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鎌倉市は停電が多い!停電時の対策が必要

倒木の様子 鎌倉の生活基盤・インフラ・防災

電気は生活に欠かせないインフラですが、鎌倉市は関東の他のエリアと比べても停電が多い地域です。

そのためある程度の停電対策は必須です。

鎌倉市の停電が多い理由

鎌倉市は停電が多いですが、それには理由があります。

谷戸が多いため倒木で電線が切れる

鎌倉の谷戸

鎌倉市には谷戸と呼ばれる場所が多いため、台風などで倒木が発生し倒木のために電線が切れてしばしば停電します。

谷戸とは山と山の間のことです。

上記は鎌倉市極楽寺のGoogleマップを航空写真で見たところですが、谷戸に沿って家が建てられているのがよくわかります。

谷戸の風景

谷戸で木々が生えているところで台風などの大雨・強風で倒木した結果、電線が切れて停電が発生することが鎌倉市のどこかで2年に1度くらいはあります。

二階堂の倒木(停電の原因)

上記の写真は2021年7月3日に二階堂で停電が発生した時の原因となった倒木です。

電気自体は半日たらずで復旧しましたが、倒木の撤去には2日ほど要しました。

2023年4月7日にも鎌倉宮の脇の道で倒木による停電が発生しています。

野生動物による原因

タイワンリス

鎌倉は山が多く野生動物も多いため、野生動物によって電線がショートして停電になったのではないか?と言われることがあります。

実際に鎌倉では2021年6月20日には、電柱にヘビが絡まったことで約1300軒が停電したことがあります。

鎌倉の山の近くに住んでいるとタイワンリスが電線の上を走っているのをたまに見かけるので、何かしらの拍子に停電が起きても不思議ではありません。実際に海外ではリスが電線をかじって停電した事例はいくつか報告されています。

海に面しており強風で電線が切れることがある

由比ガ浜海岸

鎌倉市は海に面しており、台風などで強風があった際に、強風や強風で飛ばされたもので電線が切れることがあり、停電が発生することがあります。

鎌倉市は無電柱化を推進していますが、海岸線だけでもまだ数年はかかります。

鎌倉は停電の被害が甚大になりやすい

鎌倉は強い台風の時に停電の被害が甚大になりやすい傾向にあります。

2019年の台風15号の影響

増水した川

2019年9月9日、関東に甚大な影響を及ぼした台風15号、一番被害を受けたのは千葉県でしたが、神奈川県も大きな被害を受けました。

9月10日夜の次点で鎌倉は神奈川県最多の停電件数となっていたそうです。

鎌倉市のお隣藤沢市は鎌倉市よりも人口・世帯数ともに倍以上ですが藤沢市よりも鎌倉市の方が停電件数が多くなった要因は谷戸という鎌倉の地形が大きく影響したものと思われます。

鎌倉で停電が多い地域

鎌倉で停電が多い地域はある程度偏っていて、下記のところの停電が多い傾向にあります。

  • 浄明寺
  • 二階堂
  • 大町

また上記の近隣でも影響を受けて停電することが多いです。

なお谷戸は鎌倉市には非常に多いため、台風時にどこで倒木などにより停電が発生するかはわかりません。

停電には至らなかったようですが、2023年6月9日には交通量が割と多い市役所通りの新佐助隧道で雨による影響で大規模な土砂崩れが発生しています。

2020年7月20日も鎌倉市津西でも雨の影響で崖崩れが発生しています。

対策を行いにくい地域もある

鎌倉でよく見かける崖

鎌倉市は谷戸が多いと書きましたが、谷戸の部分は崖になっていることも多いです。しかし私有地であることもあって、市が積極的に崖崩れの対策を行いにくい場合もあります。

鎌倉市は私有地の崖の対策工事費として助成金を出していますが、それでも自己負担があり中々対策が進まないのが現状です。

参考までに上記の場所は鎌倉市役所から直線距離でわずか150メートルほどの場所にある崖です。目の前は民家です。

最低限の停電対策をしよう!

停電の多い鎌倉に住む場合、最低限の停電対策は必須と言えます。

モバイルバッテリー

スマホの充電を行うモバイルバッテリーは持っていることを強くおすすめします。

停電になってもスマホは利用することが出来る場合が多いです。というのも携帯電話のアンテナ塔は停電しても数時間から24時間くらいは非常用電源で電波を送受信出来るようになっているからです。

デスクトップパソコンやテレビは停電時はまともに使えないので、スマホで情報収集することになります。

筆者も停電した時は、スマホで停電情報を集めていました。

1人1つのモバイルバッテリーを持つことをおすすめします。3人家族なら念の為に3つのモバイルバッテリーを持って各自で管理しておく癖を持つようにしましょう!

最低でも2000円以上のエレコムやAnker等のある程度有名なメーカーの5000mAh以上のものがおすすめです。

無名メーカー、よく知らないメーカーで安すぎるモバイルバッテリーは安全基準が満たされてないことがあるので、購入しないことをおすすめします。

乾電池と懐中電灯(ライト)

乾電池と懐中電灯(ライト)も持っていることを強くおすすめします。

出来ればヘッドライトタイプもあればなお良いでしょう。

というのもヘッドライトなら両手が使えるので、何か作業をする時に便利だからです。

なおロウソクも便利ですが、停電時には出来るだけ火を使わない方が安全です。誤ってロウソクが倒れてしまった時に暗いと発見が遅れるからです。

乾電池はいざという時に安心な大手メーカーのものがおすすめです。Panasonic等の大手家電メーカーのものの方が比較的消費期限まで使えることが多いです。

無名メーカーだと消費期限にはほとんど使えないということもあります。

ヘッドライトは、ジェントスやマイルストーン等のメーカーがおすすめです。

ジェントスは1978年創業の日本の懐中電灯メーカーです。

マイルストーンは1920年創業の冨士灯器株式会社という灯器(あかり)の日本の製造・企画・販売メーカーです。

雷サージ対策

停電の時に怖いのが停電した瞬間の過電圧や過電流です。

特に大雨ともなれば雷の影響でおこる雷サージです。雷サージとは雷が落ちた時に電線や電子機器に瞬間的に発生する異常な過電圧や過電流です。

停電時も似たようなことが起こるため、電源タップは雷サージ対応のものを選んでおくことをおすすめします。

なお雷サージ対応の電源タップは数年おきに買い替えることをおすすめします。雷サージを1度防いでいたら、次は防げなくなっていることが多いので。

また知らないメーカーよりも知っているメーカーのものをおすすめします。

いろいろと準備をして置こう

もちろん災害時の対策として水やカセットコンロ、非常食等の「非常用持ち出し袋」などのセット品を用意しておくことも良いのですが、停電時はまずは情報を集める・最低限の安全対策をするということで、モバイルバッテリーと懐中電灯(ヘッドライト)を用意しておきましょう!

非常用持ち出し袋も購入しておくことはおすすめします。

以上、鎌倉の停電についてでした。

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