鎌倉駅周辺や北鎌倉、長谷や極楽寺などの鎌倉でも人気のエリアには何度が行ったことがあるから、もう少しマイナーな鎌倉が見たい!という方で、それほど時間が取れない方に半日程度で楽しめる観光モデルコースを紹介します
今回は、鎌倉市高野・大船を散策しながら楽しむコースです。
鎌倉市高野は、大船と山ノ内(北鎌倉)に挟まれた、観光で訪れる人が少ないエリアです。
高野・大船の観光スポットを半日で周る観光モデルコース
今回のコースは下記の通りです。
- 大船駅からスタート
- 大船駅から高野台行きのバスに乗車
- 高野台バス停到着
- 六国見山森林公園展望台を散策
- 高野の切通を散策
- 熊野神社・多聞院を参拝
- 常楽寺を参拝
- 大船駅に戻る
今回はGoogle Mapに無い道・ハイキングコースも歩きます。全行程で約5kmほどの歩くので、歩きやすい靴で来られることをおすすめします。
なお最後の常楽寺からはバスを使えば1kmほどは歩く距離を減らせます。
では、詳細を説明していきます。
大船駅から高野台行きのバスに乗車
大船駅から高野台行きのバスに乗車します。
バス乗り場は、大船駅東口(ルミネ下)ですが、基本的に1時間に1本しかバスがありません。
事前にバスの時刻をチェックしておかないと1時間近く待つことになりかねないので注意してください。
参考:江ノ電バス
バスを降りるのは終点の「高野台」です。
ここから最初の目的地「六国見山森林公園展望台」を目指します。
六国見山森林公園展望台を散策
高野台バス停から歩くこと20分くらいで六国見山森林公園展望台に到着します。
写真は天気が今ひとつの時だったので、綺麗に見えませんが晴れて空気の澄んだ日なら最高の眺めになります。
ここは六国見山ハイキングコースにもなっている場所で、このまま北鎌倉側に進むと明月院の近くに出ますが、今回はこの景色を見た後は戻ります。
高野の切通を散策
再び高野台バス停に戻ってきたら今度は高野の切通を目指します。
高野台バス停からは10分もかからないくらいで高野の切通に入ります。
高野の切通は、切通の中では有名ではありませんが、切通の雰囲気が残るおすすめの切通です。
鎌倉の歴史を語る上で切通は切っても切り離せないものです。
参考:切通とは何か?
北鎌倉や極楽寺方面に訪れた人なら、亀ヶ谷坂切通や巨福呂坂切通、極楽寺坂切通などを通ったことがあるかもしれませんが、切通らしいのは高野の切通です。
熊野神社・多聞院を参拝
高野の切通を抜けると「谷戸ノ前隧道 」の前に出ますが、「谷戸ノ前隧道 」から徒歩2分ほどのところに熊野神社と多聞院というお寺があります。
熊野神社は、鎌倉市内に3社ありますが、ここは住所的には鎌倉市大船になります。
能舞台のような場所があり、少し異質な感じがする神社です。
熊野神社に隣接して「多聞院」というお寺があります。
大きくはないお寺ですが、御朱印もいただけます。
多聞院の墓地にはやぐら群があり、鎌倉らしい景色も見られます。
両方で30分くらいで参拝は出来ると思います。
常楽寺を参拝
多聞院から歩いて10分ほどで到着する常楽寺は嘉禎3年(1237年)、鎌倉幕府・三代執権北条泰時が義母の供養のため粟船御堂を創建し、仁治3年(1242年)以降、北条泰時没後に泰時の法名「常楽寺殿」から常楽寺に変更されたと伝わるお寺です。
常楽寺には、北条泰時のものと伝わるお墓があります。
この後、徒歩で大船駅に戻るかバスに乗って大船駅に戻ります。
今回のコースとコースアレンジ
今回のコースにかかる時間の詳細は下記の通りです。
大船駅から移動 | 20 |
高野台バス停から 六国見山森林公園展望台 |
20 |
展望台 滞在 | 10 |
展望台から高野の切通まで | 25 |
高野の切通 散策 | 20 |
熊野神社・多聞院 参拝 | 30 |
移動 | 10 |
常楽寺 参拝 | 20 |
移動 大船駅 | 15 |
合計 | 170 |
概ね3時間くらいのコースです。ただ山道のようなところを通るので、人によって時間にかなりの差が出ると思います。
コースアレンジ・長窪の切通にも立ち寄る
多聞院から徒歩7、8分のところに「長窪の切通」という切通があります。
この切通も非常に雰囲気のある切通です。
プラス30分、距離にして1.2kmほど余分に歩けるのなら長窪の切通にも立ち寄ってくださいね。
大船駅からほど近い大船観音寺に立ち寄る
大船駅に戻ってきて1時間くらい余裕があるのなら大船観音寺に立ち寄るのもおすすめです。
大船駅西口からも見える白い巨大な観音様があるお寺です。
大船駅西口から徒歩10分ほど、少しキツい坂道を上りますが巨大な観音様に参拝されてみてはいかがでしょうか?
なお大船観音様は上半身のみで下半身はありません。
以上、【高野・大船編】鎌倉の観光スポットを半日で周る観光モデルコースでした。
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