浄明寺緑地から名越切通まで歩いていけますが、Google Mapにはそのルートはなく、どうなっているのか、迷わずに行けるのか？と思う方もいるでしょう。
浄明寺緑地の南端から名越切通までは、600メートルほどの距離で迷うポイントも少ないですが、初めてだとどのルートが良いのか悩むと思います。
実際の様子を写真を添えて、どのルートが良いのか紹介します。
浄明寺緑地からパノラマ台分岐まで
まずは浄明寺緑地の「関東の富士見百景」とトイレを目指してください。
上記の地図だと浄明寺緑地の「公衆トイレ」近くの一般道から下（南側）を見ると下記の写真のように車は進入出来ないけど、歩きなら通れるようになっている道があります。
この車止めを超えて舗装された道を進んでいきます。
舗装された道をまっすぐ進んでいくと坂道になってきます。
この坂道を登らず、右側を見てもらうと舗装されていない山道があります。
舗装されていない道に入ってすぐにお地蔵様が鎮座しています。
この舗装されていない道をずっと道に沿って進んでいきます。
しばらく進むと分岐があります。
右へいくとパノラマ台へ辿り着きますが、名越切通方面はそのまま直進します。
直進すると再び分岐があります。ここまでが概ね浄明寺緑地（鎌倉市 子ども自然ふれあいの森）です。
ここでは左側ではなく右側に進みます。この先からが名越切通に抜けるハイキングコースとなります。
浄明寺緑地からお猿畠の大切岸まで
浄明寺緑地から名越切通までのハイキングコースに入って少し進むと最初の分岐があります。
右側に降りられるようになっていますが、ここでは右に降りずまっすぐに進みます。
右へ進むと鎌倉市大町7丁目方面へと向かうことになります。
更に進んでいくと案内板があり案内板の後ろに向かう分岐道もありますが、そちらには進まずまっすぐに進んでください。
少し進むと再び分岐があります。
Uターン気味に下に降りていく道と、そのまままっすぐに進む道です。
どちらに進んでも同じところに到着しますが、どういう違いがあるのかと言えば下記の通りです。
- Uターン気味に下に降りていく道＝大切岸の下を通るコース
- まっすぐ進む道＝大切岸の上を通るコース
大切岸とは「お猿畠の大切岸」と言われる史跡です。
どちらのルートが良いのか、人によって好みが違うので一概には言えませんが、大雑把に言えば
- 大切岸の下を通る＝迫力のある大切岸を間近で見たい人
- 大切岸の上を通る＝逗子の海を見たい人・出来るだけ歩きたくない人
というようになります。参考までに僕は両方を通ります。時間にしてプラス20分くらいなので、両方の景色を見たいからです。
実際にどちらが良いか次に紹介するそれぞれのコースの写真を見て判断してください。
大切岸の下を通るコース
Uターン気味に下へ降りていくとすぐにまたUターン気味に道が曲がっています。
少し下に降りてくると右側に大きな岩壁が見えてきます。この岩壁がお猿畠の大切岸です。
最初は草木に侵食されたかのような大切岸が続きます。
少し進むと開けたところに出ます。
ここからが本格的なお猿畠の大切岸です。
高さ10メートルほどの岩壁は、ここがかつて巨大な石切場（建造物を作るための石を切り出す場所）だった跡です。
高さ10メートルほどの岩壁は、ここがかつて巨大な石切場（建造物を作るための石を切り出す場所）だった跡です。
迫力のある岩壁がずっと続く様は1度は見て欲しいところです。
大切岸に沿って歩いていきます。
開けた場所からは逗子方面の街並みも見えます。
大切岸から歩いてきてら、お猿畠の大切岸の説明板などが置かれた開けた場所に出ます。
上記の写真、右側の案内板があるところが、今歩いてきた道です。左側の道が次に紹介する大切岸の上を歩いてきた時の道です。
どちらを歩いてきても合流します。
大切岸の上を通るコース
大切岸の下ではなく上を通るコースを歩いていきます。
岩の根などは出ていますが、比較的歩きやすいハイキングコースです。
そして木々の合間からは逗子方面の街や海が見えます。
この海の景色が見たいのなら上のコースを歩くことをおすすめします。
一部、開けたところからは眼下に大切岸を見ることも出来ます。
落ちたら怪我は確実にするような場所も一部あるので、注意してくださいね。
そして大切岸の下を通るコースで来た時と同様、開けた場所に出ます。
大切岸から名越切通まで
大切岸の上下のルートから進んできて合流して名越切通方面に向かいますが、平場でどこに進む道があるかわかりにくいので図にしました。基本的には来た道からまっすぐに進むだけです。
大切岸を後にして先へと進みます。
しばらく進むと「史跡 名越切通」と書かれた道標が見えます。
道標を超えて進むと右側に何か史跡のような場所があります。
石廟と呼ばれる鎌倉市指定の文化財です。
なお石廟のある場所は鎌倉市ですが、ハイキングコースは逗子市です。大切岸から名越切通までのハイキングコースは鎌倉市と逗子市の市境を通っています。
石廟をこえて少し歩いてくるとブロック塀と家が見えてきます。
ここも分岐になっています。
Uターン気味に下に降りていくと法性寺というお寺に出ます。まっすぐに進むと名越切通なので、ここはまっすぐに進みます。
参考までに、左側が歩いてきた道、右側が法性寺に向かう道です。
ブロック塀にそって、名越切通方面へと向かいます。
この先はしばらくは分岐が無いので、道に沿って歩いていきます。
少し開けた場所に出ます。名越切通まであと少しです。
金網に囲まれた場所に出ます。「無縁諸霊之碑」と刻まれた石碑が建っています。
石碑を横に先へと進みます。
そして道案内版が見えてきます。ここが名越切通です。
名越切通へ到着！上記写真の案内板の後ろが歩いてきた道です。
上記写真の右側の山道が歩いてきた道、左側の岩が中央にあるところが大町方面へと向かう名越切通です。
ここからは鎌倉市大町方面に向かうのか、逗子方面の名越切通へ向かうのか悩むかもしれませんが、逗子方面の名越切通に向かって歩いていって、再びここまで戻ってきてもプラス15分くらいです。
それほどアップダウンが無いのでせっかくなら名越切通の1番の見どころである名越切通・第1切通を見てください。
名越切通・第1切通
浄明寺緑地から名越切通まで歩こう
今回の浄明寺緑地（トイレ付近）から名越切通までのコースタイムですが、早い人で15分かかりません。
僕は写真を撮ったり、お猿畠の大切岸は上と下の両方を通るので1時間以上を費やしていますが、普通はそこまで時間はかかりません。
迫力ある大切岸の景色を見たり、逗子の海を見たり出来るコースです。
是非、浄明寺緑地から名越切通まで歩いてみてください。
以上、浄明寺緑地から名越切通までのルートと様子でした。
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