吉沢川入口は、天園ハイキングコースの非公式の入口・登山道です。
ほとんど使う人はおらず、お塔の窪やぐら群を見たい人がたまに通るくらいです。
そのためかなり荒れたコースになっており、あまりおすすめ出来るルートではありません。
*正式な天園ハイキングコースでは無いため、正式な入口名がありません。そのためここでは「吉沢川入口(お塔の窪やぐら群 経由)」としています。
吉沢川入口 詳細とアクセス方法
- 入口付近の住所:〒248-0001 神奈川県鎌倉市十二所233 付近
- 駐車場:なし
- コース手前の最寄トイレ:鎌倉駅起点の場合、鎌倉駅
- コース手前の自動販売機:十二所神社バス停付近の自動販売機
- 携帯・スマホ:ほぼ通じる(ソフトバンクで一部通じない時あり)
- 入口の標高:39メートル
- 大平山までの参考コースタイム:30~40分
吉沢川入口へのアクセス方法
鎌倉駅から京急バス「鎌23・24」系統に乗車、「十二所神社」下車・徒歩約7分
バスは鎌倉駅から出ており、乗場は4番からですが、ハイランド行きだと十二社神社バス停まで行かないため、間違えないようにしてください。
金沢八景行き・大大刀洗行きに乗車してください。
なお途中で「十二所側入口」を通過します。
入口は非常にわかりにくいですが、民家に入る直前、右側を見ると吉沢川の柵があるので、柵の横が入口になっています。
なおここから先もかなりわかりにくいコースになっています。
吉沢川入口の難易度
- 難易度:中級者以上
天園ハイキングコースは基本的に初心者向きのコースですが、このコースはある程度の登山経験者用のコースと言えます。
沢登りとまでは言いませんが、川の上を直接歩く部分があり、増水時には危険を伴います。
水位が低い時であれば川の上に出ている岩の上を渡れば靴が濡れることもありませんが、滑りやすいので注意が必要です。
また上記写真のような太いとは言えない木を2本組み合わせた橋のようなところもわたります。もっともほとんど水が流れてない川の上なので、川に水がなければ降りて渡れますが、水がある時なら、こういった橋を渡らないといけません。
更に草木が茂り、倒木も多いため、登山経験が無い人だと厳しいコースになっています。
吉沢川入口の注意点
晩春から初秋にかけては、飲料(水分)の持参は必須です。
飲物を持ってきていない場合は、鎌倉駅方面から向かうのであれば鎌倉駅で用意しておくことをおすすめします。一応バス停を降りて向かう途中に自動販売機はありますが(2022年3月現在)、種類も少ないため、鎌倉駅で用意した方が無難です。
最寄りのバス停から、登山口まで近隣に公衆トイレも無いため、鎌倉駅で済ませた方が無難です。
もっとも近い公衆トイレは、光触寺の公衆トイレですが、それだとバス停は「十二所」が最寄りのバス停となります。
冬場でもかなりの草木の茂り
冬場の後半、2月頃でもかなり草木が茂り、しばらく雨が降ってない状態でもぬかるみがひどいコースです。
天園ハイキングコースのほとんどは、スニーカーでも大丈夫なところが多いですが、このコースはスニーカーだとかなり危険なので、出来れば登山靴で向かうのがおすすめです。
天園ハイキングコースとの合流は貝吹地蔵近く
天園ハイキングコースの本コースとの合流地点は貝吹地蔵の近く、貝吹地蔵の南側約50メートルくらいの地点です。
天園ハイキングコースには上記のように緊急時に居場所を伝えるための番号標識がありますが、No.5近くに出ます。
十二所神社コースへの分岐もある
吉沢川を渡る時、反対側にも登山道が見えますが、その登山道を進むと十二所神社コース・鎌倉霊園入口のルートに出ます。
横浜市側から天園ハイキングコースに入る、かなり遠回りになるので注意してください。
吉沢川入口の見どころ・おすすめの時期
- おすすめの時期:冬から早春
倒木が多い時期は夏から秋にかけての台風の時期です。また草木が生い茂るのもその頃の季節です。だから夏から秋にかけては、あまりおすすめしません。
春から夏にかけても雨が多いためぬかるんでいて危険な場合もあります。
以上のことから、危険な期間を除くと冬から早春(12月から2月くらい)がおすすめの時期となります。
見どころはコース途中に「お塔の窪やぐら群」というやぐら群があります。大規模なものではありませんが、やぐらに興味があれば立ち止まって見てください。
また吉沢川の上流域は、綺麗な岩場になっているので、その風景も見どころです。
コメント