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鎌倉のチベットってどこ?鎌倉のチベットと言われる今泉・今泉台

鎌倉のチベットってどこ?鎌倉のチベットと言われる今泉・今泉台 鎌倉Q&A

鎌倉について調べていると「鎌倉のチベット」という言葉を聞いた人もいるのではないでしょうか?

あまり言われることのない言葉ですが、鎌倉には「鎌倉のチベット」と言われるエリアがあります。

鎌倉のチベットはどこ?

鎌倉のチベットと呼ばれるエリアは、観光ではあまり馴染みのないエリアです。

鎌倉のチベットは、鎌倉市今泉・今泉台

鎌倉市今泉・今泉台の景色

鎌倉市今泉・今泉台の景色

鎌倉のチベットとは、鎌倉市の北東部に位置する鎌倉市今泉・鎌倉市今泉台の辺りを指すことが一般的です。

2000年頃には言われていた「鎌倉のチベット」と言われていたそうです。

鎌倉駅からも大船駅からも遠く、山を崩して造成した住宅街がメインであるこの辺りは鎌倉にしては標高が高く、町に通じる大型車も通れる自動車道は1本のみで閉ざされた環境であること、そして静かな環境と自然が豊かなことから、いつのまにか呼ばれるようになっていました。

今泉・今泉台へ自動車でいける道は2本のみで、そのうち1本は北鎌倉からです。ただし大型車は通行禁止、また時間によっては一方通行になっていたり時期によっては終日一方通行になります。そのため大型車も通れる道は1本のみとしています。

チベットと言えば密教を想像する人も多いかもしれませんが、今泉・今泉台でお寺は2つのみで、うち1つは実質的に閉鎖されており1つしかないため、仏教は関係していません。

また今泉台は大船周辺と比べて気温が低いことが多いそうで、例えば冬だと大船付近で雨でも今泉台だと雪になっていることが過去にはあったそうです。

そして雪が積もると今泉台へといくバスは大船に戻ることなくまさに鎌倉湖の周りのみを循環して、その近くまで大船からバスがきて乗り換えていたそうです。

大船あたりはチェーンを巻かなくてもバスはどうにかなるそうですが、今泉台へと至る坂はチェーンなしだと無理だからということでした。

鎌倉のチベットには何がある?

鎌倉湖(散在ガ池森林公園)

鎌倉のチベットと呼ばれる今泉・今泉台には有名な観光スポットはありません。中央には鎌倉湖(散在ガ池森林公園)という自然豊かな公園があります。

鎌倉と言えば寺社を想像する人も多いですが、多少名前が通っている寺社は今泉にある白山神社と称名寺があります。

また鎌倉と言えば低山ハイクで訪れる人も多い天園ハイキングコースがありますが、今泉台には天園ハイキングコースの入口が2ヶ所あります。

十王岩からの鎌倉の眺め

天園ハイキングコース上にある十王岩と呼ばれるところから見る鎌倉の景色は素晴らしいですが、十王岩への最寄りの入口が今泉台6丁目にあるので、十王岩からの景色だけが見たい人がたまに訪れる場合があります。

実際の今泉・今泉台は住宅街

今泉台の風景

実際の今泉・今泉台は閑静な住宅街で、約6500人の人が住んでいます。

ただし周りは山で囲われており、高所かな?と思う雰囲気はあるところです。

実際の今泉・今泉台の生活環境や住みやすさは下記記事を参考にしてください。

もう1つある鎌倉のチベット

江ノ電 極楽寺駅

江ノ電「極楽寺駅」で有名な鎌倉市極楽寺も「鎌倉のチベット」と呼ばれることがあります。

これはノンフィクション作家・探検家の角幡唯介(かくはた ゆうすけ)氏が言い出したことで稀に言われるようになりました。

極楽寺もまた鎌倉のチベットとよばれている。濃い自然だけでなく、標高50メートルの〝山岳地帯〟にあり、しかも極楽という仏教観念が名に冠せられているのだ。チベット以外に呼びようがない。

POPEYEより

ただ個人的には極楽寺は観光化されすぎていたり、話題になりすぎていて、また標高も十二所近辺や今泉台周辺に比べると、それほど高くないので、あまりそう感じはしませんでした。

極楽という名称は確かにチベット仏教的な感じは受けると思います。

鎌倉の秘境は鎌倉市十二所

鎌倉市十二所にある朝夷奈切通

鎌倉市十二所にある朝夷奈切通

チベットというと秘境というイメージを持つ人もいるかと思いますが、「鎌倉の秘境」と呼ばれるところもあります。

それは鎌倉市十二所です。鎌倉市の東端に位置する十二所は隣の逗子市・横浜市にまたがる大きな森林区域があり、森の深さで言えば天園ハイキングコース以上です。

鎌倉の秘境と言い出したのは恐らく漫画「鎌倉ものがたり」(作者 西岸良平先生)からです。

鎌倉のハイキングコースはほぼ周りましたが、一番山を深く感じたのは十二所の朝夷奈切通付近でした。

朝夷奈の熊野神社

朝夷奈の熊野神社

住所的には横浜市ですが、登山道を通らないとたどり着けない「熊野神社」もあります。

天園ハイキングコースは観光地化されすぎて、普通に人も多いコースがほとんどです。しかし朝夷奈切通辺りのハイキングコースは十二所果樹園に抜ける比較的メインのハイキングコースでも人に出会うのは稀です。

なお天園ハイキングコースも東端は十二所にあります。

だから個人的には「鎌倉のチベット」は鎌倉市十二所じゃないかな?と思っています。

鎌倉のチベットはどこか?アンケート結果

鎌倉のチベットと言えばどこか?というアンケートを実施しました。

1位は過半数近くが「今泉・今泉台」でしたが、2位は「十二所」という結果に。

極楽寺は3位で割とそういう印象を持つ人がいるようです。

他にも下記のところが挙げられていました。

  • 二階堂・浄明寺の小型分譲地(緑苑台・江ノ島電鉄旧分譲地・住友団地)
  • 梶原
  • 半僧坊(建長寺の最奥)
  • 天園(天園ハイキングコースの最高所付近)
  • 仏法寺跡

鎌倉は簡単にはいけない史跡跡がいくつかあり、その辺りも秘境っぽく感じる所以から仏法寺跡も含まれたのかな?と推測します。

二階堂もそれなりに森と山

鎌倉市二階堂も大半は谷戸のエリアで、天園ハイキングコースの森・山の半数近くの面積が二階堂が占めており、森・山が多い地域です。

二階堂の緑苑台と呼ばれる分譲住宅地は入口が1ヶ所のみで、今泉台の分譲地よりも不便に感じるかもしれません。

二階堂は今泉台にも隣接しており、また十二所にも隣接しており、天園ハイキングコースから朝夷奈切通にかけての山岳?エリアが秘境っぽさを感じられるところから「鎌倉のチベット」という感じを受けるのかもしれません。

以上、鎌倉のチベットについてでした。

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