。
石切場跡は、昔ここで石が切り出されていたことがわかる史跡です。
石切り場跡から衣張山山頂(北陵)まで
石切場跡を後にして先に進みます。
少し長い階段状の登山道を登っていきます。
しばらくすると石切場跡を経由しない時の道と合流します。
ここから少し歩くと…
衣張山の山頂(北陵)に到着します。
衣張山山頂(北陵)から衣張山山頂(南陵)まで
衣張山山頂(北陵)にはお地蔵様と五輪塔が置かれていますが、それよりも注目なのがここからの景色です。
鎌倉の街と海を眼下に望み、遠くに富士山も見えます。
冬の晴れた日ならかなりの確率で富士山を望むことが出来ます。
オペラグラスなどの望遠鏡的なものがあれば長谷寺を望むことも出来ます。
ここは映画「海街diary」にも登場した場所で、海街diaryの聖地巡礼場所として訪れる人もいる場所です。
ここで10分ほど休憩も兼ねて景色を楽しんでいました。
ここからの景色が好きで何度も登ってしまうんですよね……
と言ってもいつまでもここにいる訳にもいかないので移動します。
振り返ると右側に浄明寺緑地に向かう道があるので、浄明寺緑地へと向かいます。
3~5分ほど尾根を歩いていきます。
すると開けた場所に出ます。
衣張山山頂(南陵)です。
ここからも美しい鎌倉の海を望めます。
南陵にもお地蔵様と五輪塔があります。
北陵よりは開けていませんが、それでも美しい海が見えるとテンションが上がります。
衣張山山頂(南陵)から浄明寺緑地まで
衣張山山頂(南陵)で少し景色を堪能したら、下山です。浄明寺緑地へと向かいます。
途中、倒木もありますが、基本的には緩やかな下りです。
開けた場所が途中にあり、天園ハイキングコースとなる天園方面が見えました。
紅葉が見えてきたら、ほぼゴールです。この紅葉があるエリアが浄明寺緑地と呼ばれる公園です。
もう少しだけ進んで浄明寺緑地からの「関東の富士見百景」のプレート前から富士山を見ると完全にゴールしたといつも思います。
富士山を見て帰路へとつきました。
でもたまに振り返って富士山を見ちゃうんですけどね。
疲れている場合は、ここから徒歩10分弱の逗子の西友まで歩いていけばバスが出ています。
今回のルートがおすすめの人
今回のルートがおすすめな人は、冬の綺麗な富士山と鎌倉の海が見たい!という方です。
ただ浄明寺緑地側から登った方が上りが少ない分楽ですが、下りが多い分、膝や腰への負担は大きくなるので、注意が必要です。
急な下りになるので、膝や腰にかかる負担はかなり大きいです。というのも衣張山の別のルートですが下りがキツいコースで降りたら、腰をやってしまいました。
上りは大変ですが、下りに比べると腰や膝への負担が少ないというメリットがあります。
また冬なので、虫などがほとんど出ないので虫嫌いの人にはおすすめの時期です。
晩秋・初冬の平成巡礼道を通って衣張山から富士山を見てきたハイキングレポートでした。
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