友引の運勢(縁起・吉凶)は?結婚式や葬儀(冠婚葬祭)は?

気にして無いようで気にしてしまう六曜、その中でも「友引」って実際のところどうなの?と思う人の方が多いのではないでしょうか?

友引は本当はどんな意味合いがあるのか、結婚式や葬儀などの冠婚葬祭において、どう考えれば良いのか詳しく説明します。

友引は基本的には「良くも悪くも無い日」ですが、友を引き寄せるという考え方をすれば吉日にも凶日にもなります。

友引の意味と読み方と運勢(縁起・吉凶)

友引の意味と読み方

元々は「共引き」という意味で、勝負の決着がつかない良くも悪くもないとされる日とされていましたが「友引」と書くようになり、「勝ち負けなし」「友を引き寄せる」という意味合いで使われることが多くなりました。

読み方は「ともびき」「ゆういん」とありますが、圧倒的に「ともびき」と読まれることが多いです。

友引の運勢(縁起・吉凶)

友引の吉凶は、お昼12時前後は凶で、それ以外は吉というのが一般的な解釈です。

お昼12時の前後1時間くらいは控えめにした方が良いかもしれません。

友引のの結婚式や葬儀(冠婚葬祭)、納車や引越の考え方

結婚式や葬儀等の冠婚葬祭における友引の考え方を紹介します。

成人式や七五三などの年齢の節目(冠)

鎌倉宮と七五三の看板

成人式や七五三などの年齢の節目における「冠」において友引は良いのか?と言えば、全く問題ありません。というよりも向いています。

成人式は1月の第2月曜日と決まっており、地域によっては前日の日曜に行うこともあり、日付の変更は出来ません。

ただ出席出来ないから写真だけでも撮ろうということで、撮影予定日が友引なら問題ありません。

七五三は11月15日前後に行うことが多いですが、大安と友引は神社が混雑することが多いので、予約制の場合は予約が取りにくいかもしれません。

鎌倉市内だと鶴岡八幡宮や鎌倉宮などで七五三のご祈祷を受ける人が多いですし、写真撮影とのセットを申し込む人も多いですが、ここ最近は仏滅でなければ…ということで友引や大安以外に来る人も増えています。

結婚式や入籍日・結納(婚)

結婚式においては大安と同じくらい友引は人気のある日です。

ただし式そのものや結納等で食事会を行う場合は12時前後は控えた方が良いかもしれません。

お葬式やお通夜(葬)

葬儀やお通夜はほぼ仏教葬儀になると思います。六曜は仏教とは本来関係ないものですから、気にすることはありません。

ただし年配の方で気にされる方がいるので、口うるさい年配の親戚がいる場合は避けた方が良いかもしれませんが、六曜を気にしすぎるとお葬式を行える日はほとんどありません。

ただし葬儀そのものは友引は控えるべきと言われており、非常に嫌がられることもあります。

法事や法要・神事(祭)

冠婚葬祭の「祭」は先祖の霊をまつる行事全般を意味します。法事・法要がそれにあたります。または家を建てる時の棟上げ式や地鎮祭も拡大解釈すると「祭」になります。

法事・法要や棟上げ式、地鎮祭を友引に行っても良いか?というとお葬式同様全く問題ありません。

法事・法要はほとんどの場合仏教方式で行うので、そもそも六曜とは関係ありません。そしてお寺の方に聞いてもらえばわかりますが、全く気にすることでは無いと言われます。

キリスト教であればもっと関係ないので気にすることは一切ありません。

納車や大きな買物

車の納車や大きな買物の時は、縁起を担ぐ人も多いですよね。

友引の日に納車や大きな買物は良いか?と言えば問題ありません。

ただ納車に限って言えば「友引」は「友轢き(ともびき)」につながるという人が極稀にして嫌がる人もいます。

引越し

引越しに友引は良いか悪いかを言えば、問題ありません。

また荷物を出して翌日に荷物を受け取る・新居での生活が始まる引越は少しだけ注意した方が良いかもしれません。

というのも友引の翌日は基本的に「先負」になります。先負は午後は良い日とされるので、荷物の受取・新居への入居は午後からの方が縁起を担ぐのなら良いでしょう。

*引越しの荷物出しの日が旧暦の30日もしくは29日だと翌日は友引にならないことがあります。

鎌倉と友引

鎌倉で「友引」というと何を思いますか?

鎌倉は寺院が非常に多い土地ですが、お寺の方は「友引=休日」もしくは「友引=会議や寄り合いの日」と考える人もいるそうです。

建長寺の三門

というのもお寺の方・住職さんと関わることが多いのは何と言っても葬儀でしょう。

でも友引の日は近隣の火葬場が休場になっている場合も多いので、葬儀そのものが行われないことが多く、友引の前日もお通夜が少ないこともあり、寄り合い・会議、休日は友引の日にしていることが多いそうです。

檀家の葬儀ともなれば駆けつけなければいけないこともある住職さんですから、友引だけはゆっくり休みたいと思うこともあるかもしれませんね。

以上、友引についてでした。

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