お盆に入る少し前の8月中旬、亀ヶ谷坂切通を散策してきました。
夏休みに鎌倉散策で亀ヶ谷切通を通ろうかな?と考えている方に夏の亀ヶ谷切通の様子をお伝えします。
比較的楽に散策出来る切通ですが、北鎌倉から鎌倉駅方面に向かうルートで見どころも紹介します。
北鎌倉側の亀ヶ谷坂切通
北鎌倉側の亀ヶ谷坂切通は、お蕎麦屋さんと長寿寺というお寺の間にあります。
長寿寺は紅葉が綺麗なお寺ですが、春から初夏、秋から初冬までの限定期間のみ拝観が出来るお寺なので、真夏となる7月8月は拝観出来ません。
亀ヶ谷坂切通は、写真の通りきちんと舗装されているので、歩きやすくなっています。
なお車は進入禁止になっていますが、長寿寺等に出入りする車は途中まで来ますし、バイクは通行可なので、中央を歩いているとクラクションを鳴らされることがあるので、注意してください。
この辺りに住んでいる方の生活道路になっていますから。
坂を上り始めるとすぐに左側になにか看板が設置されています。
「鎌倉ものがたり・一色先生の足跡板」と呼ばれるもので、亀ヶ谷切通に住むと言われる猫王という架空の猫と亀ヶ谷坂について説明されています。
鎌倉ものがたりの6巻に登場するので、読んでから通ると面白いですよ。
途中、長寿寺の裏側の門があり中を見ることが出来ます。
亀ヶ谷坂切通の中心
少し歩いてくると注意看板が見えてきます。ここからが本格的な切通区間となります。
道の中央に車止めの石が置かれており、車は進入出来ませんが、バイクは割とよく通ります。北鎌倉から鎌倉駅・鎌倉市役所方面に抜ける際の近道になっているので。
車止めの石を超えて進むと緑が濃くなってきますが、切通ということもあり、日差しはほとんどありません。
北鎌倉駅方面から歩いて来たのなら2~3度気温が低くなったように感じるはずです。
少し暑さも和らいでホッと出来る場所です。
両側に少し切り立った岩肌が見えてきて、切通らしい雰囲気になってきます。
坂の一番高くなる少し手前には六地蔵と呼ばれるお地蔵様が置かれています。
坂の一番高いところには崖崩れで崩れてきた石などを食い止める防護壁が設置されています。無い方が雰囲気が良いんですけど、こればかりは致し方ないですね。
木漏れ日の中、先へと進みます。
そして下りへ
思ったよりも楽な坂だったと感じるかもしれませんが、昔はもっと急な坂だったそうです。
ハングオーバー気味な岩肌があり、これを超えると車両進入禁止区間は終わりです。
振り返ってみたところ、おそらくゆっくり歩いても坂の始まりからここまで15分もかかりません。普通に歩いていたら5分ほどです。
緑がとても美しい道で、この綺麗な緑が見たければ、暑くても夏に訪れて欲しいと思いました。
なお上記写真を撮っているあたりにもお地蔵様があるので、是非見てください。
なお切通らしい雰囲気はもう少し続きます。
途中にトンネルが門となったマンションがあります。むき出しの岩肌で何とも言えない雰囲気があるところですが、昔はここは温泉旅館だったそうです。
夏の亀ヶ谷坂切通へ行こう
夏の亀ヶ谷切通は、歩きでの鎌倉散策で少しだけ涼がとれる場所です。
そして緑が美しい時期でもあります。
北鎌倉から鎌倉駅方面に向かうショートカットにもなっています。
もちろん少しは暑いですが、比較的楽なルートなので、是非亀ヶ谷切通を通ってくださいね。
以上、夏の亀ヶ谷坂切通の様子でした。
- おおよその住所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷3/山ノ内1520 付近
- 管理団体:鎌倉市
- TEL:0467-61-3857(鎌倉市文化財課)
- 見学可能時間:24時間(夜はやや危険)
- 見学料(入場料):なし
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