5月後半に差し掛かった5月20日、六国見山ハイキングコースを歩いてきました。
今回は、六国見山の中でも最北となる入口からスタートして、明月院通りに抜けるコースです。
実際の様子やコースタイム等、写真を添えて詳しく紹介します。
今回の六国見山ハイキングコースのルートとコースタイム
今回のコースは、上記の地図の3番・高野台バス停側入口から入り、7・8・9・4を経由して、5番の明月院通りの登山口に抜けるルートです。
約1.5kmの距離で早い人なら30分もかからずに抜けられますが、写真を撮ったり休憩したりして、かなりゆっくりなペースでハイキングを楽しみました。
- 9:29=大船駅東口からバスに乗って出発
- 9:45=高野台バス停 到着
- 9:48=高野台バス停側入口(3番)からスタート
- 9:54=公園北口との合流・分岐ルート(7番) 到着
- 10:04=展望広場(8番)に到着 休憩
- 10:16=展望広場 出発
- 10:21=稚児の墓 到着 少し見学
- 10:31=六国見山 山頂 到着 少し見学
- 10:38=古山稲荷方面への分岐(9番)を通過
- 10:43=今泉台方面との分岐(4番)を通過
- 10:54=明月院通り 庚申塚(5番)に到着
大船駅からバスに乗って高野台バス停まで行くのが六国見山の北側からハイキングを行う場合、もっとも楽です。
北鎌倉駅から六国見山森林公園まで歩くのは少し距離があり上り坂がメインになるので、歩き慣れていない人だと、六国見山森林公園にたどり着くまでに疲れるかもしれません。
六国見山のハイキングコースの様子
今回のハイキングの様子を写真を添えて紹介します。
高野台バス停から高野台バス停側入口まで
大船駅からバスに乗って高野台バス停(終点)へ。手前の大船高校前で全員降りて、終点まで来たのが僕1人だけでした。
なお大船駅から高野台バス停までのバスは1時間に1本ほどしか出ていないので、注意してください。大船駅で大幅に待つ可能性もありますから。
高野台バス停のある場所はロータリーになっていて、バス停の反対側には上記写真のように階段があり、普通はこの階段を上って六国見山森林公園へと向かいますが、今回はバス停からほぼまっすぐ進んだ入口から入ります。
高野台バス停からほぼまっすぐ進むと上記のように行き止まりになっているように見えますが、近づいてよく見ると…
先に進める山道があります。この山道を通って進んでいきます。
高野台バス停側入口から展望広場まで
このコースは民家の裏側に沿って登山道になっています。
しばらく進むと片側がフェンスの登山道に出ます。
山の中に入ってきたと思うと右側に柵が置かれた場所に出ます。柵の上の方を見ると鉄塔が建っていました。
そのまま進むと分岐に出ます。
左側に進みますが、右側を見ると下り方向の階段が見えます。
階段を降りていくと六国見山森林公園の北口に出ます。
普通は公園北口から入るので、北口から来た人向けに案内板も設置されています。
ここから先は、六国見山森林公園で散策路がいろいろとあり分岐も沢山ありますが、基本は上りで、分岐があれば左側に進むことになります。
散策しやすいように階段状になった散策路になっていました。
ところどころ、気の早い紫陽花が咲いていました。
晴れていたら木漏れ日とか綺麗な公園です。
しばらく進むと展望台っぽい場所が見えてきます。
鎌倉市内のハイキングコースではよく見かける緊急時に伝える番号が記載されている案内板が設置されていました。
そして展望広場に到着です。
六国見山の展望広場の様子
この展望台になっているところからの眺めが六国見山ハイキングコースで最も展望が良い場所です。
あいにくの天気でしたが、鎌倉市内の街並みから海、逗子の小坪方面まで見渡せる絶景スポットになっています。
冬場の晴れた日なら富士山も見えるそうです。
展望台に置かれた案内板
どの方向に何が見えるか書かれています。
鎌倉の海とは反対側を見ると、横浜の街が見渡せます。天気はよくありませんでしたが、肉眼だと横浜ランドマークタワーや、東京スカイツリーまで見えました。
