鎌倉七口には含まれないけど、切通らしい風景が見られることで地味に人気の高野の切通へ、7月の中旬頃、散策に行ってきました。
夏の高野の切通の様子を写真を多めに紹介します。
夏に高野の切通に行こうかな?と思っている方に注意点も含めて紹介します。
高野台バス停から高野の切通の入口まで
Google Mapで高野の切通の場所を調べても今ひとつわからないので、とりあえずネットで見た、高野台バス停から向かうのが良いという情報を見て、高野台バス停から向かいました。
高野台バス停は、このバス路線の終点であり、バス停のところはロータリーになっています。日中は1時間に1本しかバスが無いので時間は事前に調べておくことをおすすめします。
バス停から少し先に左に入る道があるので、そちらへ。
自動車は通り抜け出来ないと書かれているので、車ではこれ以上先に行かないようにしてください。
大船高校の校舎が見えてきたら、階段が見えてきます。
階段の下を見るとまっすぐに進む道と右に進む道があります。
まっすぐか右か、ここで悩むと思いますが、右です。まっすぐ行っても切通はありません。
まだ上記写真の道案内があるかどうかわかりませんが「至ル 本村 経由 大船駅方面」と案内されている方に進んでください。
鬱蒼と茂った草木を見ながら先へと進みます。
途中、木々の合間から墓地が見えます。多聞院というお寺の墓地です。
竹林が見えてきたら切通の始まりです。美しい竹林が見えるのは夏くらいまでです。
切通らしい雰囲気になってきます。
夏の高野の切通
切通らしく左右に岩肌が見えてきます。
すっごく切通らしい雰囲気の切通です。左右の崖(岩肌)の高さは2メートルくらいでしょうか、それほど高い訳ではありません。
少し進んでいくと左右の崖の高さが3メートルくらいになってきて、THE・切通!という感じになってきます。
木々のトンネルになっているので、夏でも市街地より2~3度気温は低く感じます。
苔むした岩肌と木漏れ日が何とも言えない良い雰囲気を醸し出しています。
上記写真のようなむき出しの削られた岩肌を見ると切通だな~って思います。
切通はゆるい坂道で、最初はまっすぐでしたが、徐々にカーブしてきます。
4メートルくらいの高さはあるかな?そしてゆるやかなカーブになっています。
もう少しで開けて切通は終わりそうです。
そして切通終了、でも横を見てみると…
切通は途切れていますが、分岐があったようです。
また大きな岩肌の下に穴が開いています。
昔はこの穴がトンネルになっていて、反対側にも抜けられるようになっていたのかもしれませんね。
この切通の下には、谷戸ノ前隧道というトンネルがありますが、トンネルが出来る前は、この穴を通ったり、途切れている分岐方面に抜けていたのかな?と思いました。
高野台のバス停からここまでゆっくり歩いて15分もかかりません。
振り返ってみると美しい切通が続いているのがよくわかります。
切通自体は100メートルくらいしか無いので、滑りにくい靴であれば靴もそれほど気にすることもありません。
この後、谷戸ノ前隧道の前に抜けて、高野の切通散策は終了です。
ここからは常楽寺のバス停に向かうが楽かもしれません。ここから徒歩6~7分です。
夏の高野の切通を歩いた感想と注意点
距離もそれほど長くないので、夏場でもそれほどキツくは無かったというのが率直な感想です。ただ高野台バス停から切通を抜けてしばらくは自動販売機も無いので、飲み物の準備はしておいた方が良いでしょう。
夏場だと気づかないうちに脱水症状になっていることもありますから。
今回は下りのコースなので、逆の上りコースだと汗もかくので、飲み物は絶対にあった方が良いです。とうか、上りコースなら飲み物は絶対に持っていきましょう。
実際に歩いた感想としては、とても綺麗な切通らしい切通なので、非常におすすめです。
有名な鎌倉七口の切通で、ここ高野の切通みらいに切通らしいところは、朝夷奈切通と名越切通、大仏切通くらいなのですが、その3つよりも楽に切通を抜けられるのが高野の切通の良いところでもあります。
切通らしい切通を歩いてみたい!ということであれば非常におすすめです。
以上、夏の高野の切通の散策レポートでした。
- おおよその住所:〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船2033
- 管理団体:-
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間(夜は危険)
- 見学料(入場料):なし
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