逗子市から鎌倉市を結ぶ名越切通を10月の後半に散策してきました。
今回はお猿畠の大切岸を見たかったこともあり、浄明寺緑地から入り名越切通に出た後、まんだら堂やぐら群を見た後に、逗子方面に抜け戻って大町方面へと抜けました。
全行程で3時間ほどの散策です。
浄明寺緑地 パノラマ台からお猿畠の大切岸へ
鎌倉駅から京急バス「鎌36 ハイランド循環」に乗車して、15分ほどで逗子市の夕陽台公園バス停に到着、ここからちょっときつい坂道を上って、7分ほどで浄明寺緑地へ
晴れていれば富士山が徐々に近づいてくるのが、この坂道の良いところ。
浄妙寺緑地からの関東の富士見百景を見て、パノラマ台へと進みます。
バス停からは15分ほどでパノラマ台へ到着、標高は約110メートルほどなので、衣張山よりは少し低いものの絶景です。
パノラマ台からお猿畠の大切岸まではゆっくり歩いても徒歩15分ほど、ほぼ平坦な道なので、それほど疲れることもなく到着しました。
お猿畠の大切岸を20分ほど見学&散策した後は、名越切通へ。
途中に「石廟」と言われる鎌倉市指定文化財もあります。
お猿畠の大切岸からまんだら堂
途中、ブロック塀の横にあるハイキングコースの道を通り、名越切通へ
三方向の分岐の案内板が見えたら名越切通の本線?です。お猿畠の大切岸からここまではゆっくり歩いて15分ほど、パノラマ台からは30分ほどです。
上に写っている登山道がお猿畠の大切岸から来た道です。
大町方面を見ると道の中央に大きな岩が出ていて、ゴツゴツとしたハイキングコースになっていました。
逗子市側を見ると緩やかなハイキングコースになっています。まんだら堂やぐら群は逗子方面へと歩いていきます。
少し歩くと名越切通の説明板が出てきます。その少し先がまんだら堂やぐら群です。
まんだら堂やぐら群は、春と秋の決められた期間の土・日・月・祝のみ公開されています。この日は実は公開開始日の翌日だったことを知っていて訪れました。
圧倒的な数のやぐらが並ぶ、まんだら堂やぐら群、1度は見ておきたい景色です。
まんだら堂やぐら群で30分ほど見学していました。
まんだら堂やぐら群から名越切通・亀が岡団地口まで
まんだら堂やぐら群からまずは逗子方面の名越切通の終点まで向かいます。
名越切通の紹介でほとんどのところが紹介する第1切通と呼ばれる場所が見えてきます。
岩が突き出していて、すごく狭いくなっていますが、これは関東大震災で岩が動いて狭くなったそうで、元々はここまで狭くなかったそうです。
名越切通 第一切通を無事通貨
下へと下っていますが、それほど急ではありません。
そして無事に名越切通・亀が岡団地口へ到着。まんだら堂やぐら群からここまで5分もかかりませんでした。
名越切通・亀が岡団地口から名越切通・大町口まで
来た道を大町方面に戻っていきますが、途中に仮設トイレがありました。まんだら堂やぐら群の公開期間のみ臨時で設置されるそうです。スタッフもいるから必要ですよね。
再び第1切通へ
迫ってくるむき出しの絶壁な岩肌、迫力があります。
非常に狭い岩の間を抜けていきます。
実際ここは1人分のスペースしか無いので対面から人が来たら、譲り合いが必要です。
切通らしい道を歩いていきます。
お猿畠の大切岸との分岐点へ到着、ここからはほとんど下り坂です。
鬱蒼と茂った草木が10月も後半であることを忘れさせます。
そしてコンクリート塀のあるところまで来たら、大町側の入口はすぐそこです。
名越切通・亀が岡団地口から、ここ名越切通・大町口まで15分ほどでした。
名越切通・大町口からの景色
名越切通・大町口から見る景色がまた凄く良いんです!
左斜め前方に富士山、その下には長勝寺、そして横須賀線の電車が走っています。
振り返ってみると鎌倉市と逗子市を隔てる山が見えました。
再び前を見て富士山を眺めます。
昔の人も名越切通の薄暗い森の中を通り抜けた後は、ここで富士山を見て一息ついていたのかな?なんて想像しました。
坂を下っていくと鎌倉ものがたり・一色先生の足跡板がありました。
名越切通・大町口から最寄りのバス停である「緑ヶ丘入口」や「長勝寺」までは概ね6~7分くらいです。
鎌倉駅までは25~30分くらいなので、歩いて戻れない距離でもありません。実際に歩いて帰りました。
名越切通の全ルート散策にかかった時間
鎌倉駅をスタートして、名越切通の全ルート散策にかかった時間は下記の通りです。
- 鎌倉駅からバス~夕陽台公園バス停まで:約15分
- 夕陽台公園バス停~浄明寺緑地:約7分
- 浄明寺緑地~パノラマ台:約8分
- パノラマ台~お猿畠の大切岸:約15分
- お猿畠の大切岸見学:約20分
- お猿畠の大切岸~まんだら堂やぐら群:約15分
- まんだら堂やぐら群見学:約30分
- まんだら堂やぐら群~名越切通・亀が岡団地口:約5分
- 名越切通・亀が岡団地口~名越切通・大町口:約15分
- 名越切通・大町口~鎌倉駅:約30分
見学時間も含めて合計で160分ほどでした。予備時間も含めて約3時間でまわれるコースでした。
この時はデジカメで1000枚以上を撮っていますが、それでもこの時間です。
もちろん鎌倉駅でバスを待っていたりしてもっと時間がかかるかもしれませんし、途中で食事をすれば時間はかかりますが、それでも4時間ちょっとでまわれます。
10月も後半になれば暑くはないですから、体力の消耗も夏に比べればありません。
軽く飲み物や食べ物を持っていくにしても、ペットボトル500ccくらいと行動食(チョコレートやカロリーメイト)で十分、事足りるでしょう。
この辺りの紅葉は11月中旬くらいから12月上旬くらいまでなので、その頃に訪れても良いかもしれません。
なお今回のこのルートで一番キツかった区間は、夕陽台公園バス停~浄明寺緑地までの急な坂道でした。
以上、秋に浄明寺緑地から名越切通の全区間を歩いてきた散策レポートでした。
- おおよその住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町5-19 / 逗子市小坪1
- 管理団体:鎌倉市・逗子市
- TEL:0467-61-3857(鎌倉市文化財課)
- 見学可能時間:24時間(夜は非常に危険)
- 見学料(入場料):なし
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