晴れてないと景色は楽しめませんが、晴れていたら絶景だろうな~ということはわかりました。
展望広場の中央には石碑があり、今では何と書かれているかわかにくいですが「浅間大神」と刻まれています。
明治時代に建立された石碑と言われており、富士山信仰である「浅間大神」が祀られていたことがわかります。手前にも石塔がありますが、崩れてしまっています。崩れた石塔は「小御嶽大神」と言われています。
展望台のすぐ下に置かれた案内版。
展望広場の周りは1周くるっと回れるように散策路があり、展望台の前の道を降りていくと南口広場に出ます。
北鎌倉駅から歩いてくる場合は、六国見山森林公園の南口から入るのが一般的です。
ベンチもあるので、ここで10分ほど写真を撮ったりしながら休憩していました。
展望広場から稚児の墓まで
展望広場から明月院方面を目指します。
散策路をゆっくりと歩いていくと…
稚児の墓と書かれた崩れて中間がなくなった宝篋印塔が置かれています。
この宝篋印塔は、飛鳥時代・奈良時代に由比の長者と呼ばれた「染谷時忠」の子を弔うために建てられたものだと言われています。
実際には鎌倉時代以降に建てられたものだと思いますが、六国見山の見どころの1つです。
稚児の墓から六国見山 山頂まで
稚児の墓から先へ進みます。
山道を歩いていくと…
開けた場所に出ます。
ここからも横浜方面を見たわすことが出来ました。
少し進むと左側にコンクリートブロックが1個置かれています。危うく通り過ぎそうになりましたが、一応見ておくか…と思ったら
六国見山山頂をと書かれた案内板が!
コンクリートブロックには、麻雀牌のイーピン牌・スーソー牌・チーマン牌が描かれています。
これは六国見山の標高が147メートルで麻雀の筋(スジ)であるイースーチーだと覚えやすいということで書かれたものだろうな~と思いました。
案内板には「市第2の山」と書かれています。
六国見山は鎌倉市内では2番目の高さの山という意味です。なお標高だけを見ると十二所果樹園の展望台が149メートルなので、鎌倉市内としては3番目の高さです。
ただここからの景観はほとんどありません。
六国見山 山頂から明月院通り 庚申塚まで
六国見山の山頂から先はほぼ下りです。
ひたすら山道を降りていきます。
途中、分岐が1箇所あります。左側が本来のルートです。右へ進むとマイナーな古山稲荷の裏側へ出ます。
今回は明月院側を目指します。
しばらく進むと少し開けたところがあります。ここから鎌倉市今泉台の街並みが見えます。
少し進むとコンクリートの塀が見えてきます。
この塀の横を進みますが、左に曲がると今泉台方面へ抜けます。
六国見山ハイキングコースから天園ハイキングコースに入るのであれば、左に曲がった方が早く天園ハイキングコースの入口に行くことが出来ます。
今回は塀の横を進み明月院方面を目指します。
ここからは少し下り勾配がきつくなり、転びやすくなるので注意してください。
途中、切通上の道を通ります。
少し進むと少し開けた場所とアスファルトの道が見えてきます。ゴールはすぐそこです。
一般道が見えてきます。
一般道に出てゴール!振り返ると庚申塚があります。
ここから明月院までは2分ほどの距離です。
今回のコース、早い人なら30分もかかりません。
今回のルートがおすすめの人
今回のコースがおすすめの人は、出来るだけ楽なコースで六国見山のハイキングを楽しみたい人向けです。
最初こそ上りますが、ほとんどは下りなので、上りが苦手な人には楽なルートです。ただ下りが長い分、膝や腰にかかる負担は上りよりも大きいです。
また早い時間からスタートして、明月院側に抜けた後に明月院等の寺院巡りを楽しみたい人にもおすすめです。
なお5月くらいになると蜂などの虫も多くなるので、注意してください。
今回は蚊が多くて、数か所刺されました。5月に入ったら虫除けスプレーをしていった方が良いでしょう。
以上、5月後半の六国見山ハイキングコースのハイキングレポートでした。
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