秋の気配が感じられるようになってきた9月後半、平成巡礼道を通って衣張山のハイキングを楽しんできました。
9月後半ともなれば、少しは暑さもやわらぐ頃で、晴れていれば美しい絶景を楽しめるコースです。
実際の様子やコースタイムなど、写真を添えて紹介します。
今回の平成巡礼道・衣張山ハイキングコースのルートとコースタイム
今回は、杉本観音バス停から浄明寺1-12付近の登山道の入口から、浄明寺緑地までの最も一般的な衣張山山頂を通るルートです。
上記の1から2までのコースとなります。
- 10:30頃=鎌倉駅からバスに乗って出発
- 10:43=杉本観音バス停 到着
- 10:55=浄明寺1-12付近登山道入口 到着・出発
- 11:10=石切場分岐を通過
- 11:15=衣張山山頂(北陵)到着・休憩
- 11:33=衣張山山頂(北陵)出発
- 11:37=衣張山山頂(南陵)到着
- 11:40=衣張山山頂(南陵)出発
- 11:50=浄明寺緑地 到着
帰りは、逗子の西友前まで歩き、そこからバスで鎌倉駅まで向かいました。
西友の前にはインドカレー店やラーメンなどもある定食屋さんもあるので、食事にも困りません。
なお浄明寺1-12付近登山道入口から浄明寺緑地までの一般的なコースタイムは30分弱なので、かなりゆっくりです。
ただし前半はかなり急な登山道を登るので、ところどころ休憩をしないとキツいです。
バス停を降りてからは自動販売機が無いので、飲み物は鎌倉駅で購入しておくことをおすすめします。
初秋の平成巡礼道・衣張山ハイキングコースの様子
今回のハイキングの様子を写真を添えて紹介します。
杉本観音バス停から浄明寺1-12付近登山道入口まで
杉本観音(杉本寺)のバス停から犬掛橋を渡って次の交差点までは、すっかり写真を撮るのを忘れていました。
上杉朝宗及氏憲邸阯碑と呼ばれる石碑からの様子となります。
上杉朝宗及氏憲邸阯碑という石碑の奥へ進んでいくと平成巡礼道・衣張山ハイキングコースの登山口に到着します。
なお上杉朝宗及氏憲邸阯碑 のところにある案内板には「平成巡礼道 衣張山まで15分」と書かれていますが、ここから衣張山山頂まで15分で行けるのは、よほど体力がある人のみです。
15分間、割りと急な登山道を休まずテンポよく登り続けられる体力がある人でなければ無理です。
上杉朝宗及氏憲邸阯碑から歩くこと2~3分で平成巡礼道の入口が見えてきます。
平成巡礼道の入口に設置されている緊急時の案内版、No.2となっています。
この登山道の入口のすぐ近くには、やぐらと思われる跡があります。
割りと大きめのやぐらです。
さていよいよ平成巡礼道を通って衣張山山頂を目指します。
平成巡礼道 入口から衣張山山頂(北陵)まで
平成巡礼道に入って数十メートル進んだところに倒木があります。この倒木を越えるのが結構大変かもしれません。
この倒木、かなり長い間放置されています。
倒木を超えて進んでいくと木々が高く伸びているのがわかりますが、倒木も多いです。
下も見ていないと上記のように板のみの小さな橋状になっているところもあるので、注意してください。
この辺りは水が湧き出ているのか?しばらく雨が降ってない時でもぬかるんでいるところがあり、水の通り道になっているところもあります。
階段状の登山道がしばらく続きます。
この階段状の登山道は5分以上登り続けるので、結構きついです。
高低差で言えば80メートル近くを15分ほどで登るので、割りと急な角度です。
しばらくすると大きな岩が見えてきます。岩の右下を見てください。
道祖神像が置かれています。それほど古いものでは無いと思うのですが、こういう像が置かれていると巡礼道っぽく感じますよね。
少し進むと倒木があり、倒木を越えるとと分岐になっています。
直進する(やや下り)か右折して階段状の登山道(上り)ですが、今回は右折して上りを選びました。
直進すると石切り場跡に出ます。
少し登った後は、笹が生えるゆるやかな登山道になります。そして笹薮を越えると…
衣張山山頂(北陵)に到着です!
衣張山山頂(北陵)で休憩
衣張山山頂は北陵と南陵があり、ここは北陵で、衣張山で最も景色が良い場所です。
少し下がってみると右側に石塔と石仏が見えます。
石仏は可愛らしい2つのお地蔵様ですが、デザイン的には新しいもので、恐らくは2000年以降に置かれたものと思われます。
お地蔵様の隣には五輪塔があります。こちらは少し古いものだと思われます。
それはさておき、ここからの風景は本当に最高です。
鎌倉の由比ヶ浜方面から相模湾を一望出来る絶景です。
上記写真の右側、江ノ島も上の方だけ見えます。
この日は気温が25度くらいまで上昇していたので、諦めていましたが、富士山も見えました。9月は晴れていても富士山が見えない日が多いので、天気に恵まれました。
稲村ヶ崎、坂ノ下海岸の奥の方までよく見えます。
ここで15分ほど写真を撮りながら休憩していました。
衣張山山頂(北陵)から衣張山山頂(南陵)まで
来た道とは別の道があるので、そちらに進むと衣張山山頂の南陵へ向かいます。
南陵までは北陵から3~4分ほどの距離です。一旦降りて、少し登りますがそれほど大変ではありません。
基本的に尾根歩きです。
そして草木は結構生えているものの開けたところに出ます。ここが衣張山山頂(南陵)です。
ここにもお地蔵様と五輪塔が置かれていますが、お地蔵様が見るからに新しそうなものとなっていましたが、五輪塔はそれなりに古いのかな?と思いました。
この南陵からも海が見渡せます。
この日は見えませんでしたが、冬場の晴れた日なら伊豆大島が見えることが多いです。
名残惜しいですが、ここは数分で移動しました。
衣張山山頂(南陵)から浄明寺緑地
衣張山山頂(南陵)を後にして、浄明寺緑地方面へと向かいます。
ほぼ下りです。
倒木が道にそってありますが、かなり長い間放置されています。
倒木の下を抜けて歩いていきます。
途中開けているところからは、鎌倉霊園が見えました。
ひたすら降りていきます。
案内板が出てきたらもう少しでゴールです。
ほぼ平坦な道に変わった辺りでゴールでも良いのですが、もう少し先まで進みます。
そしてお地蔵様が見えるここをいつもゴール地点としています。
もう少しだけ進んで浄明寺緑地からの「関東の富士見百景」のプレート前から富士山を見ると完全にゴールしたといつも思います。
この日もどうにか富士山が見えました。
ここから逗子の西友までは、徒歩10分弱のアスファルトで舗装された下り坂です。
今回のルートがおすすめの人
今回のコースがおすすめの人は膝が悪いけど、衣張山山頂からの景色が見たい人向きです。
登山の楽さだけを見ると今回の逆のルートの方が下りが増えて、登りが減ります。
ただ下りが長いとその分、膝などの関節にかかる負担は大きくなります。
今回のコースは登りは大変なものの、登りが多い分、膝などへの負担は逆コースよりも少なくなります。
ただ9月とは言え、まだ暑い日も多い鎌倉、虫もまだまだ多い時期なので、虫が嫌いな人にはこの時期はおすすめではありません。
また衣張山山頂から富士山が見える割合はもっと秋深くなってからか冬の方が綺麗に見えることが多いので、衣張山山頂の景色を楽しみたい方は、晩秋から初春がおすすめです。
以上、初秋の平成巡礼道を通っての衣張山ハイキングレポートでした。
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