鎌倉の桜の名所と言えばいろいろなところがありますが、ほとんどがソメイヨシノ枝垂れ桜がほとんどです。
峯山は、ヤマザクラが多く山桜の名所となっています。
実際に峯山に訪れてヤマザクラの様子を見てきました。峯山のヤマザクラの様子や見頃について写真を添えて紹介します。
峯山へのハイキングの様子(行き方等)は下記の記事を参考にして下さい。
峯山のヤマザクラの見頃について
峯山のヤマザクラの見頃は、年によって、また直近の天候によって異なることもありますが概ね3月下旬から4月上旬です。
4月上旬(2~5日くらい)が見頃となることが多いようです。
峯山にはオロチ桜と名付けられたヤマザクラがありますが、他のヤマザクラよりも少し遅く開花することが多くなっているようです。
なおヤマザクラはソメイヨシノと異なり、開花の時から葉が出始めるため、ソメイヨシノほどは白(一部少しピンク)にはなりませんが、峯山のヤマザクラは、葉が出るタイミングが少し遅いので、それほど気にならないことが多いようです。
峯山山頂の桜(ヤマザクラ)の様子
峯山およびその周辺にはヤマザクラが300本ほどあると言われています。峯山山頂付近には92本ものヤマザクラがあるそうです(2018年当時・参考:常盤山緑地の桜分布状況の調査)。
峯山山頂にも樹齢200年を超えるヤマザクラが数多くあり、満開の時なら桜が屋根のようになっていて、まるで桜のドームのようになっています。
ソメイヨシノに比べると満開時の葉はやはり気になるかもしれませんが、晴れた日に見上げる満開のヤマザクラはものすごく綺麗です。
更に峯山の山頂からは、晴れて空気が澄んだ日なら富士山も見えます。ヤマザクラと富士山、まさに日本の春の光景です。
富士見特等席と名付けられた場所には、丸太のベンチ?が作られていました。
ここに座って、しばらく富士山とヤマザクラを眺めていました。
前を向けば富士山とヤマザクラ
上を見上げれば青空とヤマザクラ
更にこの峯山山頂のすごいところは、海まで見えることです。
逗子・葉山方面の海が見えます。
小さく海の中に浮かぶ小さな島の上に鳥居が見えます。名島(菜島)の鳥居です。
峯山山頂からは直線距離で約6.5km、その奥には三浦半島が続いているのがわかります。
桜と海と富士山、最高の景色が楽しめるスポットです。
200年以上の樹齢となるヤマザクラには、上記のように立て札がついていました。
古いものは推定樹齢270年ということなので、西暦1750年頃から植えられたことになります。
峯山の汐見台・三叉路付近の桜
峯山山頂から西(梶原口)方面に5分ほど歩くと、汐見台と名付けられた開けた場所があります。
この辺りにも数多くのヤマザクラがあります。
開けている分、明るくなっており、ヤマザクラとヤマザクラの距離もあるため、四方に枝が伸びたヤマザクラが思いっきり花を咲かせていました。
あまり葉が出ていない状態で満開になっており、美しい青空と素敵なコントラストを描いていました。
ここは峯山散策路の八雲神社と梶原口の分岐点があり、三叉路とも言われています。
そこに2本並んで立っているヤマザクラがあり、非常に綺麗でした。
なんでこの場所が汐見台と言われるかと言えば、下記の通り
ここからも海が見渡せるからです。
美しい桜と青空と海、ここも素晴らしい眺めです。
峯山の桜を見に行こう
素晴らしい眺めと桜を楽しめる峯山、歩いてしか行くことが出来ない場所ですが、歩いていくだけの価値がある場所です。
最寄りの入口(登山口)は、常盤八雲神社の拝殿に向かって左のところからです。
野趣あふれるヤマザクラを見に行かれてみては、いかがでしょうか?
また野村総合研究所跡地のグランドからは、富士山とその下に咲くヤマザクラの景色も見えます。富士山の下に咲くヤマザクラは、峯山山頂あたりに咲くヤマザクラです。
以上、峯山 山頂やその付近の桜の様子と見頃についてでした。
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