鎌倉でもっとも紅葉が綺麗なところは?と地元に詳しい人に聞くと多くの人が答えるのが、紅葉谷、獅子舞谷の紅葉です。
中には鎌倉で一番綺麗な紅葉が見られるところと言う人もいます。
紅葉谷とも獅子舞谷とも呼ばれる紅葉の様子を写真を添えて紹介します。
天園ハイキングコースの紅葉が綺麗なところはどこかな?と探している方に一押しのスポットです。
紅葉谷・獅子舞谷の紅葉について
天園ハイキングコースの登山口の中に「獅子舞谷口・紅葉谷入口」と呼ばれる登山道入口があります。
正式な登山口では無いため決まった名前はありませんが、紅葉谷(もみじがやつ)、獅子舞谷(ししまいだに)と呼ばれています。
この登山口から歩くこと10~15分くらいのところにモミジが数多く植えられているところがあり、早い年で11月下旬、例年で12月上旬から中旬にかけて一斉に紅葉して森の中が真っ赤に色づきます。
紅葉谷・獅子舞谷へのアクセス方法
紅葉谷・獅子舞谷へは、鎌倉駅東口の5番バスのりばから「大塔宮(だいとうのみや)」行きのバスに乗り、終点の「大塔宮」でおります。
大塔宮は鎌倉宮という神社の別称です。
上記の写真の左側がバス停なので社殿を見ながら右側に進みます。右側に進むとトイレがあるので、トイレの前を通り一般道に出たら左へ進んでいきます。
進んでいくと永福寺跡という公園のような史跡に出ます。永福寺跡の中を通っていっても良いですし(ただし入れるのは朝9時以降)、永福寺跡にそって歩いていっても大丈夫です。
永福寺跡の奥の出口あたりに上記写真の橋があります。亀ヶ淵橋と呼ばれる橋です。この橋を渡り、道にそって進んでいきます。
変電所が見えてくるので更に進むと上記写真のように砂利道になります。ここが「獅子舞谷口・紅葉谷入口」と呼ばれる登山口です。
登山道を進んでいくと上記のような登山道の脇を小川が流れる道になります。
この辺りは切通となっており鎌倉らしい山の中の道です。
徐々に紅葉が増えてくるので、紅葉谷・獅子舞谷の紅葉スポットということがすぐにわかります。
紅葉谷・獅子舞谷の紅葉の様子
訪れたのは12月7日、天気は今ひとつだったものの紅葉はピークでした。
紅葉したモミジの天井が出来ていて、空気までも赤く感じるほどです。
人はあまり多くない場所ですが、それでも11時くらいからある程度は混雑してくるので、なるべく人が少ない時間ということなら10時前までに到着していると、比較的人は少なめです。
これで天気が良ければ最高なんだけどな…と思ったものです。
そして12月13日、快晴の日に再び訪れます。
先週よりは若干、葉は落ちているものの、まだまだ美しい紅葉で、空の青さに赤いモミジが非常に綺麗に映えて、最高の景色です。
ここの紅葉が綺麗なのは、朝日が差し込んでくる10時少し前くらいです。谷なので、朝日が差し込むのが少し遅くなっています。
朝日が差し込んでくると、紅葉が光り輝くように見えます。
本当に美しい景色です。
なおこの場所が登場する漫画があります。映画化もされた「海街diary」のコミック1巻第3話です。
紅葉谷の上、天園ハイキングコースにも出よう
天気が良ければ、紅葉を見て引き返すのは非常に勿体ないです。
ここから後5~10分ほど山頂方面に行くと、天園ハイキングコースの本ルートに出ますが、本ルートに出る少し手前で振り返ってみると…
富士山が見えます!
12月7日の時は富士山は見えなかったものの山のところどころで紅葉しているのがわかる景色でした。
12月13日は、紅葉していた葉が落ちてしまっていて、紅葉している状態がほとんどわからなくなっていましたが、富士山が見えました。
富士山と紅葉した木々をいつか見たいものです。
本ルートに出て少しだけ岩場を登ると更に景色の良い場所があります。
天園休憩所裏側の展望スポットと名付けています。
ここからだと鎌倉の海と街、そして富士山が見えます。
晴れていたら最高の景色です。
先程より少し高い位置になるので、富士山がより広く見えます。
紅葉谷・獅子舞谷の紅葉を見に行こう
登山・ハイキングに興味がなくても美しい紅葉と景色に興味があるのなら、是非12月上旬から中旬に鎌倉に来ることがあるのなら、紅葉谷・獅子舞谷の紅葉を見に来てください。
鎌倉の中でもっとも美しいと言われる紅葉です。
登山と言っても、休みながらゆっくり登っても登山道入口から30分もあれば到着するレベルです。またスニーカーでも大丈夫なレベルです。
帰りには紅葉が美しい瑞泉寺や鎌倉宮に立ち寄ってみても良いのではないでしょうか?
以上、紅葉谷・獅子舞谷の紅葉についてでした。
コメント