江ノ電の長谷駅と極楽寺駅のほぼ中間、やや長谷駅よりに位置する力餅家は、300年以上続く老舗の和菓子屋です。
人気は「権五郎力餅」で、ふわっとした、でも弾力のある美味しいお餅の上に風味豊かなこしあんは何度も食べたくなる美味しさです。
実際のお店の様子や食べた感想を写真を添えてお伝えします。
創業300年以上の力餅家の外観と店内の様子
長谷駅からはいろいろな行き方がありますが、長谷駅のすぐ横の藤沢鎌倉線を南下して、突き当りを右に右折して少し歩くと力餅家が見えてきます。
右から左への横書きで「鎌倉名物 夫婦饅頭」と木製の看板、そして店舗左側の丸い郵便ポストが目印です。
またお店の前には、「権五郎力餅」の名前の由来にもなった御霊神社の(五霊社鎌倉権五郎景政)の社号標が置かれています。
御霊神社は、神社の入口の目の前が江ノ電ということでも有名な神社です。
紫陽花の時期は江ノ電と紫陽花を一緒に撮影出来るスポットとしても人気!
休日ともなると多くの人が撮影に訪れています。
力餅家の店内は広くは無い、むしろ狭いのですが、美味しそうな和菓子がいろいろと並べられていました。
最初に訪れたのは2021年6月ということもあり、店内は2人までの入店制限となっていました。
名物であり人気の力餅は10個入と16個入があります。
16個入1080円、10個入670円で、16個入の方が割高(10個入り1個67円・16個入1個67.5円)ですが、16個入の方が箱がしっかりしている分、お土産向きです。
力餅以外にも源氏山というお菓子が神奈川県指定銘菓になっているようです。
力餅を注文後、店内を撮影して良いか確認したところ、とても優しく「どうぞ~!」とおっしゃっていただき撮影させていただきました。
総業300年以上の力餅家
力餅家は創業300年以上と言われることが多いのですが、出来た年は明確にはわかっていないようで、元禄年間(1688年から1703年)と伝えられています。
一番遅い1703年でも320年くらい続いていることになり、鎌倉でも恐らくはもっとも歴史のある和菓子店とされています。
力餅家の「権五郎力餅」を食べた感想
実際に16個入を買ってきて食べてみました。
なお「権五郎力餅」の読み方は「ごんごろう ちからもち」です。
権五郎は平安時代後期の武将で正式な名前は、鎌倉 景正(かまくら かげまさ/平 景正:たいら の かげまさ)と言い、通称が権五郎でした。
とても柔らかいので、箱から出してお皿に盛り付けると形が少し崩れます。
そして実際に食べた感想は…
美味しい!お餅はもっちりとしていて柔らかいけど歯ごたえもほどよくあり、餡は甘いものの、甘さが口の中に残らずさっぱりとした美味しさ。
これは癖になる美味しさです。
権五郎力餅、赤福と比べてどうなの?
何となく赤福(三重・伊勢の名物)と似ているけど、どうなの?と思う方もいるかもしれませんね。
管理人は伊勢のお隣志摩市に住んでいたこともあり、赤福は何度も食べたことがありますが、赤福とは別ものです。
比べるのがおかしいように思います。
もちろん好みもあるので、どちらかが好き!ということはあると思いますが、力餅は力餅らしい美味しさがあり、力餅家の近くを通ったら是非購入して欲しい鎌倉のお土産におすすめの一品です。
どちらが好きか?と聞かれると両方好きって答えますね(笑)
ただし、権五郎力餅の賞味期限は購入日当日に設定されているため、お土産で翌日に渡すのには適していません(赤福は夏季は翌日まで、冬季は翌々日まで)。
力餅家 詳細とアクセス方法
- 住所:〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下18-18
- 電話番号:0467-22-0513
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:水曜日・第三火曜日
- 駐車場:無し
- マップコード:8 184 733*53
- 公式サイト:なし
- 食べログでチェック
力餅家 アクセス方法
- 江ノ電 長谷駅から徒歩約4分(約300メートル)
- 江ノ電 極楽寺駅から徒歩約6分(約500メートル)
観光で訪れるのであれば極楽寺駅からの方が下りの坂道なので、上り坂が苦手な方には極楽寺駅からがいいでしょう。
極楽寺駅で降りて極楽寺や成就院を参拝した後に力餅家に立ち寄り、その後に御霊神社や長谷寺、鎌倉大仏を見に行くのがおすすめです。
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